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2005年2月

2005/02/28

デビルマンのあの人が

さっき目が醒めて、TVニュースで知りましたが、『デビルマン』の那須監督がお亡くなりになったそうで。なにしろ遺作があれなもんですから、こんな複雑な死もありません。いや死そのものは万人に平等なのですけども。でもある意味、最後の最後で「その年一番の話題作」を発表して亡くなったわけですからね。『ピンチランナー』が最後にならなくてよかったのかもしれないです。

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2005/02/27

インドネシアで漫画喫茶

kochimanじつは数年前からある老舗サイトなのでご存じの方もいるかもしれませんが、インドネシア・ジャワ島で漫画喫茶を経営している日本人のwebサイトがあるんですよ。「こちらインドネシアジャワ島漫画喫茶~こち漫~」っていうんですけど。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~alam/kotiman.htm

サイトを運営しておられる「へいちゃん」氏と俺は一面識もないんですが、4年くらい前から愛読しておりました。最近はあまり活発な更新がないみたいで寂しいんですけど、なかなか面白く、かつすぐれもののページだと思いますよ。

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2005/02/25

「ウェブログ虎の穴」ツッコミ専用スレ

先日お知らせした「ウェブログ虎の穴」ですが、さきほど無事更新されたようです。

http://www.cocolog-nifty.com/toranoana/index.htm

そんなわけで、本日はここを感想&ツッコミ専用スレとして解放したいと思います。遠慮なくどうぞ。ただ俺はこれからNHKの収録(笑)で夜まで帰りませんので、反応はその後しかできません。さきほど北朝鮮製スーツの着心地を確かめたところです。

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2005/02/24

アメリカのwebマンガ事情

箱男さんの2月23日のブログでアメリカのwebコミック最新事情が紹介されています。

http://d.hatena.ne.jp/boxman/20050223#p1

このエントリに登場するスコット・マクラウドは、いうならばアメリカの夏目房之介で、マンガ(コミック)をその構成原理から解き明かしたマンガ表現論の海外での第一人者。夏目さんと俺が中心になって『別冊宝島EX・マンガの読み方』(宝島社/復刊リクエスト受付中)を著した直後に、マクラウドの存在を岡田斗司夫氏から教えられ、「まったく同じ事(マンガ表現論)を考えている奴があちらにもいたんだな」と夏目さんと二人で大いに驚いたことを覚えています。

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2005/02/23

昨日のご報告と各種業務連絡

050222-3えー、昨日の件ですが無事に100万PVを越えていました。とりあえず証拠画像を載せておきます。次にこういうことをやるとしたら200万PVかな。

それで確定申告ですが無事になんとかなりそうです。俺の都合で提出は今週土曜になりそうですが、さすがに5年も溜めると還付金の額もハンパではなく、ちょっとしたボーナス気分です。イヤ別に取られすぎていたものを返してもらうだけなんだけども。

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2005/02/22

祝100万ヒット御礼(予定)

050222ええと、本日は午後から外出して、たぶん家に戻らないので先に御礼告知しておきますが、このままアクセス数(最近は一日平均1万/PV)が推移すれば本日中に100万/PVに達することがほぼ確実となりました。昨年12月14日に当ブログを開設して2ヶ月あまりが経過し、これも皆様のご愛顧のたまものと感謝しております。

おかげさまで先日はココログ事務局が運営している「ウェブログ虎の穴」から取材を受けたり(当月25日掲載予定)、月刊誌「ユリイカ」が次号はブログ特集(笑)なのだそうでそれの執筆依頼を受けたり、NHK地上波の「ものしり一夜漬け」に出演することになったり(今週収録予定)、なんかブログを中心に本業も回り始めた感じです。

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2005/02/21

ゲーム脳とかの事件報道について

たまには時事ネタとかいってみようかな。といっても、ちょっと前の記事ですけど、例の寝屋川事件と「ゲーム脳」を絡めた報道の一例。

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005021701.html

それでもって、ゲーム脳問題に関するリンク集があって、いろんな人がいろんなこと語っていて参考になります。

http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20030430A/

以上は伊藤剛くんのサイトからひろってきました。

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2005/02/20

手塚治虫の『バンビ』が復刻!

teduka-bambi長谷先生の17日のブログでも紹介されてましたが、あの! 手塚治虫の『バンビ』(昭和26年・鶴書房・左図)が復刻されるとのこと。やはり幻と呼ばれていた手塚版『ピノキオ』とのカップリングで、3000円くらいの定価になるとか。俺や長谷さんが入っている漫画史研究会のMLで流れた情報なので、確度は高いはずです。ただ第一報の段階なので、版元と刊行時期がまだわからんのです(現在MLで問い合わせ中)。わかったらお知らせします。

有名な手塚さんの「バンビを映画館で80回見た説」は、時期的に考えて、この作品を執筆するための取材だった可能性が高い。当時はビデオなんかなかったですから、映画館にスケッチブックを持ちこんで、必死に模写していたのだと思われます。手塚流ディズニー調が完成するのはだいたいこの前後の時期で、『バンビ』はマンガ史的にも貴重な作品だといえるでしょう。

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2005/02/18

【蔵出】結婚式スピーチ文例集

さっきHDDの整理をしていて、こんな昔の原稿を見つけました。原稿といっても公に発表したものではなく、90年代の半ば頃、友人(染谷くん)の結婚式用に発行された文集に寄せて書いたものです。文中、染谷真心くんとあるのは新郎のことです。彼は今、編集プロダクションに勤めていて、奥さんと可愛いお子さんたちとともに埼玉県で幸せに暮らしています。

文章は、たまたま部屋にあった「結婚式スピーチ文例集」から適当に文章をリミックスし、「ちょっとボケかかった老教授がかつての教え子の結婚式でスピーチするが、途中で何を話しているのかわからなくなる」という設定でまとめたものです。久しぶりに読み返したら、結構気が狂った文章なので以下、発表したいと思います。

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2005/02/17

[電]ご心配おかけしました

おかげさまで先ほど「電車男の語られ方」原稿、アップして編集者に送付しました。9枚近くなったので、少し削ることになるかも。でも実際これって50枚くらい、いや一冊本が書けそうなくらいいろんな問題をはらんだテーマだと思います。その作者不詳の作られ方とか、出版のされ方からして前例がないわけですし。

原稿にも書きましたが、「電車男以前・以後」で出版の歴史は変わるかもしれないです。よくも悪くもですが。

ところで発売は宝島社なんですが、正確な発売日とか、本のタイトルもまだ知らないんですよ。はっきりわかったら告知したいと思います。

いやしかし、原稿書きの最中の内的過程を逐次アップしつつ原稿を書くという今回の試みですが、半分くらいしか成功しなかったですね。いや難しいです。ただでさえ原稿書くのは辛いのに、つらさが数倍になりました。ちょっと、二度目はやりたくないですね。

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2005/02/16

[電]とにかく方針を決める

実は昨晩「私の裡(うち)なる電車男」というタイトルで、あえて素直な感想を書こうとしてみたのですが、何行か書いて

_| ̄|○

状態に陥ってしまいました。ほら、以前からオタク系の事件が起こるとこういう論調の文章があったじゃないですか。「宮崎勤はボクだ」とか「私もオウムに入っていたかもしれない」とか「シンジくんは俺だ」みたいなやつ。俺も、実はそういう文章を得意にしてまして、オウムをネタにした『私とハルマゲドン』なんかそれの集大成だったんですが、今回はさすがにこれだけで突っ走るのは辛くなりました。

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[電]寝てしまった…

     _| ̄|○

だが…勝負はこれからだ!

※つづく→

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[電]さて16日になってしまったわけだが

まだ一行も書けてない。
いや、注文は2500字から3500字とのことだから、普通に書けば3時間くらいか。2時間で書こうと思えば、書けなくもない。もっとも、それは方針が決まってからの話。いつもながら、原稿の方針が決まるまで、半日とかひどい時には三日くらいかかることもある。

そうなると、その間に別の仕事や雑事が挟まるから、どんどん原稿が遅くなる。こういうとき、商売間違えたかも、と本気で考える。こういうことを俺は20年以上も続けているのである。つくづく効率の悪い商売だと思う。いやまあ、世の中には一日50枚(20000字)平均くらい平気で書ける人もいるようだが、俺はとてもとても。

ブログの文章ならこうしていくらでも書けるのに、不思議なことである。逃避パワーというやつだろうか。締め切り当日にいきなり大掃除を始める人だっているし。

そもそも、なぜ俺は「電車男」の原稿依頼を受けてしまったのだろう。依頼時点では、読んでもいなかったのにだ。自分でもよくわからない。なぜ? いや、いかん、今は疑問を抱いている場合ではない。書かねば。なんか書こう。

※つづく→

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2005/02/15

[電]本日の編集者との会話

ついさっき、4時頃、編集者K氏より電話

竹熊「はい竹熊ですが」
K氏「Kですが…」
「あ、電車男の感想、締め切りいつでしたっけ」
「今日ですよ! ブログも見てますよ」

「ああ、それで前に俺が言ってたアレですけどね」
「本邦初!電車男方式で感想を書くってアレですか」
「そうそう。ブログで原稿執筆の一部始終を公開して、読者の意見を反映させながら書いてみようと思ったんですけど、やっぱ失敗ですわ」

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2005/02/14

業務連絡・さていよいよ

昨日は夕方実家の車に来てもらい、段ボール3箱ほどの領収書類を積んで実家へ。本日夕方までかかり、親の手を借りて確定申告の準備をして参りました。なんでこんな大事になってしまったかと申しますと、帳簿付けの大嫌いな俺が五年間も申告を放置してきたためです。還付金申告の時効は五年間ですので、もう待ったなし! 親に泣きついての修羅場となってしまいました。こんなのは小学校の夏休み以来です。親も70代だよ、おい。

まあそんなこんなで申告もようやくメドがつきましたので、先ほど帰宅。疲れたのでちょっと仮眠をとって先ほど起きましたが、これから「電車男」の感想を書かねばなりません。でもちょっとまだ頭真っ白状態です。

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2005/02/13

業務連絡・ぼちぼち尻に火が

gorugoえー業務連絡なんすが、まず竹熊の新刊の表紙ができあがりましたのでご報告します。昨年出した『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』に続く、イーストプレスの「竹熊漫談」第二弾であります。発売は3月20日頃。ただアマゾンとかだと17日くらいには購入できると思いますが、いずれにせよネットで一ヶ月先というのは結構長いので、発売1週間前くらいに改めて内容含めてご紹介するつもりです。今回はいろいろ秘密のオマケも用意していますのでお楽しみに。

それから火曜日は例の「電車男」の締め切りなんですが、そろそろ尻に火がついて参りました。いやスケジュール的には十分間に合うはずなんですけど、本日はちょっと実家に行かねばならん用ができまして、帰宅は明日の夕方くらいになります。その間、事実上ネットも仕事もできませんので、関係者の方は覚悟しておいてください。いや辛いのはあなただけではありません。私も辛いのです。

※つづく→

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2005/02/11

庵野さん何やってんですか

anno-nissan_001昨日別れた妻から緊急メールがありましてね、久しぶりだから何事かと思うじゃないですか。でメールの内容というのが、「日産のCMに出ているヒゲのおじさん、もしかして庵野さん?」と書いてあって。なんか微妙な映りかたなんでよくわからないと。CMなんていざビデオに撮ろうとすると大変じゃないですか。

実は俺も気になってたんですよ。やはりおとといくらいに一回見て「あれ?」って。それでネットで検索したら、某アップローダーにCMがアップされているじゃないですか。さっそくダウンロードして確認しましたよ。

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2005/02/10

【蔵出】中央線・夢のトーマス化計画

tomas-1【はじめに】電車男つながりということで、俺が昔「クイック・ジャパン」という雑誌に書いた「中央線トーマス化計画」をそのまま再録します。今後、旧作も「お蔵だしシリーズ」として掲載する予定です。ではでは。

デス渋谷系のよい子の皆さん! 皆さんは電車の中で退屈な時、どのようにして気を紛らわせますか? 本を読もうにも本がなく、居眠りをしようにも座席が満杯、そのくせ痴漢をするほど混雑もしていないアンニュイな昼下がりのJR。

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2005/02/09

「電車男」、読了

いやあ今し方ようやく読み終わりましたよ。本当は一日でパッと読むつもりだったんですが、いろいろ仕事が間にはさまってまして。

普通に面白かったです。結構途中で感情移入する部分もあったりして。こういうログ形式の本を読むのはたぶん電脳筒井線以来かな? あっちはパソコン通信でしたけど。筒井さんの本からも10年以上経ちますが、その間この形式の本がありそうでなかったのが不思議ですねえ。俺が知らないだけか?

で、一読者としてはこれでいいのだが、俺はこれから感想を原稿にしなければならないのだった。

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2005/02/08

雑誌の重みで床が

皆さんはもうニュースでご存じと思いますが、部屋にため込んだ雑誌の重みで床が抜け、九死に一生を得たおじさんがいましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000078-kyodo-soci

これを聞いて人ごととは思えない俺みたいな人もいたことだろう。まあ俺の場合、今の中古マンションに越すときに大量の本雑誌を処分しましたので大丈夫なのですが、ある時期まではそれはひどいものでした

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2005/02/07

「電車男」、途中まで読んだ

いまさらながらの「電車男」ですが、こないだ冒頭部分をちょこっと読んで以来、いろいろ忙しいことが続いて読めませんでした。今日は早起きしたので午前中に半分まで読んだ。エルメスと二回目のデートを終え、彼女の家に送っていくまで。

なるほど~、確かにこりゃハマルわ。リアルタイムで読んでいた(参加していた)人はとてつもなく面白かっただろうなあ。まあ2ちゃんねるではネタかリアルかを問わず、ときどきこういうスレッドが立つけど、これはかなり面白いスレなんだと思う。

でもやってることは、こういってはなんですがたいしたことないというか。まあ独身男性(毒男?)にとってはたいしたことなんだけれども、たぶんこれだけでは普通本にはならない内容だよねえ。痴漢から彼女を救ったという導入も、恋愛小説のコンテストに出したらまず、ボツになるようなものだし。でも2ちゃんという場で、微に入り細を穿ちリアルタイムで進行していくという臨場感はすごいものがある。

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2005/02/06

フィードメーターの謎

左バーの「ランキング」欄にフィードメーターというのがあるでしょう。これ入れてもう一ヶ月くらいになるんですが、じぇんじぇんランクが上がらないので不思議に思っていました。いやランクインすらしてないんですよ。どうも、RSSリーダーでの閲覧数に関係するメーターらしいんですけど、単にアクセス数の問題ではないみたいです。

ところでこちらのサイトでこのメーターの謎をいろいろ推理されてて、当「たけくまメモ」のことも引き合いに出されてます。それによると、こちらからトラックバックを積極的に打つことがランクアップの鍵らしいので、さっそく打ってみることにしました。

そうそう、このメーター、あの眞鍋かをり嬢のところもランクインしているんだけど、加藤ローサや室井佑月さんより下位なんで不思議だったんですよ。と思うと、ついこないだウェイン町山さんのブログが今頃ランクインしたと思ったら、いきなり星三つだし。でも、町山さんはともかく室井さんや加藤さんがトラックバック打ちまくってるとは考えづらいんだけどなあ。

まあ当メモも始まってまだ二ヶ月になってないくらいですので、まだ修行が足りないのだと思います。星三つになるまでがんばるぞ。

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2005/02/05

W・マッケイ(完)パイオニアとは何か

Amazon.co.jp: 洋書: Little Nemo in the Palace of Ice, and Further Adventures「パイオニアはすべてをやる」。これは昔、尊敬する西岡文彦さん(版画家・美術評論家)から聞いて、感銘を受けた言葉だ。

まず始めにモチベーションがなければならない。コママンガでいえば「絵で物語ること」、またアニメなら「絵を動かしたい」という素朴な動機でよい。ともかくこれは、ジャンルの成立に先駆けて内在している必要がある。

そこにハードウェアが発明される。マンガでいえば絵を大量印刷する技術の確立が最初にあり、次いでメディア(新聞)の発展があった。そこに誰かがフキダシやコマを組み合わせれば、絵で物語を紡ぐことができることに気が付いたのだろう。ここでのフキダシやコマは一種のOSである。記述の形式ができて、ようやく内容(ソフト)の出番となる。

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2005/02/03

W・マッケイ(5)世界最初の怪獣映画

Centaurs_003大作『沈みゆくルシタニア号』のあと、マッケイは手間のかかるペーパーアニメをやめ、セルアニメに切り替えた。初めての本格的セル作品は『ケンタウルス』(1919頃/部分のみ現存)ではないかと思われる。『ケンタウルス』は、その存在こそ知られていたものの、永らく幻の作品となっていた。ネガが紛失し、プリントも失われていたと思われていたのだ。

ところが近年になって、ある倉庫にフィルムが眠っていたのが発見された。しかし保存状態が悪く、缶を開けたとたんにフィルムの大半が粉となって飛び散ったという。フィルムが癒着し固形化していたうえに衝撃を与えてしまったこと、そして半世紀ぶりに急激な外気にさらされたことによる悲劇であった。

現存する『ケンタウルス』は、残ったフィルムを注意深く修復したものだ。断片なのでおよそ2分ほどしか残っておらず、ストーリーはよくわからないが、若いケンタウルスの男女とその子供、そして年老いたケンタウルスの夫婦が登場する場面が残されている。どうやら老いと若さの対比がテーマの作品であるようだ。

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2005/02/02

「電車男」…まだ読んでません!

ついこないだ原稿依頼の電話が来たんですよ。なんせ出版不況じゃないですか、もう来る仕事は全部ありがたいですから、なんかちゃんと用件を聞く前から「あ、書きます書きます」って言ってしまいました。それは某社から出るという『電車男』のファンブックなんですがね。「ブームではありますが、竹熊さんには、読者に“こんな読み方もあったんだ”と思わせるような、新しい切り口でその、ひとつ」と言われたんで、「ハイわかりました」と。

で、電話を切ってからハタと気が付いたんです。俺まだ『電車男』読んでないんですよ。いやさすがに有名な作品なんで、だいたいの概要は知っているんですけど。アキバ系のオタク男が、電車の中で一目惚れした女とよろしくやる話でしょう? それが全国のオタクに希望を与えたとかなんとか。ちょっと違ってたらすいません。

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2005/02/01

桜玉吉、無事退院

Amazon.co.jp: 本: 御緩漫玉日記 (1)御緩漫玉日記 (1)Beam comix

昨日無事、退院したようです。さっき電話をかけたら彼にしては珍しくハイテンションで、いかに入院生活がアドベンチャーで面白かったか、とうとうと語ってくれました。ゆうに単行本一冊は描けるネタを仕入れたらしいですよ。 来月あたりのコミックビームから怒濤の病院ネタがはじまるはず。ファンは期待しよう。

花輪和一さんの逮捕の時も思ったけど、転んでもただでは起きないというか、どんな目にあっても、それがひどければひどいほどネタになってしまうのがモノカキとかマンガ家の因果なところでありましょう。

それでも玉吉の場合、入院が一日遅かったら生命も危ういところだったらしい(盲腸を我慢していて腹膜炎を併発)。中尊寺さんが亡くなったあとだけに、人生、なにがどうなるかわからない。そう考えるとぞっとするね、みたいな話をして電話を切ったところです。

そんなわけでみんな、快気祝いに玉吉の新刊でも買ってやってちょ。

【追記】なお、桜玉吉初体験の人は、いきなり最新刊からですとある意味で刺激が強すぎると申しましょうか、わけがわからないと思うのでシリーズ第一部の

防衛漫玉日記 (1)Beam comix

↑から読むことを強くオススメします。

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