インドネシアで漫画喫茶
じつは数年前からある老舗サイトなのでご存じの方もいるかもしれませんが、インドネシア・ジャワ島で漫画喫茶を経営している日本人のwebサイトがあるんですよ。「こちらインドネシアジャワ島漫画喫茶~こち漫~」っていうんですけど。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~alam/kotiman.htm
サイトを運営しておられる「へいちゃん」氏と俺は一面識もないんですが、4年くらい前から愛読しておりました。最近はあまり活発な更新がないみたいで寂しいんですけど、なかなか面白く、かつすぐれもののページだと思いますよ。
どこがいいかというと、海外で漫画喫茶を営んでいるという経歴自体のユニークさもさることながら、漫画を通じた日本とインドネシアの比較文化論にもなっており、そのうえで「海外で日本人が商売するにはどうすればいいのか」の詳細かつ有益なマニュアルにもなっているところです。
インドネシアも多くの東南アジア諸国の例に漏れず、日本マンガが大人気なんですが、ドラえもんやドラゴンボールの人気はまあわかるとして、植田まさし先生がこんなに人気あるとは思いませんでしたですよ。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~alam/best10.htm
一方では「あしたのジョー」や「魁!男塾」みたいな根性モノはさっぱりみたいです。けっこう民族性の違いを感じさせますね。
それでこのサイトのキモとなるコンテンツはこれ!
http://www5a.biglobe.ne.jp/~alam/cafeopen.htm
↑「海外漫画喫茶開業マニュアル」なんですけど、別に漫画喫茶ならずとも、東南アジアで商売するコツが伝授されていて非常に興味深い。特に「華僑の友達を作れ」なんていうところとか、まさに実体験に基づいたリアルなアドバイスですね。どうすれば華僑の友人ができるのかというと、一番手っ取り早いのは中国の大学に留学することだそうです。この内容、これだけでも本が一冊書けるんじゃないかと思いますがね。
海外で変わった商売している日本人ってけっこういると思うんですよ。俺が知り合った中では、中朝国境付近の町(もちろん中国側)でゲームセンターを経営していた日本人青年がいましたよ。日本から中古のプレステを20台、あと適当にソフトを持ち込んで、あちらの役人に賄賂をあげて正式に開業してたんだそうです。最盛期は二軒目の店まで出して、かなり繁盛したらしい。
ところがその人、かなりの軍事マニアでもあって、店に出入りする越境北朝鮮人のコッチェビからいろいろ北朝鮮グッズを買いあさっていたらしいんですよ。金親子バッヂとか、軍人の制服とか手に入れて喜んでいたら、当局に怪しまれていきなり捕まって強制送還になってしまいました。送還で済んでよかったよな、オイ。
一時期、俺も海外生活にあこがれたことがありましてね。4年前タイに行ったんですが、バンコクに住み着いて商売している日本人がたくさんいるんで驚きました。あちらもすでにインターネット社会ですから、ライターでも仕事になっているのがいるんだよね。物価は安いし、メシはうまいしでいいことづくめ。…と思うのはこちらが旅行者ゆえかもしれませんけども。なかには旅行者にたかって暮らしているヒッピー崩れみたいな日本人もいたしなあ。ああいう人を見ると、ふと明日は我が身と考えしまうのはなんなんでしょうね。それでなんとなく、海外移住は断念したんですけど。
そんなこんなで、数年前から、海外に脱出するノウハウ本の企画を漠然と考えていたんですが、とっくにそういう本は出ていたのでした。何冊かあるけど、安田氏のこれは特に詳しくてオススメかも。版も重ねているしね(クソー、もっと早く俺も出しておけば)。
アジアで起業!読本
なお同じ著者で、海外起業に特化した本もありますのでこちらもどうぞ。
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受信: 2007年9月 5日 (水) 20時34分
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コメント
結構海外にも漫画喫茶ってあるんですよね。
こないだニューヨークに行ったときにも、
ついうっかり探してしまい、観光をつぶし
て漫画を読んでしまっていたという。
http://sai.jp/mangany/
投稿: maven | 2005年2月27日 (日) 11時58分
売れてるんですね
http://www.famitsu.com/game/rank/hard/2005/02/24/121,1109218579,36685,0,0.html
投稿: プレステって | 2005年2月27日 (日) 21時34分
そのマンガ喫茶につげ義春や大友克洋を並べたらどうなりますかね。ほとんどの子供は「わけわかんない」って放り出すでしょうけど、なかには衝撃を受ける天才少年もいるかも。実験してみたら面白いと思うんですけどね。「ハレンチ学園」とか「OH!透明人間」とかでも面白そう。
投稿: SLASH | 2005年2月27日 (日) 22時23分
↑タイには美大出身の漫画家を中心にした「ガロ」みたいなマニア誌があるんですけどね。商売には、おそらくなってないと思うけど。
投稿: たけくま | 2005年2月27日 (日) 22時29分
タイ人の「マンガ家」だそうです。
http://www.nhk.or.jp/dig/projects/wisuit/index.html
ちなみにリタイアしたうちの親(となぜか妹も)が昨年タイへ移住しました。
北のほうの街なのですが、よい隣人たちに恵まれて楽しくくらしているようです。
で、商売を始めるらしいので、ご紹介の起業関係の資料、参考にさせていただきます。
投稿: の | 2005年2月28日 (月) 16時47分
はじめまして。
内容とはぜんぜん関係ないのですが、ふくしま政美さんが連載で復活すると聞きました。
もしよろしければ、復活に関して竹熊さんがどういった視点なのかの記事が読みたいです。
初めてなのにも関わらず、厚顔なお願いで失礼しました。
投稿: いぬ | 2005年2月28日 (月) 21時26分
>のさん
タイは暖かいですし、親切な人が多いので日本人には暮らしやすいと思います。老後をタイで、というのはありですかね。
>いぬさん
ふくしまさんの新連載のことは知りませんでした。今度はどこでやるのですか。うまくいけばいい…としか、今は言えないです。
投稿: たけくま | 2005年2月28日 (月) 22時48分
知り合いのアニメスタジオさんに聞きましたが、あちらなら日本語が喋れればヒーロー(発注側からも)だそうで、代々木アニメーション学院はマニラ校を作って海外留学させるといいみたいな話をしました。
投稿: のん | 2005年3月 1日 (火) 17時35分
>たけくまさん
エントリー内容と関係のない質問に答えていただいてありがとうございます。
アフタヌーン誌で来月から連載開始だそうです。
投稿: いぬ | 2005年3月 2日 (水) 09時10分