死ぬのが楽しくなりそうです
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_pictures/4215923.stm
アフリカのカラフルな棺桶屋さんだそうです。俺が死んだら、ぜひともここで棺桶を発注したいです。オタクの皆さんなら、メイドフィギュア型の棺桶に入って火葬場まで、ってのがいいかもしれませんね。これが本当の「フィギュア燃え族」なんてね、つまらなかったですか? すみません。
それでですね、俺が死ぬとしたら、こんなふうにしたいですね。江戸時代に林家六助という噺家がいたんですよ。この人が臨終間際に、死の床に弟子を集めて、「自分が死んだら、死に装束なんかもったいない、このままの格好で河原で焼いてくれ」と遺言をのこしたと。当時はまだ火葬が一般的ではなかったそうなんですが、師匠の遺言ですからね、みんなで泣きながら河原に運んで、薪の上に棺桶置いて火をつけたら、いきなりパンパンパーン!と花火が炸裂したそうですよ。
どうもこの人、みんなを驚かそうと思って、死ぬ間際に最期の力をふりしぼって身体に花火を巻き付けていたらしいんです。この逸話は宮武外骨の「有名無名」という明治時代の雑誌に載っているんですが、「これぞ滑稽の極みであろう」と外骨先生からも高く評価されてますよ。パンクな人もいたもんです。ところで、まったく同じ話が十辺舎一九の臨終の話として伝わってるんですけど、外骨先生によれば、一九は間違いで、林家六助が正しいそうです。まあ、どっちでもいいですけどね。
それで俺の場合、どんな棺桶に入りたいかですが、左のみたいなアヴァンギャルドなのがいいですね。そう、ハテナマーク型の棺桶とかいいかも。葬儀の出席者全員の頭に「?」が浮かぶようなね。「あの人は、最期に大いなる謎を遺して死んだ」とか言われたいものですよ。
なにはともあれ、人間、とりあえず死ぬまでは生きていたいですけどね。
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コメント
ふむふむ、自分は肉体的な死より、
電網上でたけくまさんの文章が
未来のいつまで生き残る事が出来るのかが
気になったりしますね。
投稿: 忍天堂 | 2005/03/16 22:18
いつも楽しく読んでおります。
ガーナの装飾棺桶については、都築響一さんが1冊にまとめてます。
http://www.aspect.co.jp/np/details.do?goods_id=63
それから、こういう企画も開催中。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/streetart/
福岡での展示では棺桶に入れたらしいです。入ってみたい……。
http://museum.city.fukuoka.jp/jf/2004/africa/html/africa.htm
以上、ご参考まで。
投稿: 寺田寅彦 | 2005/03/16 23:16
私もこんなのを見つけました。
http://xogij.blogs.com/xogij/2005/02/gravestone_shop.html
世の中いろいろ変てこだと思います。
投稿: boxman | 2005/03/16 23:16
昨年、川崎の岡本太郎美術館でアフリカ美術展があり、その展示の中で、こうした面白い棺桶も多数扱われていましたよ。イカ型とか面白かったなあ。
投稿: とーりすがり | 2005/03/17 01:48
□へぇ、花火ネタは十返舎一九のものと信じていて疑っていませんでした。林家一門が出自だったんですね。しかし、そうおっしゃる外骨先生には、五角形の入り口扉をどう開けたのかと伺いたい所存です(笑)。
「死んで花実が咲くものか」という言葉に対して「死ねば花火が咲くものぞ」と返した江戸っ子気質、粋ですね。
美しい埋葬と言えば、池澤夏樹の「骨は珊瑚、目は真珠」の記述に憧れます。死んで無となる個人であれば、生態系の中で有に転じたいものです。
生きている間は死なないんだろうなぁ、と思うとちょっと大変だな、とも思いつつ。
投稿: Francois Quevouxquien | 2005/03/17 02:52
林家と言えば先頃正蔵を襲名したのがいますが、林家正蔵は烏亭エンバ(済みません、変換できません)と並ぶ落とし噺史での重要な名跡なので、訳知りな人はさぞ不満だろうと思います。あんな無粋なのが正蔵を継ぐなんて。
粋とパンクは、或いは良く似た概念なのかも知れません。
投稿: Francois Quevouxquien | 2005/03/17 03:03
棺おけを宇宙に打ち上げ衛星棺にする
米映画がたしかありましたよね。
なんと言うタイトルだったかな?
『妖婆死棺の呪い』(ソビエト映画)
これは傑作だった!
ロシアの地方色がたっぷり出てくる
ゴーゴリの原作によるもの。
昨年、大垣駅ビル新星堂でDVDを
発見。購入しました。
いま見てもけっこうイケますね。
投稿: 長谷邦夫 | 2005/03/17 21:31
長谷さん>
トニー・リチャードソンの『ラブド・ワン』ですね
http://us.imdb.com/title/tt0059410/
イヴリン・ウォーの原作の脚色を担当したのは、テリー・サザーン。
またハスケル・ウェクスラーが、撮影のみならず製作も兼任しています
投稿: viewboo | 2005/03/17 22:01
↑、情報有難う御座います。
映画館で見損なってしまったんです。
TVで部分的に偶然見た程度です。
投稿: 長谷邦夫 | 2005/03/18 01:03
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投稿: blog_pqdk | 2007/06/20 18:52