タバコがまん一周年

実は昨年の今日（０４年１１月１９日）、深夜にタバコが切れ、たまたま雨が降っていたので、コンビニに行くのも億劫になり、これも何かのきっかけと思いまして「タバコがまん」を試みることにしました。

そして一年…なぜか、いまだにガマンし続けてます。

それまで２０数年、一日も休まず吸い続けていましたのに、思えばあっけないものでした。ニコレットとか、禁煙セラピーの類の本も一回も開いていません。

←俺は読まなかったが中川さんはこれで禁煙に成功したので中身は確かです！

以前マンガ家の中川いさみさんと話したとき、彼もヘビースモーカーだったのですが、氏の場合は『禁煙セラピー』を読むだけで止められたそうです。そんなに有効なことが書いてあるのですか『禁煙セラピー』。止めたいが、どうしても止められない人にはお勧めかもしれませんね。

俺の場合は「禁煙」と肩肘を張らずに「がまん」にしたのがよかったのかもしれません。がまんだと、なんとなくいつ戻ってもいいような気がするじゃありませんか。でも、あとちょっとがまんしてみよう…と思ううちに、なんとなく一年たってしまった感じです。

もう、挫けて吸ってもいいや……と実は今も思っているんですが、不思議なもので一年経つとあんまり吸いたくありません。

以前ＮＨＫの煙草の害特集で見たのですが、禁煙は、２時間、２日間、２週間、２ヶ月の壁があって、２ヶ月を超えればまず身体からニコチンが完全に抜けるので、成功なのだそうです。俺の場合は最初の２週間が一番きつかったかも。それからはぐっとラクになりました。

それで一年たってみると、なるほど他人の歩き煙草などが気になるので、ああ嫌煙の人は常日頃こういう気分を味わっていたのか、と申し訳ない気持ちになりました。が、ここで露骨な嫌煙主義者に変貌するのも転向左翼みたいでアレなので、俺の周囲の人が吸ってもかまわないことにしますが。

つか、振り返ってみると、タバコなんてそうウマイものではないです。これは吸い始めた頃から、なんてマズイのだろうと思ってましたから。もともと好きではなかったのかもしれない。でも一度習慣になってしまうとこれが止められない。中毒とはつくづく恐ろしいですよ。

考えてみれば、路上の自販機でもコンビニでもタバコは簡単に買えるので、その状態を放置して中毒患者のみを攻撃するのもおかしな気がします（昔からそう思っていました）。こと煙草のことになると、その人格を含めて過剰に攻撃する人もいますが、相手は哀れな薬物中毒患者なのですから、煙を憎んで人を憎まずで……といっても無理だろうなあ。確かに迷惑だものなあ、煙は。

喫煙者のときは、もう十年くらい、どんどん肩身が狭くなっていましたから、それなりに喫煙者も気にはしているんですよ。時代にはあらがえないというか。

そこでこの際、煙の出るタバコは禁止して、全部噛み煙草か嗅ぎ煙草にすればいいのではないでしょうかね。それでガンになろうとそれはもう自業自得ということで。

タバコがまんのつぎは、ダイエットと部屋の片付けなんですが、これは今のところ、タバコより難敵みたいです。

とほほほ。