ハイパー・アマチュアの時代
惑星大怪獣ネガドン(DVD予約受付中!画像をクリック!)
昨日、念願の「惑星大怪獣ネガドン」を無事に鑑賞して参りました。やはり大画面で見といてよかったです。あらかじめ送られていたサンプルのビデオ画面では、ロボットのデザインが妙に近代的な感じがして、じつは不満だったのですが、クリアな大画面で見ると細かいディティール、特に鋲を打った足の感じがジャイアント・ロボだったりして納得。すげえこだわりです。
最初に予告編見たときはもっとパロディ臭いのかと思っていましたが、本編を見ると怪獣特撮の基本を押さえた生真面目な造りで、ここまで正攻法で迫られると言葉もありません。パロディではなく、オマージュ・アートの傑作というべきでしょう。
http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/project.html(ネガドン公式サイト)
昨日は客層も妙に高年齢(30~40代が多そう)で、俺の周囲でもネガドンに興奮しているのは40代が中心。これは珍しいことです。「俺たち、これが見たかったんだよ!」という中年オタクどもの声なき声が聞こえてくるようです。
まるでピアノ線まで見えるかのような徹底したアナログ感覚が、全編フルCGで再現されたところがまず、すごい。キャラクターは部分部分「ポーラー・エクスプレス」でしたが、全編を覆う恐るべき熱気であまり気になりませんでした。
それから会場にフジテレビの笠井アナが居てビックリ。ちょうどこないだBSフジのクイズ番組(クイズ五人の壁・楳図カルト篇)でご一緒したばっかりで、向こうから声をかけてくださいました。 こちらも思わず「番組の取材ですか?」と聞いたら「いや、個人的な趣味です」とのこと。やはりオタクだという噂は本当だったのか。
昨晩は興奮して深夜に帰宅したのですが、そろそろPC落として寝ようかと思って最後に「やじうまWatch」を見ていたら、11月9日付記事ですごいのを発見。
↑フィンランドのオタク学生が中心になって制作された「スタートレック」のパロディ映画らしいですよ。それも1時間40分ある本格派だとか。試しに予告編だけ見てみたんですが、
こ、これが自主映画なのか!?
と深夜に思わず驚愕。「ネガドン」とは作品のベクトルというか、制作思想がまったく違うので同一に並べて語ることはできませんが、CGの進歩によるハイパー・アマチュアの時代を象徴する作品、という意味では共通するものがある。昔、20数年前にダイコンフィルムの8ミリ映画で「帰ってきたウルトラマン」(庵野秀明監督)を見たときにも同様の衝撃がありましたが。
正直、情熱と才能とPCがあれば個人レベルでハリウッド並の超大作を作れる時代が来てしまったという気がします。70年代にフランシス・コッポラが、たしか『地獄の黙示録』撮影中に受けたインタビューで、
「将来、カンザスに住む17歳の少女が、自宅の納屋でたった一人で『風とともに去りぬ』を造り上げてしまう時代が来るだろう」
と予言したことがありますが、本当にそうなる気がしてきました。
ただ問題は、現状だと時間がかかりすぎることですかね。ネガドンの粟津監督は25分のCGに2年半を費やしたそうですが、フィンランドの「スター・レック」の連中は数人がかりで7年の歳月をかけたらしい。後者は生身の素人役者を使ってますけど、スタジオはそこらのマンションの一室みたいなところで、ブルーバックの前で演じるだけ。背景は全部CGで造ったみたいです。たぶん予算は全然かかってないと思うけれども、時間がかかりすぎているところが今後の克服すべき課題でしょう。まあ、そのへんは技術発展で短縮されていくことでしょうが。
それにしても、これほどのものをインターネットでタダで落とせるというのも、面白い時代になったものです。「スター・レック」は9月にネット公開されて、一週間で全世界から45万ものダウンロード件数があったとかで、今後こいつらには世界から仕事のオファーが殺到するのではないか。作品の出来いかんでは、従来では考えられないようなデビューの仕方も出てきたという点で、プロを目指すアマチュアの希望の光かもしれない。
でも、あんがい連中にはプロ志向がゼロだったりして。それはそれで面白いが。
そんなこんなで、いろいろ考えてしまってしばらく寝られませんでした。今日の夕方には、大阪行きの新幹線に乗らねばならぬというのに。
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コメント
下手なTV番組よりも個人で作ったFLASHとかの方がおもしろかったりするとTVの時代もそろそろ...と思ったりする。
最近の映画、テレビは「ホントにそれがやりたいことなの」って製作者に聞きたいものが多い。
投稿: 寿 | 2005/11/10 14:07
『ネガドン』見たいです。
個人的には『ほしのこえ』〜『スキージャンプ・ペア』〜『ネガドン』の文脈から微妙に「なかったこと」にされている(笑)
『デンキネコ 日本列島改造計画』(2003)も推したいところです。
投稿: 4310 | 2005/11/10 17:45
>笠井アナ
「お台場映画王2005」のページによると、彼曰く「1年間に130本以上!日本一新作映画を見ているアナウンサー(恐らく)」で「中学時代から劇場通いをはじめ、映画の宣伝マンになりたいと考えていたほど映画オタクだった」そうです。
そういえば「映画王」のゼネラルプロデューサーとして夜中にやってた「冒険王」の宣伝番組に出演した時も、司会の女子アナそっちのけで「ガス人間第一号」や「緯度0大作戦」の魅力を物凄く嬉しそうな顔で力説していました。
あと、同じくマニアで有名な軽部アナと「男おばさん」で視聴者おいてけぼりの濃いトークを繰り広げているのも有名な話。
フジのプロフィールページで好きな映画に「未知との遭遇」「2001年宇宙の旅」そして「日本沈没」を挙げているのは伊達ではありません(笑)。
投稿: 倉井あどき | 2005/11/10 19:57
笠井さんはけっこう見かけることが多いですね。
アナウンサーで多く見ている人はNHKのあの方だと思います。
当人曰く300本は毎年キープしていると番組内で言っていました。
私が大学時代、フィルムセンター@京橋で毎回見かけました。
テレ朝のあの方も200本は見ていると局内誌に紹介されていました。
まあ本数見たからってどうなんだって話ではあるのですが
毎日のように見たいのが映画オタですから。
多いと言うのは2日で1本(年180本位が目安と思う)
私の周りの映画好き(notオタ)でも週休1日の会社ながら
150本は見る人が10人いるくらいですから。(今、聞いてみた)
投稿: 局内でよく会う人 | 2005/11/10 20:24
>笠井さん
自分も会場前にいらしているのに気が付きました。
司会進行の方となにやら相談されていてどうやら
番組で取り上げる可能性ありとの事らしいです。
(男おばさん? トクダネ?)
折角なので笠井流トークでネガドンの魅力を広く周知してもらいたいですね。
投稿: sepia | 2005/11/10 22:22
自分も昨日ネガドン見にいきました!
やや手狭なあの会場に竹熊さんもいらっしゃったかと思うと感激です。
同日会場ではとある漫画家さんの姿も見られました。
公開も延長され、より多くの人が見る機会を得られることが
嬉しく思います。
密度の濃い、あっつい特撮モノで
見ていて心地のいい作品でした。
投稿: 赤坂 | 2005/11/10 23:44
はじめまして。
私も竹熊さんと同様にダイコンフィルムをリアルタイムで体験した世代(愛国も帰りマンもSF大会での初上映を見たw)です。
ネガドンは同日に見ました。
アレを個人で創れる時代になったのかと感慨深かったですねえ。
もの凄く楽しめました。劇場で見ると言うのはイベントでも有りますから。ビデオで見るとはひと味違います。
と同時になんか素直に喜べません。
有る意味20年前から進歩していないとも言えると思いますし、個人で完結してしまうとそこで止まってしまってダイコンに参加したメンバーが各分野で活躍する現在の状況見たいなことが有るんだろうかとか考えてしまいました。
これ以外にも上手く表現出来ないモヤモヤがあるんですけどね・・・・・・。
投稿: hiro4 | 2005/11/11 03:16
ネガドンの作者はこれまでにもゴジラシリーズのCGを手がけてきた方だとうかがっております。
ということはアマチュアどころかプロフェッショナルではないのですか。
投稿: Aa | 2005/11/11 14:56
http://www.nihon-eiga.com/#top
日本映画専門チャンネル(スカパーかCATV)でネガドンやりますよ。明日の0時から。
投稿: 吐露 | 2005/11/11 15:21
フィンランド人が作ったスタートレックのパロディー 「star wreck」 http://www-us.starwreck.com/
七年かけて作ったそうですが凄い完成度だなー。
投稿: jk | 2005/11/11 15:22
そういえば映画「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」の監督も
ほぼ1人で作った数分のフッテージがきっかけで監督デビューにこぎつけたとか。
投稿: JAM | 2005/11/11 15:24
ネガドンの作者がプロだという指摘ですが、そんなこと言ったらDAICON4の時のスタッフはマクロスとかやってたアニメーター達でプロですし、新海誠はファルコムでYs2エターナルのOPムービーを作っていたプロですからね。今更そんなこと言っても……ねえ?
日本の映像に携わるプロの多くは考えられないほどの超労働時間+低収入で、しかも内容的に自分が好きなことをやれていなかったりするので、ネガドンとかみると「俺達はなにやってるんだ?」「バイトしながら作品作った方がいいんじゃないか?」と考える人がかなりでてきそうです。
ま、実はここでポイントになるのは技術じゃなく「自分の作りたいものを持っているか」なんですが。
投稿: | 2005/11/11 15:41
>ネガドンの作者がプロだという指摘ですが、そんなこと言ったら
素人でもカンタンにできるといわんばかりの信仰が広がるのは色々良くないことです。
投稿: Aa | 2005/11/11 19:16
↑Aaのくせに真っ当なこと言ってる!吃驚!
投稿: | 2005/11/11 19:21
と素人に褒められてもうれしくありません
投稿: Aa | 2005/11/11 21:05
と相手にしてもらって狂喜しております
投稿: k | 2005/11/11 21:18
このエントリーは、怪獣映画の話かと思って、スルーしてましたが、自主制作映画の発展の話だったのですね。
興味深い内容でした。
なんだかタイトルで損をしているような…
「17歳の少女が、独力でスターウォーズを作りました。」といったタイトルなら、もう少し、たくさんお客さんが集まったのではないかと…
投稿: 西麻布 夢彦 | 2005/11/11 21:29
>と相手にしてもらって
む な し く な い か
投稿: | 2005/11/11 21:46
現在の映画で300本見るのはスゴイ!
トキワ荘時代の石ノ森・赤塚・長谷は
平均320本くらいかも。
ぼくが多かったのは340本で二人に
勝った年。何年だか忘却とは忘れ去る
ことなり…忘れ得ずして…
いやいやそういうことではなく、
3本建てみて2本建てにハシゴ
なんてことが池袋で出来たからです。
現在は1本の上映時間も長いしね。
あ、ネガドン、早速1クリックで買う
致しました。
投稿: 長谷邦夫 | 2005/11/12 00:59
素人ほめられても嬉しくないってのはつまり たけくまセンセにほめれたいということですな。
ツンデレ娘っぷりに磨きがかかってます。
投稿: | 2005/11/12 02:09
プロかどうかは金もらってるかどうかで、腕は関係ありません。
投稿: KKK | 2005/11/12 02:21
でも腕がないと仕事もらえないし
投稿: Aa | 2005/11/12 02:50
http://t3303.ifdef.jp/negiasosp.html
投稿: test | 2005/11/12 08:37
>素人でもカンタンにできるといわんばかりの信仰が広がるのは
>色々良くないことです。
色々良くないこととは具体的にどうゆうことでしょうか?
なぜいつもそのように、決めつけてかかるのでしょう。
みなさんは、制作会社と言う組織が作り出せなかった作品を、個人で作り上げた快挙を喜んでいるだけではないですか。
素人とかプロとかは関係のない話です。
投稿: ゲゾベルテ | 2005/11/12 09:40
操作ミスでTBを2度送ってしまいました。すみません。
>素人でもカンタンにできる
…とは誰も思わないんじゃないでしょうか。2年半ってのは結構長いですし。
ま、俺にもできるかも、と勘違いする人が増えても、特に世の中に実害はないと思いますが(笑)。
投稿: 念仏の鉄@見物人の論理 | 2005/11/12 12:02
アマチュアではなくハイパーアマチュアという言葉を使ったのにはわけがあります。(これ自体は造語ですが)
プロというのは、発注者の注文にあわせて自分の技術を売って生活をしている人のことで、それ以上でも以下でもないと思います。
もちろんそれで生活しているというのは立派なことなんですが、実は、そのことが必ずしも作品の出来を保証するわけでもありません。アマチュアにも、プロ以上の作品を発表している人だっています。
むしろアマチュアは、コストパフォーマンスを無視していくらでも時間をかけることができますから、純粋に作品を造るという面では、プロよりも有利なこともあります。
プロが、それで生活するとはどういうことかというと、常に平均点以上のレベルをキープし続けるということです。ここがアマチュアとの差で、たとえば1回勝負ならアマチュアが有利でも、3回勝負、5回勝負になれば平均すれば必ずプロが勝ちます。アマチュアは100点がねらえますが、次の作品が30点だったりするわけです。複数回の勝負になれば、経験と技術があるプロが有利です。
僕の考えるプロとアマチュアはそんな感じです。特に作品本位で、コストパフォーマンスを無視してでも100点を狙い、それを実現させるのがハイパーアマチュアです。
ネガドンの粟津さんは、たしかにプロの現場も経験している方ですが、この作品を造るために会社を辞めて、2年半もネガドンのために集中したと聞きました(どのように生活していたのか知りませんが、トークショーでの話から、かなりの窮乏生活を強いられているようです)。
つまりネガドン制作時には、彼はアマチュアに戻っていたわけです。25分の作品に2年もかけるような真似は、プロには恐ろしくてできません。
ハイパーアマチュアという言葉には、このようにプロの現場とアマチュアの作品造りを行き来している人も含んで考えてます。
プロにも、いつも60点くらいしかとれないハンパなプロもいるわけです。それで、そういう人に限って、なぜか「俺はプロなんだぞ」とひけらかす人もいる。そういうのに比べたら、3年に一回くらい100点をとるアマチュアのほうが僕は好きですね。
投稿: たけくま | 2005/11/12 12:06
アマチュアに戻っていたって・・・松井が引退して少年野球の監督を始めたらアマチュア野球人なのでしょうか
投稿: Aa | 2005/11/12 12:42
>素人でもカンタンにできるといわんばかりの信仰が広がるのは
>色々良くないことです。
色々良くないこととは具体的にどうゆうことでしょうか?
一般の投稿者を「素人」と見下す、
「プロ」としての明確な、ご意見をぜひお聞かせください。
投稿: ゲゾベルテ | 2005/11/12 13:00
>Aaさん
引退したら、松井だってアマチュアでしょう。
僕は別にアマチュアが蔑称だと思ってないのでご注意を。
投稿: たけくま | 2005/11/12 13:10
>つまりネガドン制作時には、彼はアマチュアに戻っていたわけです。25分の作品に2年もかけるような真似は、プロには恐ろしくてできません。
そう思うと黒澤監督の制作期間って
やっぱり凄いですねぇ撮影自体に年単位
かけてる作品がいくつも有るんだもんナァ
というわけで「黒澤喪男説」督促コメントでした
ご歓談をお続け下さい
投稿: 鉄鋼 | 2005/11/12 13:19
初めまして。フランス在住の夏坂です。
フランスにもアマチュア特撮があります!こちらはオタク第2世代に当たるのでしょうか。戦隊モノのオマージュで、また違ったベクトルですが。
http://www.francefive.com
実は僕も撮影用ミニチュアでゲスト参加しています(フランス語がおぼつかないのでレギュラーになれない・・・)。
本編1話~4話は無料ダウンロードできます。
投稿: かんばな | 2005/11/12 15:11
↑フランス版「愛国戦隊大日本」ですね。
4話までは見てます。笑えますよね。
投稿: たけくま | 2005/11/12 15:14
たけくまメモで始めて知り、
金曜夜に見てきました。
テアトル池袋に来るのは川尻義昭特集以来でしたが、
開始直前に劇場へ着くと長蛇の列でびっくりでしたね〜。
内容は皆さんが言及されてる通り
熱さが心地よい佳作でしたが、
何人かの方が「俺って分かってるよな〜」風に
誰も笑ってない場面で笑うのがイヤでしたね。
オマージュやパロディなどの小ネタがちりばめられている
作品ではありますが、話の進行がシリアスな雰囲気の中で
訳知り顔で笑い声をだすのはいかがなものかと思います。
また、隣で、上映中なのにモー娘。鳴らしてたあなた!
25分の濃密な時間がかなりの割合で毒されましたよ!
すいません愚痴でした....
投稿: Tomo | 2005/11/12 18:59
>引退したら、松井だってアマチュアでしょう
すると長嶋さんはアマチュアなわけですか
いいですか、ネガドンの脅威はむしろ腕のあるプロなら独りでも作品をものできることを知らしめたことにあります。アマチュアでもなんとかなるといわんばかりのあおりはよくありません。
投稿: Aa | 2005/11/12 20:42
長嶋さんは、今でも読売ジャイアンツ終身名誉監督だそうだから、一応プロではないですか。それとも巨人からは一文も出ていないのかな? 出ていなければアマチュアです。
少年野球の世界はよく知らないんだけど、監督は給料もらえるの? そうではないただの同好会なら、松井もアマチュアということになります。本人がプロを自称するかは自由ですが。
ちなみにいうと私もアマチュアですよ。雑誌の仕事は、アルバイトみたいなものです。どちらかといえば今はブログが本業(?)になっています。
投稿: たけくま | 2005/11/12 21:37
>ネガドンの脅威はむしろ腕のあるプロなら独りでも
いや、あのー腕のあるプロなら一人でつくれるのがスゴイと強調されるなら、3DCGの世界を知らなすぎです。大昔からリッジレーサーTYPE4のムービーは由水圭氏がLightwaveとPCだけでオープニングムービーを作ってしまったという事例があり、今更驚異でもなんでもありません。
プロが一人でクオリティの高いものを作っても誰もスゴイと言ってくれません。フツーです。誰からも金をもらわずに独力で、しかもクオリティの高いエンターテイメントを(ここ重要)作ったら? スゴイと言われます。Aaさんは知識が不足しすぎてて指摘から主張から何もかも的はずれのようです。
投稿: | 2005/11/12 23:16
>> たけくま さま
>雑誌の仕事は、アルバイトみたいなものです
ナイス・レス!
>> 名なし さま
>由水圭氏がLightwaveとPCだけでオープニングムービーを作ってしまったという事例が
わかっておられないようですね。もし私が『サクラ大戦3』のOPアニメーションを独りで作り上げたとしても、褒めてくれるひとはそんなにはいないと思います。
いいですか、起承転結のついた物語をひとりで語りきるということはとてつもなくエネルギーのいることなのですよ。
私は新海アニメはあまり買いません。でも、独りで物語を語りきったそのど根性はほんものだと思います。
投稿: Aa | 2005/11/12 23:27
Aaさま
>松井が引退して少年野球の監督を...
>もし私が『サクラ大戦3』のOPアニメーションを独りで作り上げ上げたとしても...
また、訳の分からないたとえ話ですか...
>色々良くないことです。
>ネガドンの脅威は...
「良くない事」とか、「脅威」とか煽っておいて、具体例を示さない。
あなただけの脅迫観念を皆に押し付けないでください。
投稿: ゲゾベルテ | 2005/11/13 00:49
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20051106_40.htm
本件にも多少関連するであろう、宮崎駿さんのインタビューが公開されていましたのでリンクを貼っておきます。
「第一回映画祭とは、栄誉賞とは」/「パート3」/3:30以降のコメント
http://www.1101.com/miyazaki/01_1109.html
たけくまさん、リンクに問題があれば、本書き込みを削除してください。
よろしくおねがいします。
投稿: ゲゾベルテ | 2005/11/13 02:22
ああはいはい。今度はストーリーを語ったのがエライと。
それならロマノフ比嘉さんなんてどうですか? この人はビジュアルがあまり上手くないのでちょっとマイナー気味ですけど、演出とストーリーはすっごい上手いですよ。この人もずっと前から一人で3DCGでアニメ作ってますよ。
さあ、今度は何がエライって言うんですかね?
投稿: | 2005/11/13 02:38
Aa氏の考えは世間を狭くするなあ。
プロ野球の名前で喰える人の例挙げてなにがしたいんだか。
投稿: KKK | 2005/11/13 04:00
というか、もともとの主張が「素人が作ったというのはおかしい。元プロじゃないか」なのに、ストーリーに言及しちゃったら矛盾しちゃいます。ネガドンの作者は特撮技術のプロなだけで、脚本のプロじゃないんだから。
なんというかあらゆる意味で底が浅すぎです。ツンデレ娘だから仕方ないけど。
投稿: | 2005/11/13 06:23
物語を語るって事に関して言えば
もう言葉があった時点で誰でもハイパーアマチュア
になれる可能性は全然ありました
だから論点がズレテルように感じられます
どんなに驚異的な映像だろうと面白くなきゃ
関係無いですよそれだけです。
もっと大事な事は
「皆に観て貰える、読んでもらえる可能性」
が飛躍的に広がったって事なんじゃ無いでしょうか
何言ったってこの流れは止められないし
止める行為に意味があるとも思えません
「あたしは、これまで血の滲む苦労をして
企業との関係を得て現在の飯の種を得る
に至ったんだ。そんな簡単に素人に有名に
なられてたまるもんか」
残酷かもしれないし、ある種の悲劇では
あるとは思いますが、そういうこと考えてる
人は駆逐されちゃうのかも知れません
時代をいい方に導くのは、結局僕ら消費者
が神輿に乗せられないように面白い物
をどういう風に選択して行くかって部分に
かかってるんでしょうねぇ
そこにプロだアマだなんて事はもはや関係が無い
そんな事に、こだわる事自体が間違い
の元になりますよ
投稿: 鉄鋼 | 2005/11/13 11:35
CGが身近に使えるようになって,インターネットも発達して素人でも自分の作品を発表して他人に見て貰える機会がどんどん増えてきてますからねえ.
今までだったら日の目を見なかった才能がどんどん世の中にハイパーアマチュアとして出てくるのでしょう.
そうなると視聴者の目が益々肥えて,いい加減な仕事をしてきたプロがどんどんハイパーアマチュアに淘汰されてしまうでしょうね.
となると,2流のプロからすると「素人でもカンタンにできるといわんばかりの信仰が広がるのは色々良くないことです。」となるのも頷けます.
ご飯食えなくなりますもんね.
投稿: クッキー | 2005/11/13 14:52
いや、でもハイパーアマチュアだと「決められた時間と予算」で造ることができないので、その意味ではプロの需要は残るはずですよ。
プロのプロたるゆえんは、「時間と予算を守る」ことに尽きるわけなので。ハイパーアマチュアが切り開いた次元の表現を、「仕事」のレベルに落とし込むのがプロの役割になっていくのではないでしょうかね。というか、今でもある意味でそうなんですよね。
投稿: たけくま | 2005/11/13 15:01
>いや、でもハイパーアマチュアだと「決めら
>れた時間と予算」で造ることができないの
>で、その意味ではプロの需要は残るはずですよ。
何気に凄いコメントと感じさせていただきました。
と言うか考えてみれば
ハイパーアマチュアがわんさかいる
漫画業界ってこの先の映像産業
の姿を先取りしてるって事なんでしょうか?
やっぱりコミケの様な
「金が動く場所」
が具体的に登場したとき大変な
変化が起こるんでしょうね
投稿: 鉄鋼 | 2005/11/13 17:53
ハイパーアマチュアにこそコンテンツファンドの投資が必要ではないでしょうかね
まあ博打に近いでしょうが。
投稿: 忍天堂 | 2005/11/15 15:10
>受信: 2005年11月20日 午前 01時48分
上記のTBは記事を修正している最中に間違って二度打ちしてしまったモノです。気に障るならば削除して下さい。スイマセンでしたm(_ _)m
投稿: NIBROU | 2005/11/20 01:53
「惑星大怪獣ネガドン」大阪にて1週間限定上映!
12/17(土)~23(金)テアトル梅田にて
投稿: かいこ | 2005/12/04 19:56
楽しいサイトですね。私のページは、クリスマスプレゼント特集です。見にてください。
http://www15.plala.or.jp/love2014/
投稿: ラブ | 2005/12/20 10:47