コミックマヴォVol.5

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2005/12/10

【業務連絡】サルまん、OFF会、その他

年末進行が最後の追い込みというか修羅場にさしかかっております。来週一杯、場合によってはクリスマスまでこの状況が続くので、こちら用のネタがなかなか投入できずにすみません。まあ合間を見てなんとかアップしていきたいと思っています。

ところで昨日小学館へ行きまして、『サルまん』やそれ以外の諸々の件で、一気に四つくらい打ち合わせをしてきました。そのうちふたつについてはまだちょっと書けないのですが、書ける範囲で言えば『サルまん』とは別に、来年の春、もう一冊本が出ます。『私もマンガ家だった』というタイトル(仮題)で、昔俺がスピリッツの増刊号で連載していたインタビュー記事を、再構成して本にするというものです。

内容は基本的に、若い頃にマンガを描いていた、またはマンガ家になろうとしていたが挫折して今は違う仕事をしている有名人に俺がインタビューをしたものですが、メンバーがなかなか豪華です。

小松左京・筒井康隆・山田詠美・荒俣宏・忌野清志郎・佐野元春・斉藤由貴・糸井重里・藤原喜明・デーブ=スペクター・横尾忠則・本多勝一、という面々に「マンガ家になろうとして挫折した話」に限定してお話を伺うという、たぶん前例のない本になります。小松さんや筒井さん、山田・荒俣の各氏については比較的有名でしょうが、他の人については知らない人がほとんどなのではないでしょうか。個人的には忌野清志郎さんがタツノコプロにマンガを持ち込みに行った話とか、本多勝一さんが子供時代(戦時中)に描いていた鬼畜米英殲滅ワシントン空爆マンガがおすすめです。

それから『サルまん』復活プロジェクトなのですが、こちらも大きな動きがありました。判型については基本的にB6で行こうということなんですけど、むしろ四六判の書籍扱いにして一般書籍コーナーに置こうかという話も出ています。コミックコーナーに置くものは基本的に雑誌コードになりますが、書籍扱い・雑誌扱いにはそれぞれ利点と欠点があり、なかなか判断の難しいところです。これについてはいずれまた皆さんにご相談するかもしれません。

さらにはもっと重大な問題なんですが、『サルまん』復刊に併せて別巻を出したらどうかという話が浮上してきました。ぶっちゃけて打ち明けますと「たけくまメモ」で展開しているサルまんに関する部分を独立して単行本にしないかという話です。もともと例の「萌えプロジェクト」は、『サルまん』を宣伝するにしてもただの宣伝では面白くないので、ブログ上で読者の意見を採り入れながら描き下ろしのための新ネタを作ろう、というコンセプトで始めたものです。

ブログはブログ、単行本は単行本ということでそれぞれ別に考えていたんですが、もしこれを本にするとなると違った問題が出てきます。要するにみなさんのコメントや投稿してくださったイラスト等の扱いをどうするかということなんですが、これについても事態の進展に併せてみなさんの意見をお聞きすることになると思います。もちろん無断で本にするようなことはしないのでそこはご安心を。

ちなみに「たけくまメモ」での「サルまん萌えプロジェクト」はまだイントロダクションでありまして、これからが本番になります。

sirai-02 ところで小学館では、久しぶりに白井勝也編集長、いや専務取締役と廊下ですれ違いました。「実はサルまんがまた出るんですよ」と白井専務に言いましたところ、例の隠微な笑いを浮かべて「今度は肖像権使用料をよこせ!」と廊下に響き渡る声で恫喝されましたので、「小学館にはいつもお世話になっております」と聞こえないふりをして逃げてきました。

さて最後になりましたが、26日のOFF会についてです。なぞなぞに答えられた人は午後3時に某所に集合、と前のエントリで書きましたけれども、時間が変更になる可能性が出てきました。当日は平日なのでサラリーマンの人で、行きたいのに行けないとか、会社休んで行きますという方がいらっしゃるので、集合時間を夕方6時に変更するかもしれません。これについては後日アップするOFF関係のエントリで最終決定します。

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コメント

私は四六判フェチなので、個人的には四六判だと嬉しいです。

OFF会集合時間も夕方6時からだと嬉しいです。とんちはからっきしの三級品ですが。

投稿: 秩父山買いました | 2005/12/10 06:42

清志郎サマは、どんな絵を描いていたのでしょうか?
すごく興味があります。

投稿: voxy_55 | 2005/12/10 08:39

「小説サンデー毎日」に筒井さんが
連載マンガを持っておられたころ、
毎月描けないということで、ぼくが
混じったことがあります。

ところが、手塚先生も混じって
3人で連載ということになった。
原稿料がページ3万円くらいでしたかね。
振り込まれて、何かのマチガイではないか
と、担当の石川喬司さんに電話したら、
「手塚さんの稿料予算が取ってあるから
それでいいの」と言われました。

筒井氏の青山の家にアシスタントに
行ったこともある。水割り飲ませておき、
背景を描かされました。
たしか、夏目さんも手伝ったことがある
はずですよ。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/10 10:00

↑「傷ついたのは誰の心」でしたっけ>長谷先生

投稿: たけくま | 2005/12/10 10:13

本”田”勝一じゃなくて本”多”勝一ですよ。

投稿: ひぐま | 2005/12/10 10:40

うわ。本当だ。直しておきます。

投稿: たけくま | 2005/12/10 10:53

>今度は肖像権使用料をよこせ!

偉くなったヤツは自分の力だけで偉くなったと思い込んでいる、という典型例やねぇ。
足、引っ掛けて転ばしてやりたい。

投稿: トロ~ロ | 2005/12/10 11:17

確かグイン・サーガの栗本 薫さんも元は漫画家志望でしたっけ。
今度は黒田清子さんもインタビューしてきてください。m(_ _)m

投稿: CAB | 2005/12/10 11:32

関係無い話で申し訳ないですが

白井さんって、サルマンが初登場では
無いですよね、いや何いってんのか
これじゃ良く解らんな・・・

ちばてつや先生の「練馬のイタチ」って言う
作品で、ちば先生の担当編集者として
作家のケツを叩きまくる人物として「白井」
なる人物が出てるんです

「おめこ好きけ」とは言いませんが
何となく例の写真に似た顔です

いやこれ、でも講談社の作品だしなぁ・・・

この人は同一人物なんでしょうか?
巻末の後書きでは

「編集のイガラシ氏や白井氏など、当時担当
編集だった人たちも、それぞれの出版社で
それぞれに出世して、みんな『えらい人』に
なってしまった」

とあるだけで、よく解らんのです。

この白井さんが、あの白井さんなら
サルマンに、ああいう形で出演するに当たって
確実に話が出てると思うんですけど
どうなんでしょうか?

投稿: 無職 | 2005/12/10 11:33

ごめんなさい、今読み返したら

「ビッグコミックスの副編集長の白井さんだよ」

って台詞がありました
当時から、有名な人だったんでしょうか

すげー興味があります

投稿: 無職 | 2005/12/10 11:47

>トロ~ロさん
いや、あれは別に白井さん流のギャグですから…。本気で受け取る必要はないですよ。

>無職さん
あの人昔から出たがりですので、いろんな人のマンガに登場しているんですよ。有名なところでは楳図さんの「アゲイン」に出てくる天然パーマのクラスメート(名前忘れた)は白井さんがモデル。あと「まことちゃん」にも「ハンサム面の編集者」として白井さん本人が出てきます。

確か一時期、ちばてつやさんの「のたり松太郎」の担当もしていたと思うので、「練馬のイタチ」の件は、十分ありうるのではないかと思います(確証はありませんが)。

投稿: たけくま | 2005/12/10 11:54

ありゃ行き違いになったか。
では白井さんそのものですね>無職さん

投稿: たけくま | 2005/12/10 11:54

>たけくまさん。
『傷ついた~』でしたね。
筒井さんギターを奏で、ライフル二連銃
出して遊んでましたよ。(笑)

あ、そうだ。貴兄に『赤塚不二夫天才
ニャロメ伝』マガジンハウスから送り
ますが、ご住所は町田市ので良かった
んですよね。
メールすべきでしたが、ここに書いちゃった。

アマゾンに登録されたようです。
15日発売でsyが…。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/10 11:55

>長谷先生

今は町田から座間に引っ越しています。
現住所はメールしておきます。

投稿: たけくま | 2005/12/10 11:56

ありゃ↑、
15日発売ですが…ってことです。

ついでに白井さんのこと。
どうも楳図かずおさんは
彼の男っぽさにほれてたみたい
ですよ。白井さんの裏話なんで
ちょっとオーバーな表現ですが。

白井さんが、さいとうプロへ行き
打ち合わせしている時間読みを
分単位でやられた~と言ってました。
「ぼくより長い時間だ」と
ウメズ先生のジェラシー!

フジオプロ担当にはならなかったです。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/10 12:05

どうも、ありがとうございました

面白い人なんでしょうねぇ白井さんって
でなきゃ出たがりとは言え、そんなに弄られる
事は無いでしょう。

白井伝説とかのエントリもまた気が向いたら
やっていただけたら嬉しいです

失礼しました

投稿: 無職 | 2005/12/10 12:17

>長谷先生

でも白井さん、一回だけフジオプロの有名なネタ出し会議に出席したことがあるそうですよ。

「こう真ん中に赤塚さんがデーンと構えていて、その横に大政小政みたいに長谷邦夫さんと古谷三敏さんが厳しい顔で座ってな、みなが口々にアイデア出すのを長谷さんが紙に書き留めていくんだよ。こっちがつまらないアイデア出したら最後、口も聞いてくれないような雰囲気だった」

みたいな話を聞かされた記憶があります。そのときは、何かの用事で担当と一緒にフジオプロに行って、無理矢理会議に参加させられた、みたいな話でしたが。

白井さんは男っぽいというか、お坊ちゃん体質が多い小学館には珍しいヤクザタイプの編集ではありますね。

投稿: たけくま | 2005/12/10 12:23

そんな・・モロに「ヤクザタイプ」って言い切っちゃうところがさすがたけくまさん。
個人的にはサルまん登場の編集者佐藤さんの弁髪が気になるところですけど。
実際に女性作家と結婚しちゃった人なんでしょうか。

投稿: CAB | 2005/12/10 12:38

白井専務取締役VS奥村ビーム編集長という絵が見てみたいですね。あ、アイコラで出来ますか。
意外な人が漫画家を目指してたというので最近一番衝撃的だったのは、舅が酔った勢いで語り始めた「中学生の頃、福井英一先生に弟子入りする予定だったのが、前日に急逝」という話であります。あまりにも私的すぎる話ですが。

投稿: 永田電磁郎 | 2005/12/10 12:52

白井さんのマンガ似顔、実に
感じをつかんでいるので、
それを見るだけで笑えます。

小学館へ打ち合わせに行ったとき
あの例の<肩に背広を引っ掛けて>
ヤクザ風に歩いてくる姿には
ビックリ。
「ここ小学館だよ。そんなカッコしてェ~」
「いいんだ、ちょっとはずされてるしよ」
何かにフテていたんでしょうか。
毎日、おんなじカッコして与太っていた
んでしょうか。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/10 13:20

有名人オンリーですかそうですか。

手塚賞とか四季賞をいただいたものの、その後消えていった聞いたこともないひとたちのその後に実は興味があります。

筒井さんのマンガのコマ割を夏目さんが学生時代にやってらしたという話を小耳にはさんだことがあります。その話もでてくるのでしょうか。

投稿: Aa | 2005/12/10 15:18

白石氏に大声で恫喝された竹熊氏が「ひイっ!」とか悲鳴をあげながらその場でチビっておののきたおす構図のコマが『サルまん』の絵でおもいうかんだ。(笑)

投稿: | 2005/12/10 18:40

レイザーラモン住谷も漫画家志望だったそうですね

投稿: | 2005/12/10 19:06

森チャックさんも取材してほしいです。むかしヤングマガジンに載ってました。
あとAV
監督の平野さんとかも。かれもヤングマガジンで賞もらってました。

投稿: | 2005/12/10 20:28

森チャックさんも取材してほしいです。むかしヤングマガジンに載ってました。
あとAV
監督の平野さんとかも。かれもヤングマガジンで賞もらってました。

投稿: | 2005/12/10 20:28

失礼します。
ブログ専用ランキングサイトの
「No1ブログランキング!」の運営者です。
ランキングサイトを始めたのですが、
まだ登録が少ないので、すみませんがよかったら、
こちらのブログを登録していただけないでしょうか。
まだ登録が少ないので上位ランキングが可能です。
http://no1b.jp/
です。
では失礼しました。

投稿: No1ブログランキング!  | 2005/12/10 20:49

泉谷しげる氏もCOMに投稿して入選してたような記憶が。

投稿: | 2005/12/10 21:31

泉谷さんには当時、スケジュールが合わずに断られたんですよ。次の機会にはぜひやりたいですね。

あと市川崑も。マンガとはちょっと違うけども、
この人監督デビュー作がアニメですからね。それも原画から背景まで全部自分で描いている。

投稿: たけくま | 2005/12/10 21:59

富野由悠季『リーンの翼』
10日21時~翌11日9時までの期間限定で、1話を無料配信
http://www.rean-wings.net/top.html

投稿: | 2005/12/10 22:08

映画監督はマンガ家志望の人多いみたいですね。
岩井俊二は学生時代に雑誌にマンガ投稿して入賞したらしいです。
金子修介や矢口史靖も絵コンテがハンパでなく上手いのでマンガ描いてたんじゃないですかね。

投稿: レポレッロ | 2005/12/10 22:28

元筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏と、内田雄一郎氏も、中学時代、コンビで漫画を描いていた、というのをエッセイで読んだことがあります。

投稿: くっぞこ | 2005/12/11 02:40

はじめまして、善良な一般市民です。
26日のoffにも色気を伺いつつ、

>本多勝一さんが子供時代(戦時中)に描いていた鬼畜米英殲滅ワシントン空爆マンガ

これスゴいですね、ある意味スゴい、いろんな意味でスゴすぎですwww

投稿: エルモ | 2005/12/11 05:10

↑本多勝一がどういう人かを知っているほど味わい深いマンガですよ。恐ろしいことに本人の全集にも収録されています。

投稿: たけくま | 2005/12/11 05:20

ほー、萌えはたけくまさんスペシャル別冊ですか!
それとは別に気になるのは吉四六問題ですねぇ。
昔と違って今はスキャンされてネットで検証されちゃうでしょうから。
これって構図や作画のパクリ問題と絡んでくるのかな?

投稿: tk | 2005/12/11 08:12

上方落語家の桂南光(元桂べかこ)も漫画家志望だったはずです。手塚治虫の大ファンで、桂枝雀に入門した際にもまだ漫画家の夢は捨て切れていなかったという話をラジオでされていたことがありました。

フォーク歌手のシバはガロに漫画を描いていたことがあったとか?

投稿: ひぐま | 2005/12/11 11:56

↑シバさんは昔、三橋乙耶名義でよくガロにマンガ描いてました。

噺家だと、林屋喜久蔵師匠もマンガがうまいので有名ですね。

投稿: たけくま | 2005/12/11 13:02

>本多勝一さんが子供時代(戦時中)に描いていた鬼畜米英殲滅ワシントン空爆マンガ

↑これ会田誠さんの『ミュータント花子』(ABC出版刊)の本気版ですねぇ。
会田さん若い頃本多さん好きだったというし、全集か竹熊さんの連載で読んでたのかなぁ。

投稿: kamikitazawa | 2005/12/11 19:27

喜久蔵さんは、たしか清水昆先生の
弟子だったんですよね。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/11 21:30

私にとっては、
サル漫=白井編集長でした。

「おめこ好きけ?」は当時仲間内で流行語になってました。
仲間は私含め2人でしたが・・・。

投稿: 酸素88% | 2005/12/11 23:28


『私もマンガ家だった』仮題は、描いた漫画が
一作ずつ丸ごと収録されていたら買う価値はあるでしょうね。

たけくまさんの唯一の漫画作品もつけて・

ただ、許可が取れるか。

インタビューの方は読んだことありますが、あれだけだとあんまり売れないだろうなあ。

「私も売れっ子だった」って言うのはどうです?
売れなくなった人がなぜ売れなくなったか今になって分析的に振り返る。
売れなくなって何が変わったかとか・
売れなくなったあたりの作品も載せて。

「ゆ○たまご」「相○コージ」etc.

帯題は、実録漫画家残酷物語。
四六で。

投稿: ぼぼ | 2005/12/12 02:02

>「おめこ好きけ?」は当時仲間内で流行語になってました。

 「おめこ好きけ?」を女子大で流行らせようとして失敗しました。
 「ホラーな目にあわせてやる・・・」と、カイジ語録は流行しました。

投稿: かなびん | 2005/12/13 18:56

 以前立川談志の弟子で「風とマンダラ」を書いていた立川志加吾は談志から破門されて名古屋に逃亡、雷門獅篭と改名して地元の朝日新聞に週1本漫画を書いてます。

http://weblog.ctv.co.jp/chicago/m200510

投稿: あおきひとし | 2005/12/14 23:12

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