コミックマヴォVol.5

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2005/12/19

キングコング凄ぇ!

クリスマスまでに締め切り3本と課題採点もあり、また26日には初のOFF会もあるというのに、うっかり『キングコング』を見に行ってしまいましたよ!

いやあ凄かった。俺もこれまでに相当な数の映像を見てきたつもりですが、ひさびさに圧倒的な、言葉で形容できない何かを見せられた感じがしました。

これを作った人は正直、キチガイだと思いました。

いやまあ、中身はキングコングですからね。だいたいまあ皆さんご存じの通りの展開なんですけども、子供の頃から大のコング・マニアで、12歳の頃に自主映画でリメイクまで試みたというピーター・ジャクソン監督の「わてコング好っきや~、コング撮れたらもう死んでもええねん!」という魂の叫びが全カットに炸裂する、気合いの入りまくった一作に仕上がりました。まさに「漢の映画」です。

本来90分くらいでできるような話を、186分(3時間6分)に渡って超大作化したわけなんですけれども、全編トイレタイムがまったくないというか、非常にとんでもない映像のてんこ盛りでカツドンとビフテキと鰻丼をノンストップで食べさせられるような、画面に溺れ死ぬみたいな体験を味わうことができます。特に開始1時間でようやくコングが登場してからは、「なんじゃこりゃあ」の連続でした。TVCMでもいろいろ流れていますが、あれでは凄さはわからない。これこそ映画館の大画面で見るべき作品の筆頭といえるでしょう。

その映像なんですが、さすがは『ロード・オブ・ザ・リング』の監督だけあって、基本的にすべてCGでできております。最近、俺はCGに食傷気味で、どんなすごい映像を見ても「なんだ、CGか」と思ってしまうことがありましたが、この『キングコング』に関してはCGだとわかっているのに口をあんぐりとしてしまう場面の連続で、いくらCGでも、ものには限度があるだろうと心の中で叫んでしまいました。

コングの巨大感、表情に富んだ造形も素晴らしいのですが、狭い路地のような谷に、まるで青梅マラソンのように巨大なプロントサウルスが数十頭殺到し、押し合いへしあいしながら猛スピードで駆け抜ける映像とか(しかも途中でコケて連続クラッシュ状態)、コングと2匹のティラノザウルスがドツキ合いながらそのまま谷底に転落するが、途中で巨大なツタがハンモックになっており、そこに引っかかった三匹が空中ブランコ状態でなおもドツキ合いをするとか、谷底に棲息している巨大ヒルが人間の頭を丸呑みしてチューチュー吸ってるとか、ニューヨークに連れて行かれたコングがナオミ・ワッツを片手に抱いて氷が張った池でスケートみたいなことをするとか、最後のエンパイヤ・ステートビルの場面ではCGのくせに高所恐怖症の人は絶対に正視できない映像になっているとか、というか六本木のドンキホーテでビルの屋上に絶叫マシンを設置しようとして住民の反対で結局ポシャリましたけれども、あれが実現していたら生でキングコングのクライマックスを体感できたのだろうな~と思ったり。

とにかく呆れるような絵が「これでもか」と出てきます。

ピーター・ジャクソンという人は、その徹底した娯楽志向と同時に、頭の中にある「絵」をなにがなんでも映像化してやるという意志の強さにおいて、スピルバーグに近いところがありますね。なにげにグロ趣味が濃い所も似ています。しかし同じ天才でも、スピルバーグが東京の山の手育ちのお坊ちゃん的なところがあるとすれば、ジャクソンは大阪の鶴橋あたりで「どついたるねん!」と叫びながら育ったような人なのではないでしょうか。

ちょっとコテコテと申しますか、明らかにご家族向け正月映画の一線を踏み外しているようなところがあり、本来『三丁目の夕日』を見るべき人が間違ってこれを見てしまった場合、全身疲労困憊して脳に不可逆的なダメージを受ける危険性があります。スピルバーグはそこまでしないんだよなあ。実はキチガイ度ではジャクソンとどっこいどっこいのくせに、ご家族向けのような顔をするのがすごくうまい。

思わず興奮して長々と書いてしまいましたが、問題は、どうやらこの映画、「コケる可能性」が日ごとに高くなっているらしいのです。日本でもアメリカでも、思ったほど客足が伸びてないらしい。でも俺が保証しますが、間違いなくこの作品、20年後には『2001年』みたいに伝説扱いされると思いますので、大画面で見られる今のうちに「体験」しておくことをお薦めします。

しかし、やはり摩天楼のてっぺんに立つ巨大ゴリラの「絵」というのは、本物のシュールリアリズムだけが持つ美しさがありますね。オリジナルの33年版は、あの映像を作っただけで映画史に残ったのもわかります。まさに怪獣映画の原点。ジャクソンは、オリジナルに対する深い敬意を払いながら、最新の映像技術で心ゆくまでものすごいことをやっている。まさに「俺コング」の世界。

制作費はまったく違うのだけれど、究極のオマージュという意味で、粟津順監督の『惑星大怪獣ネガドン』とも共通するものを感じました。強烈に作りたい何かがあって、私財をなげうってでもそれをやり遂げてしまう狂気も似ています。これ作ったらもう死んでもいいというか、後先考えてないし。こういう作品を見ると元気になります。

tomason-01 ←赤瀬川原平『超芸術トマソン』より。撮影・飯村昭彦 かつて人類が撮影した写真の中でももっとも恐ろしい一枚。一回、飯村さんにお会いしたことがありますが寡黙で朴訥としたいい人でした。

【追記】キングコングのクライマックス、あの高所恐怖感ってどこかで見たことがあるなあと思っていたら、赤瀬川原平の『超芸術トマソン』で紹介された飯村昭彦さんの写真を思い出しました。この人、潰れた銭湯の煙突の頂上に立ち、棒の先に取り付けたカメラで自分の顔が入る角度で煙突のてっぺんと地面を撮ったという猛者です。もちろん命綱なんてつけてません。私が今までの人生で見た、一番コワイ写真のひとつです。80年代前半の仕事ですので、もちろんCGではありません。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。

>問題は、どうやらこの映画、
>「コケる可能性」が日ごとに高くなっているらしいのです。

大阪梅田の初日朝イチ上映で、5-60%くらいの入りでした(ちなみに、ハリーポッターは、午後の回まで満員)。

超大作としては、心配な出足なような気がします。
客層も、カップルもいましたが、やはり大きなお友達層が目立ちましたね(SF作家の山本弘さんの姿をお見かけしました)

私も、たけくまさんと同じく大満足した口なので、口コミで凄さが広まることを期待しているのですが・・・

投稿: ツバサ | 2005/12/19 16:21

はじめまして。TBさせていただきました。
土曜日のレイトショーで終電逃したけど、夜中に家まで帰る足取りはジャングルを疾走するコングのように軽やかでした。

俺は「三丁目の夕日」も観た口ですが、どちらも貧しい時代の都会の街並みを完全再現してる所とか、これと三丁目が東西の両横綱って感じです。イヤミじゃない技術の結晶に感動しつつ、心底から映画を楽しんだ気がします。

しかし、確かに興行的には心配です。これほど大画面で観る価値のある映画はなかなかないから、是非是非多くの人、特に子供に足を運んでもらいたいです。そして、「僕も(私も)PJみたいな映画を作るんだ!」って子が現れる事に期待したいです。

投稿: ぽ→ちゃん | 2005/12/19 16:42

宇都宮の映画館はすべての作品が
12月17~23日までの上映となって
います。『キング・コング』も。
昔の感覚では考えられませんね。
もう、出来栄えとか、内容を館側が
考えていない。ヒドイもんだ。
正月映画は何なのか、最近うとい
ぼくには分からん。

あす「週刊文春」が『赤塚不二夫
天才ニャロメ伝』の取材に宇都宮へ
来るので、それが終わったら観に
行ってみよう。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/19 17:15

ピーター・ジャクソンのエネルギーの全てが詰まった凄い映画でした。完全に「キングコングは俺だ!キングコングは俺なんだよーう!」という俺映画…こんな映画を一本とれたらもう人生に一片の悔い無しですね。
本人も体の体積が半分ぐらいに萎んでしまいましたし、まさに一試合完全燃焼映画でした。

個人的には虫が苦手なので、谷底の虫軍団とヘンなヒルみたいな奴がトラウマになりました。

投稿: 本田 | 2005/12/19 17:37

今のところ誰も書いてないので・・・

「ピーター兄さん早くゾンビものの新作作ってぇ!!!」

投稿: メモリ | 2005/12/19 18:58

これはもう、とりあえず見に行きます。「お尻ヒュッ」って
なりに行きます。実は私もキングコング大好きで、
リメイク版(貿易センター登る奴)には激怒しました。
今回も正直言えば期待してなかったのですが、
今日のエントリー読んで気が変わりました。

PJには『ゴジラ』をリメイクしてもらって、日本の特撮の歴史を一旦終了させてほしいのですが如何。

投稿: 九郎政宗 | 2005/12/19 20:44

>TVCMでもいろいろ流れていますが

確かにTVCMでは、いまいち面白さが感じられませんでしたが、
たけくまさんのエントリを読んで観に行きたくなりました。

ピーター・ジャクソン監督には是非とも日本漫画の実写版を撮って欲しいですね。
寺沢武一の漫画「コブラ」のゲームのプロモーションムービーを観てふと思いました。
http://www.namco.co.jp/aa/am/vg/cobra/special/special/index.php
いや上記のプロモーションムービーは良い出来なんですけどね。

投稿: 忍天堂 | 2005/12/19 21:27

昨年失敗したやつの中からお題を選んでもらって(笑)できればデビルマン希望

投稿: | 2005/12/19 22:23

観てきました.確かにもうお腹一杯です.
濃くて長い!
もうこれでもか!っていうくらい濃いですね.
原住民の描写とか,恐竜プロレスとか,昔の映画をテイストそのままに徹底的にクォリティを高めた!というのがありありと分かります.
人種差別反対団体がいかにも噛みついてきそうですが,そうなってもいい!俺はキングコングという映画が昔から大好きなんだ!これしかないんだ!!というPJのメッセージが凄く伝わってきました.
本当に濃くて長いので観に行くのはそれなりに覚悟が要りますね.

僕はPJにははてしない物語を原作に忠実に再映画化して欲しいです.

投稿: クッキー | 2005/12/19 22:24

ヘーすごいんですか。
CM見た限りじゃやっぱりCGだなぁ、な出来なんで。
でも、30年代に設定してあるところとか、好きな人が作ったんだろうなという印象もありました。
キングコングの島はロストワールドで、恐竜など未知の生物がたくさん棲息しているという設定は、
最初の映画のときにも映像化できなくて没になったシチュエーションがたくさんあったと記憶の彼方
にあったような気がします。
でもパッとしないというのは、観客がこの手のCG映画に飽きてしまっているとか、
「3時間も映画見てらんねぇよボケ」みたいなことなんじゃないでしょうかぁ?
自分はちなみに後者です。
DVD出たら4時間くらいになってたりして。

投稿: エルモ | 2005/12/20 01:33

↑僕も実はそれほど期待してなくて、それが普通の感覚なのでしょうが、まあ騙されたと思って見てくださいというしかないです。

ちなみに3時間の長尺は僕の場合、まったく気になりませんでした。ただシナリオの整合性を気にする人は、つっこみどころ満載かもしれませんが。でも細かいところはどうでもよくなるくらい、映像(と音響)がすごいです。

投稿: たけくま | 2005/12/20 01:39

細かいことを突っ込んですみません。
たけくまさんや私の世代には懐かしい「プロントサウルス」という名前ですが、現在では無くなっております。
「化石ハンター」達が競って巨大恐竜の化石を追い求めていた時代に、全く違う頭を付けて発表していた事が発覚して、消えてしまいました。今は「アパトサウルス」と呼ばれています。語感からは「えーっ、つまんない」ですけど。
以下参照。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~paruwees/D_nobita.html

投稿: トロ~ロ | 2005/12/20 01:53

↑あ、そうなんですか。でも「キングコング」だからいいじゃないですか。なにしろ「人食い土人」も出てくるし。現代のスクリーンで再びあんなものを見られるとは思いませんでしたよ。

投稿: たけくま | 2005/12/20 01:56

はじめまして、、、
「キングコング」もちろん期待しておりましたし、
大きなおトモダチ仲間が先に見て
きゃっきゃきゃっきゃ大喜びしておりましたので
その期待もふくらんでおりましたが、、
<これを作った人は正直、キチガイだと思いました。>
<巨大ヒルが人間の頭を丸呑みしてチューチュー吸ってる>
つう、
たけくまサマのレビューに、
その期待が爆発!炸裂でごあす!!

つうことは、
「ブレインデッド」つう
<これを作った人は正直、キチガイ>としか思えない
<母親が怪獣になって息子を食って産み直す>シーンのある
あの!ピータージャクソンが帰ってきたわけとデスね!!
こらあ、なんてしてでん、
明日見らんば!!

投稿: ぱてん | 2005/12/20 03:44

CMだけ見てるとすごいつまんなそうだったので見る気微塵もなかったのですが、解説読んで絶対見に行く気になりました!
「コング」の配給会社はTVCMに何億も掛ける位なら竹熊先生を宣伝担当にすればよかったのに(笑)。この名調子で解説されたら、大ヒット間違いなしですよッ。

投稿: レポレッロ | 2005/12/20 04:25

うわ~たけくまさんの解説読んだら見たくなりましたよ。
その気にさせるたけくまさんの文才にも感動。
「人食い土人」が見たいので行ってきます。


・・・・だったらジャングル黒べえも再放送してほしい。

投稿: CAB | 2005/12/20 09:45

↑さすがに人を食うシーンはないんですが、そうとしか思えない描写。どちらかというと首狩り族に近いかも。

投稿: たけくま | 2005/12/20 10:00

個人的には見に行きたい思いはあるんですが
連れ(女性)にお伺いをたてたら
「3時間もタバコとトイレを我慢できるわけないでしょ!」と
一喝されました.
ほっぽらかして1人で見に行くと
更に怖いことになりそうで行けそうにありません(汗).

投稿: YAN | 2005/12/20 10:41

飯村昭彦氏の写真できんたまきゅー

投稿: YY | 2005/12/20 11:10

はじめまして。
いつも読ませていただいております。

いや本当に凄い映画でした。この先ピーター・ジャクソンは何をやればいいんだろう?と思うくらい充実した3時間。

で、トロ〜ロさんのお書きになった「ブロントサウルスとアパトサウルス」なのですが、この映画では意識的に「ブロントサウルス」として描かれているように思いました。
ワタシ自身、映画見ながら「あれっ、こいつらアパトか?いや、顔つきが微妙にブロントじゃないの!?わかっとるなあピーター!」って心の中で騒いでました。
ティラノサウルスの指も今の復元では2本なのに、ちゃんと3本あったし(オリジナルと一緒!)。
物凄い量の羽虫が飛んでるのも素晴らしい。

やっぱり基地外しか映画撮ってはいかんのかなあ、と考えさせられた3時間でした。

しかし、マジで次は何をやるんだろう。

投稿: かしはらたつろう | 2005/12/20 11:11

ご無沙汰してました。いやー、白血病という癌になっちまったものでいろいろゴタゴタしていました。すぐ死ななくてはいいようなので、自宅でゆるゆるしています。免疫が低下してるので映画館のようなところへいけないので、この映画を映画館で「体験」できないのが残念至極であります。しょうがないのでDVD出たらできるだけ大画面で見ます…(涙)
思えば映画館では携帯鳴らす馬鹿、ペチャクチャしゃべる馬鹿、菓子袋の雑音を放出し続ける阿呆などに辟易して最近ほとんど行ってませんが…。

ところで「超芸術トマソン」、懐かしいですね。あのエントツの上に立ち魚眼レンズで眼下の町を撮った写真、あれは間違いなく「20世紀の1枚」ですね。
というか赤瀬川さんの名著、今どきの若い人も読むべきです。たぶん最近バッコしている「ニセモン」たちが薄っぺらく見えますから。

投稿: 白取特急 | 2005/12/20 11:15

>白取さま
お久しぶりです。このたびは大変なことになられたようで、しかし非常に冷静に、ときには楽しんで?病気と闘っておられる様がブログからもうかがえて感服しております。

飯村さんのあの写真は何度見てもすごいですね。本人は淡々とされている方で、ああいう人がなにげに凄いことをやるんですよね。

投稿: たけくま | 2005/12/20 11:28

ああー、そーなのかー。
「ブロントサウルス」
言葉的に、こっちの方が好みです。
竜脚類にふさわしい。
「アパトサウルス」
何か歯周病とか予防歯科って気がしませんか。
毎日シダの葉を漉き取って食ってるので、
歯には良い生活でしょう、きっと。

「首狩り族」
どっかのブログで人肉食を取り上げていた。
日本ではかなりタブーですが、
世界的には文明発祥後もわりとあったそうな。
けして「未開人の行為」とは言えず、
西洋でもクリスチャニティが一般化するまでは、それなりに。
第二次大戦中のソビエトでは実例があれやこれや。

たけくまさん、近頃のエントリ実に冴えてますね!!

投稿: トロ~ロ | 2005/12/20 14:59

宇都宮のヒカリ会館なるところまで
行ったら、な、な、なんと!
『キング・コング』は、別の映画に
差し替えられていた!
広告通り上映せず、客にあやまりの
掲示も無い!
ひどいもんですな、映画興行も。
コケたかコング。宇都宮なんかで
コケるな!!

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/20 16:48

キングコングつながりで、

『Xbox 360』用の最新ゲーム『キング・コング』に出てくる、
『モンスター』の話
『冷たい不気味の谷』の、おはなしです。

『リアル過ぎる『Xbox 360』用ゲームと「不気味の谷」現象』
http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051212201.html

ある意味『SONOKOエフェクト』の、正反対の話ですな…

投稿: naga | 2005/12/20 23:31

くだらなくてつまらなかったです。

品川の映画館でしたが最終でガラガラでした。たけくまさんが誉めているんだから面白いんだろうなと期待してみてきましたが外れでした。

要するにこれってラブストーリーじゃないですか。見所があるのはCG効果と効果音で、とにかくショットの迫力と連続によってもう見ている人を巻き込む、ってのはわかりますが。話そのものは大変つまらないものでした。

もしかして「ネガドン」とかで怪獣映画を誉めることにしているんでしょうか。そんな勘ぐりをしたくなるぐらいにつまらない映画でした。

これからはもうたけくまさんお勧めでも眉に唾つけて見ることにします。

ありがとうございました。

投稿: | 2005/12/21 00:23

昨日観させていただきました

ストーリーに整合性を求める人にはキツイ映画
だとは思いました
だって凶暴な猿が金髪美女に恋をするって
その時点で整合性もクソも無い、そこを解って
なきゃどーしよーも無い
でも映画ってのはある意味卑怯な表現形式です
いやそこが大好きなんですけど

ラストシーンのエンパイアステートビルの登頂
シーンだけでも極端な話いいんだと思います
それで映画って成り立つし何度も観たくなる
映画ってストーリーの内容より
そう言う衝撃的なワンシーンに価値がある
それが無い映画は、消費されるだけの映画
浜村ジュンさんが、ラジオで落ちまで話さない映画
は駄目な映画ですよ

悩んだのは、ちょっと長すぎて冗長な気が
する部分です「長すぎ!」っと一言で
済ませられたらいいんですけど
前半部の、キングコングの大暴れがあるから
落ちが効いて来るってのもあるので
一概に短くも出来んでしょう、あのラストシーン
は確かに良かった、でもそれは前半部がなけりゃ
駄目なのよやっぱり

怪獣映画を素直に楽しめる人は幸せになれる
一本だと思います。

個人的には「エンターテイメントって何?」と
スゲー悩まされましたが浜村ジュンさんが
恐らくラジオで最後まで話してるだろうな
という意味で価値のある映画ではあると
思いました

投稿: 無職 | 2005/12/21 09:09

気分が落ち込んでいて、正直3時間超という上映時間に尻込みしていたのですが、たけくまさんのエントリーを(冒頭部分だけ)読んで「何が何でも行かねば!」と思い、行って参りました。
ほんっと、素晴らしかったです。「とにかくやりゃあできるんだよ」というPJ監督の高笑いが聞こえてきそうな快作です。
今回の作品はなんといっても役者の顔がいい。ブルース・バクスター(映画の主演男優)役の顔やナオミ・ワッツなど、「こういう顔って、1930年っぽいですよねえ……」としか言いようのない顔立ち、表情ですばらしい。
これが興行的に大コケするかもしれないとの話には、「何としてでもこの作品を口コミで伝えなくては!」という使命感に襲われました。迷ってる人がいたら、「とにかく騙されたと思って観に行け!」と説得しようと思います。

投稿: ZEEM | 2005/12/21 17:13

お初にお目にかかります。
バカ映画ファンとしてはやはり押さえておきたい一本ですね。予告を見ると怪獣が二体しか出ないのでは、という不安を覚えましたが、たけくま先生のレビューを見て安心しました。
とはいえ、こういう特撮大作は期待が大きすぎるほど上滑りしてしまうことが多いので、あんまり期待せず(笑)見に行きたいと思います。

>かしはらたつろう様
>しかし、マジで次は何をやるんだろう。
PJは『コングの逆襲』のリメイクも考えてるとか。この際『ロード・オブ・ザ・リング』の貯金を全部使っちゃえばいいと思います。

投稿: SGA851 | 2005/12/21 22:26

エントリ読んでワクテカしながらプレミアスクリーン予約して観にいったのに、となりの親父が虫歯か何か知らないけど3時間ずーーーーっとシーハーシーハーチュッチュクチュッチュクしてて胃が痛くなった今日のチラ裏

投稿: | 2005/12/22 10:28

たけくまさん、ほんとうにありがとうございます。
おかげで劇場の大スクリーンで狂気の大傑作を、楽しめました。

ただ、あのヒルですけど、私にはヘルレイザーのバケモノにしか見えませんでした。それはそれでものすごく嬉しかったのですが…、ありゃ子供にはトラウマっすよ、まじで。

投稿: どっこい | 2005/12/23 01:23

雪のおかげで名古屋でみました。
アクションに関しては~竹熊さんの
言う通りでした。
でも「現代」にリメークするんですから
セックスについての突っ込みが欲しい
ですね。ぼくの日記にちょっと不満を
書いています。雑なコメントですが。

コングのセクシイな視線が
感じられなかったのが残念。
コングには彼女がどう見えて
いたのか?
人間が見たものしか映画には
見えていない。旧作もそうだから~
ではダメだと思うんですよ。

彼女はもっともっと傷つき
血みどろであって、それでも
官能的に美しい!
コレじゃなくちゃダメ!!
とことんエロティックであっても
下品にはならないはずです。
そう思いませんか?

もしロジェ・ヴァディムが今生きて
いたら、そう撮ったと思うんです。
それこそが遊びの極地だと思う。

エンパイヤステートビルは
フロイト的に言えば男根!
コングは「飛行機」と戦うのでは
なくて、快感の極地に<立って!>
いる。これって、分かりやすい
「俗説」であってもいいような気が
します。
だって超ハリウッド映画なんですから。

死にのぞんでコングは何故
射精しなかったのか?!
精液描写が出来ないならば、
隠喩としての「何か」が
描けなかったのか!

今回の『キングコング』はこうした意味で
凡作だったと思う。技術だけの情熱と
言い切ってしまっては監督の素晴らしい
挑戦にケチをつけすぎることになって
しまうが…。う~んツライね。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/23 01:58

確かに露骨なエロはなかったですね。どちらかといえば「純愛映画」なんですよね、これって。そこがいいという人もいるわけで…(私もそう)。うーん、このあたりは個人の感想なんでいかんともしがたいところですね。

投稿: たけくま | 2005/12/23 03:21

長谷先生がコングよりも
『現役』だと言う覇気が伝わってきて・・・
尊敬します
させていただきますw

投稿: 情苦 | 2005/12/23 05:15

>でも「現代」にリメークするんですから
>セックスについての突っ込みが欲しい

まだ未見(来週行くつもり)ですが、板谷先生のはちょっと野暮なツッコミというかないものねだりのような気がしますね。
そもそもゴリラでも人間の女に対する美的感覚は我々と一緒じゃないと思うし。元々パンツ履いてないコング君じゃ女が半裸になってもエロって感じないだろうし。
昔のリメイクのギラーミン版「キングコング」は子供心にもエロエロでドキドキしましたけど、あんな風に金髪美女のセクシー度を強めるとコング君が異種族に欲望する変態性欲の怪物猿になってしまうんですよね。
だからこそピーター・ジャクソンはあえてエロ的な部分は排除してる気がしますね。
まあポール・バーホーベン兄貴なら発情したコングが巨大ペニスを勃起させて女を襲うシーンとかやってくれそうですが(笑)。

投稿: レポレッロ | 2005/12/23 11:15

>レポレッツロさん
ぼくの日記にもヤボかと書いたんですが…
あえて書いたわけです。
「ないものねだり」をするのが、こうした
映画だと思う~というのもこじつけ的ですが。

「純愛」なことは確かなんで、そこの表現にも
何か工夫がほしかったんです。それがあれば
セクシーなしでもいいんです。

ところが、夕日を見る場面では
彼女方が「美しい」と言う。
ビルの上でも言いますね。
これが平凡。セリフにも工夫が
ほしいと思ったのはここや、
死んだコングの前でプロデューサーが
言うセリフ。どうも安直。
シナリオでの検討がされるべき部分
だと感じました。
ぼくもしつこいなあ~。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/23 12:58

たけくまさんの記事を読んでワクワクしながら観に行きました。いやぁ、おもしろかったです!私は素直に楽しめましたよ。この映画ってピーター・ジャクソンが”子供の頃の自分”の為に作った映画なのかなぁという感じがしました。あと、ジャック・ブラック演じる映画監督はピーター・ジャクソンがモデルじゃないかとも。『まわりのことなんか知ったこっちゃない』という意味で(笑)

投稿: 平野文鳥 | 2005/12/23 13:12

Pジャクはオタクなんだから、セックス描けないのかよというのはイジメですよ。許してあげてください。ヘタすりゃ童貞かもしれないんですから。

投稿: まるる | 2005/12/23 14:02

見てきました。最高でした。たけくま先生ありがとう。
爽やかに楽しめる自分にもありがとう。
シネマスクエアで間違えて地下でやってるほうの(小さく音響いまいちな)劇場で見てしまったので明日プラザ劇場でもう一度見ます。

映画のパンフによると、ジャック・ブラックいわく「最初はジャクソンをモデルにしようと思って役作りしたけど、デナムは自分に自信が持てないエゴイストでジャクソンとはまるで違うからすぐやめた」だそうです。

ヒルの造形は『ザ・グリード』でしたね。

字幕:なっち だけあって「~なので?」を拝むことも出来ました。
エンドロールをずっと眺めていたら最後に愛情と敬意溢れる謝辞が読めてまた感動。あれは全文訳さないと。マックス・スタイナー他の名前まで丸削りはなっちクオリティでしょうか。さすがの仕事です。

オリジナルの門をギシギシ壊して村で大暴れとかニューヨークで鉄道レールひん曲げたりとかを再現しなかったのはなにか理由があるのかな、とか思いつつ明日もう一度見るのが今から楽しみ。ピーター・ジャクソンありがとう。たけくま先生ありがとう。

投稿: ななし | 2005/12/23 14:29


うーん。
たけくまさんの映画評論はあんまり見解が練れてないというか面白くないんですな。
寸評のスピルバーグ評の方が練れてる気がするんですね。

やはり、マンガ評論やパロディ・ギャグのほうが面白い。

しかし、
漫画は、ストーリー・漫画が好きなのに、
映画は表現的な「絵の」キングコング・キャラ萌えがお好きなんですか。

確かに脳内のイメージを映像化しようとする
モノ・マニアックな執念は感じますが。

一方で、長谷さんの言うように、性=業が描ききられてないというか、心理描写やシナリオの練りが甘い。

「技術だけの情熱」っていいフレーズですね。
どうせなら異種間リビドーを練り上げグロテスクなまでプラトニズムに昇華した怪作にしてほしかった。

オタ監督のカルマ不足ですな。

しかし、私も感覚が古いのかも。www

投稿: ぼぼ | 2005/12/23 17:56

Pジャクはよくもわるくも中学生男子なので、あれしか無理なのです。そして、あれでいいのです。

投稿: まるる | 2005/12/23 18:12

エロが足りんとかいって
これだからおっさんは萌えがわかってねぇんですよ

投稿: | 2005/12/23 18:29

シナリオの練りこみ云々というのは
明後日の方向に言葉を投げてるんですよ
なにを期待すべきかというのはある程度予測つけて見に行かないと
わたしゃ竹熊さん同様嗅覚に恵まれていたようです

投稿: ななし | 2005/12/23 18:38

 初めて書き込みます。
 日頃から楽しみに読んでいるこのブログでの竹熊先生の熱のこもった推薦文を読み今回の「キング・コンク」゙を観にいきました。
 正直、映画館での予告映像を見ても「どうせネタ切れになってきたハリウッドのありがちなリメイク映画だろう」と思い、全く興味がなかったのですが……
 驚きました。あんな「凄い」映画だったとは!
 正月映画と言うこともあり、誰もがくつろいで楽しめる「ありがちな」「パッケージ商品的な」作品かと思っていたのですが、コングのいる髑髏島の各種クリーチャーの映像や島の「原住民」の表現には正直「恐怖」を覚えました(撮影スタッフが「原住民」に襲撃されるシーンでの、ブレを残したスローモーション映像は残酷ドキュメンタリーのそれです。スタッフも虫けらのように殺されていくし)。
 で、この髑髏島のあまりに熱の入った描写を観て、ふと思ったことはジャクソン監督はこのリメイク版キングコングの撮影という機会を利用して、いわゆる「秘境もの」の映画を極めてやろうと考えていたのではないのかということ。何しろ「キングコングのリメイク」なんて企画でもない限り「秘境もの」を撮影する機会なんてあまり無さそうだし。
 ……本当にそう思いたくなるぐらい熱の入った島の映像描写でした。こういうCG(クリーチャー)を多用する映画によく言われる「テーマパーク感」なんて全くありませんでした。延々と続く島の映像、これはもう一つの「世界」です。
 コングがニューヨークに連れて来られてからの映像も凄かった。コングがヒロインのアンを見つけるため、近くにいる金髪の女性を手当たりしだい掴み、その顔を確認しては放り捨てる描写なんかあまりに即物的で、ある意味「恐怖映画」でした。
 こんな「面白い」映画を紹介してくださった竹熊先生には本当に感謝します。

投稿: | 2005/12/23 20:19

ぼくは現在の「萌え」には
オッサンなんで、大した感性を
発揮しえませんよ。
それが出来たら天才かヘンタイ。
オッサンよりか「老人」の域なの。
それを理解してくれないとネ~

ぼくは「映画萌え」なんですね。
わかってネ、お若い方!
ってことっす。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/23 20:55

見てきました。いやー面白かったっす。
もちろんストーリーの整合性とか求めちゃイカンのですが、一つだけ。

沈みそうになった船を軽くするために「ジャガイモ以外はみんな捨てろ!」とか言って
テーブルまで捨てちゃったのに、直後に銃が何十挺も出てきたときは、
「それを真っ先に捨てとかんかい!」と思わず声に出してつっこみそうになりました。

でも、面白かったー!

投稿: osunupapa | 2005/12/24 01:00

↑ アメリカは憲法で自衛の為の武器の所持を認めているので、ウェポンを真っ先に捨てるような描写は考え付かないし受け付けないのです。
え。
ご都合主義なだけじゃないかって。
そそそそそそんなことは・・・・・・うやむや。

投稿: トロ~ロ | 2005/12/24 07:21

船はボロいのに、銃は新品ってのも
さすが!

しかし、あの島の岸壁のシルエット
ゾクゾクさせる形でした。
いい絵描きだ。

日本にも第二の小松崎茂がほしい!
いま、映画は「超絵物語」の時代に
突入している。
CGテクがここまでくると、
絵描きのハート、情熱が問われる。
山川惣治のロマンを継ぐ者よ
出でよ!ですね。

春樹は小模型じゃだめだとばかりに
大和の実物大を作ったけれど、
こうしたやりかたはすでに前例が
ある。「歴史」を素材にしてるから
これはやりやすい。
「想像力」のないスタッフの場合
有効だし。

でも金を集め、自ら沈んだ大和を探しに行き
潜って、菊の御紋章撮ってきたというところが
「確信犯」春樹の面白いところデス。
春樹に負けるな、日本の映画プロデューサー
志望者よ!

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/24 10:13

自分は’76コング大好きなので今回のPJコングには嵌りました。
竹熊さんのコメント通り、伝説となる逸品だとと感じます。
ただ、日本の宣伝の仕方があまりにもアレなので、
日本でコケるとしたら無能な宣伝担当のせいだと思うし、
成功したらそれは観た人の口コミ、また竹熊さんの様な
優れたコメントを公表している方の功績であると思います。
ラストのデナムのセリフに能が無い、といっておられる方も居ましたが、
あのセリフで無ければ「キングコング」という作品ではなくなってしまいます。
この作品は、PJがキングコングを愛する人ち、何よりも自分自身の為に創ったものですですから、ね。

投稿: クンタキング | 2005/12/24 10:19

★コングとヒロインの関係は、恋愛感情というより深い信頼で結ばれた「ペットと飼い主」な感じに思えた。
ただ、コングの方もヒロインをペットだと思っている。

吉田戦車さんの見方↑
スピネットの日記で絶賛されていますが…。
これ、ぼくが何となく感じていたことを
正確に書いていただいた感じです。

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/24 11:44

「ペットと飼い主」というのは言い得て妙ですね。どこかの動物園で、ノイローゼになったメスのゴリラに飼育係が仔猫をペットに与えたところ、一日中抱いて離さず、ノーローゼが治ったという実話がありました。

TVでその映像を見たことがあるんですが、ピーター・ジャクソンは絶対あれを参考にしているなと思った。ガケの上でコングがナオミ・ワッツを抱く仕草がそれにそっくりだったので。

投稿: たけくま | 2005/12/24 11:50

↑ 旭山動物園のHPの飼育員の日記にも、オランウータンはパートナーを亡くすと、しょんぼりして元気が無くなって見るからに可哀相、そこで新しいパートナーを連れてくると徐々に元気になる、これは哺乳類でも他の動物には見られない、類人猿は感情面でも人間に似ているのだなぁ、とありました。

投稿: トロ~ロ | 2005/12/24 12:15

マウンテンゴリラのオスの年長の個体は
子供を狙う密猟者の銃弾を、思いっきり
真正面で受けて子供を守るそうで

確かにシルバーバックなんて言われる個体
の顔写真を見ると人間の40過ぎのオッサンより
遥かに器がデカクテ侍な顔をしてますよね。

投稿: 無職 | 2005/12/24 12:28

話は変わりますが、
ゴリラの密猟って普通白人の動物園に売るためって想像されていますが違うんですね。

アフリカだとほとんどは食べるためです。
ゴリラの肉って「森の肉」ってよばれて昔から
今後とかの黒人さんたちには最高のご馳走とされています。
草食だしおいしいらしいです。
で政府から禁止されてるんだけど、隠れて獲って食べちゃうんですよね。

コンゴとかでガイド頼むと黒んぼのガイドが「そういや、最近ゴリラ食ってねえな」っておいしそうな悩ましい目でゴリラを見てるときがあるそうです。

はずかしながら、私もその話聞いて喰ってみたくなりました。

だから、狙われやすいのは大きい個体です。
ゴリラは獰猛なイメージはあるのですが、これもキングコングとかで欧米人につくられた嘘です。

えらく気の小さい生き物で、人間が近所にいる気配だけでストレスで下痢便になります。
武闘派の侍とは全然違いますよ。

むしろ、チンパンジーが武闘派です。

投稿: ぼぼぶらじる | 2005/12/24 18:08

なるほどなー、チンパンジーは子殺しも
やりますしねー

投稿: 無職 | 2005/12/24 18:12

見ました。1作目と同じシーンも多々あって、ニヤリとしていると、唖然とするシーンが続いたりして。
突然、フェイ・レイの名前が出てきて、ドキッとしました。

投稿: くっぞこ | 2005/12/24 23:47

そういやゲイのゴリラがいるって話も聞いたなー

投稿: nomad | 2005/12/25 00:05

すんません。
アタイもピージャク版コングに
エロスを感じなかったので
ダメでごあした、、
クーパー版の悲鳴であったり
ギラーミン版のおっぱいポロリ&水浴び後
息をフーだのといった
<セックスを感じさせるものの
 絶対にセックスできないヒロインとコング>
の寸止め感が
ジェシカラングの「キングコング」でモヤモヤ
むらむらしていたアタイにとってキモだったので、、
せっかくナオミワッツをキャスティングしておきながら
あのエロさの欠落は、
もったいなかでごあす、、

投稿: ぱてん | 2005/12/27 02:38

http://blog.livedoor.jp/orz_kawaisosu/archives/50273482.html

1週目はがんばった!?
YAMATOが目障り?!

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/27 16:40

コングが北米でクリスマスを制覇だとか。
http://www.asahi.com/culture/update/1227/012.html

ある意味、アメリカ人にとっては「忠臣蔵」みたいなもの
なんでしょうか?

投稿: 九郎政宗 | 2005/12/28 00:27

『キング・コング』もいいですが、『チキン・リトル』はどうですか? 普通に考えたら観ませんけど、1943年に作られたオリジナル版(同タイトル)があって、そっちの方の監督は、『シンデレラ』や『ピーター・パン』も手がけたクライド・ジェロニモ。反・反米映画としてプロパガンダに使われそうになったのを、ウォルト・ディズニーが抵抗したそうです。今回のは、まあ、いろんなパロディーが入った軽めの作品なんですけど。

投稿: umikarahajimaru | 2005/12/29 08:54

新宿で10時間飲んだ翌日
映画館の前を通ったら、
コングが始まって1時間!
「ちょうどいいや」と
船が島に激突あたりから
再鑑賞してきました。
寝なかったデス(笑)

投稿: 長谷邦夫 | 2005/12/29 18:38

えーとですね、私はむしろエロを排除した脚本に好感を覚えたクチでして。
ていうかですね、元芝居者としては、導入部の大恐慌時代で苦闘する芸人達の話、PJ本人の投影されたであろう監督役の狂気、コングにボードビルの芸でコミュニケーションを挑むヒロインの姿に涙しそうになりましたです。
で、またそのヒロインに、「黙ってあの朝焼け(夕焼け?)を見るがいい」と態度で示すコングの男伊達振りに惚れましたです。
ラストの台詞には、原作をなぞったという以上の意味合いが与えられ得た様に感じられました。

投稿: めたろう | 2006/01/01 00:09

はじめまして。
ようやくこの映画を観まして、たけくまさんの仰る意味が解ったような気がします。ピー・ジャクは、正常ではない?か、人智を越えたモノなのですね。TB致しました、よろしくです。

投稿: 森と海 | 2006/01/10 23:03

今日観てきました。
うん、よかった。

いまさら細かいことですが、コングとバトるティラノは三匹ですよ、たけくまさんw

投稿: 酉 | 2006/01/11 02:04

↑二回目の鑑賞で気がつきました>三匹

投稿: たけくま | 2006/01/11 02:10

キングコングの2人は9月で笑っていいともをやめちゃうみたいです。

投稿: あ~ちゃん | 2006/06/17 18:40

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