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2006年3月

2006/03/30

【業務連絡】今、売ってる『週刊文春』に

Amazon.co.jp:大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽: 本

俺が『大塚康生インタビュー』(大塚康生&森遊机・共著)の書評書いてます。内容は雑誌を買うなりして欲しいわけですが、結構面白い本でしたのでこちらでもご紹介。

書評では触れ切れませんでしたけど、森の専門的&マニアックな質問が凄い。もともとこの人はアニメというより実写映画の研究家なんですけど、俺と同い年(45歳)…ってことは、テレビアニメ第一世代でオタク第一世代ということだな。インタビュー現場におそらくビデオデッキ持ち込んで、具体的に「あのアニメの何話のどのシーン」を一緒に見ながら話を聞き出してます。

それも大塚康生が原画を描いたカットだけではなく、「このカットは誰がやった」みたいな話もたくさんあって、こういうのは現場の証言がないと後世に伝わらないので、純粋に資料として貴重だと思う。

なるほど。アニメーターに対するインタビューの手法としても面白いです。でもこれは最初から書籍化前提で進めているから、タップリ時間もあったんだろうなあ。うらやましいやり方です。

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2006/03/28

【蔵出】黒澤映画を「聴く」!

Amazon.co.jp:七人の侍: DVD

久しぶりに「蔵出しシリーズ」であります。以下の原稿は、1999年に「サウンドパル」(小学館)という雑誌で連載した原稿の一部です。当時俺はAV(オーディオビジュアル)にハマッておった時期でして、こんな仕事もやってたんですね~。テーマは「黒澤映画の音の悪さについて」。

 「巨匠」と呼ばれるからには、画面を一目見ただけで「あ、あの人の作品だ」と瞬時に理解できる「スタイル」が必ず、あります。

たとえば小津安二郎の極端なローアングルの構図とか、キューブリックの広角レンズを多用したパン・フォーカス(画面の手前から奥までピントが合っている撮影法)なんてのがそうです。

 ちなみに広角レンズ+パン・フォーカスという技法では背景と役者が「等価な存在」として融合するので、非常に「冷たく整然とした印象」の画面になります。キューブリック作品の、あの神の視点で愚かな人間を意地悪く見つめるようなクールな印象は、この撮り方からも来ているわけですね。

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2006/03/26

個人アニメとエージェントの時代

ishihara←実行委員長・石原慎太郎東京都知事

そういえば今度の東京アニメフェアでは、個人作家のブースがえらい増えていて、あちこちで商談が始まっていましたよ。それも大資本が青田買い、というイメージではなく、小資本のマネージメント代行業、いわゆるエージェント会社が昨年あたりからたくさんできているようです。俺も最近ウェブアニメについてあちこちで書きまくっているせいか、いろんな人に声をかけられました。ありがとうございます。

前エントリでは蛙男商会さんの地上波進出を取り上げましたが、今、個人アニメが注目されている背景には、BS、CS、ケーブル、ネット局の数が増えているばかりでなく、携帯向けコンテンツ需要の増大があるんじゃないかと思います。この状況がいつまで続くかはわかりませんが、個人作家にスポットが当たることは、少し前までは考えられませんでした。いずれにせよチャンスには違いない。面白い時代になったものです。

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2006/03/25

「ザ・フロッグマン・ショー」製作記者発表

takekuma1 蛙男商会のサイトのつながり具合がまだ不安定なようです。聞くところによると、昨夜はピーク時で1時間に1万アクセスが殺到したとか。どうやらヤフーニュースで紹介されたのが原因みたいですが、驚きです。皆様におかれましては、何度もクリックせず、一度クリックして画面が表示されなければ、しばらく時間をおいてから再度接続なさることをオススメします。(写真は向かって右がFROGMAN氏。タニグチリウイチ氏撮影)

先日も速報でお伝えしましたが、TAF(=東京国際アニメフェア/主催側代表・石原慎太郎)でのFROGMANさんの地上波進出第一弾『ザ・フロッグマン・ショー』製作記者発表の模様をお知らせいたします。まずは番組データから

『ザ・フロッグマン・ショー』

●4月5日深夜2:30よりテレビ朝日(大阪朝日放送)にて
●毎週水曜(深夜なので実際は木曜)全11回放送
●内容 FROGMAN脚本・監督・作画・編集・声の出演による『秘密結社鷹の爪』『古墳GALのコフィー』
●製作 蛙男商会/DLE

前回のエントリを少し訂正。基本的に蛙男商会作品は、FROGMANさんの個人FLASHアニメなのでありますが、今回はテレビ地上波での毎週30分番組という非常事態もあり、アシスタントを2名、入れたとのこと。

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蛙男商会のサイトがダウン

先日お伝えしましたように、個人FLASH作家からアレヨアレヨと地上波テレビ(テレビ朝日)進出を果たしてしまったFROGMANこと蛙男商会さんですが、昨日の東京国際アニメフェア(主催者側代表・石原慎太郎)にて制作発表会が行われました。夕方6時には各メディアが記事をサイトにアップしましたが、その直後、蛙男商会のサイトにアクセスが殺到、めでたくサーバーダウン(通称・鯖落ち)と相成りました。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/24/news086.html
↑当日の模様を報道する記事

一夜明けた午前9時現在も、つながりにくい状況が続いているようです。負荷を少しでも軽減するためここではURLを表記しませんけども、これはこれで話題を集めているということですから、さい先のいいスタートと言えるかもしれません。

なお『ザ・フロッグマン・ショー』記者発表の模様は本日中にアップします。

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2006/03/23

はてなブックマークで困った

自分、「はてな」はメインで使ってないんですが、「はてなアンテナ」「はてなブックマーク」は便利に使わせていただいてます。特に「はてブ」ですけど、「たけくまメモ」のエントリごとの読者の反応を知るのに便利ですね。コメントやトラックバックとはまた違った反応が伺い知れますので。

http://b.hatena.ne.jp/matenro/

↑この「matenroのブックマーク」というのが俺のです。見事に「たけくまメモ」のエントリしかないわけですが(笑)。純粋にリサーチ用に開設したからこうなってます。

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2006/03/21

東京国際アニメフェアで蛙男商会

web_coffy_taka_visual

(C)蛙男商会/DLE

例の石原都知事の肝いりで始まった「東京国際アニメフェア」ですが、24日のビジネスデーでの特設ステージで、WEBアニメ作家として著名な蛙男商会さんのイベントに不肖竹熊がゲスト参加することになりました。

蛙男商会といえば、「菅井くんと家族石」「古墳GALのコフィー」といったショート・アニメを多数制作し、WEB上で公開して好き者の間でバカ受けしておられる作家さんです。島根県に居住して幾星霜、完全な個人制作による超低予算リミテッド作品ながら、抜群の「会話のセンス」と編集テンポの良さで傑作を作ってしまう才人。

かねてより知る人ぞ知る才能として注目されておりましたが、なななんと、この4月からテレビ朝日で『ザ・フロッグマン・ショー』という深夜の帯番組を持たれることになりました。24日はその発表会ということです。

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2006/03/20

荒川静香をやりたい

Amazon.co.jp:荒川静香 Moment ~Beautiful skating~: DVDAmazon.co.jp:フィギュアスケートトリノ五輪完全ガイドShinyusha mook: 本Amazon.co.jp:little wings―新世代の女子フィギュアスケーター8人の素顔: 本








俺が今、一番やってみたいのが、荒川静香さんだったりします。

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2006/03/19

昨日は疲れた

昨日は午後2時から5時まで吉祥寺で「PCで作るアニメーション&2006年アニメ最前線」、それから新宿に移動して朝日カルチャーセンター「僕のインタビュー術」、これが6時半から延長して9時15分まで、計約6時間しゃべり続けでさすがの俺も疲れ果てました。

どちらも満員で、来てくださった皆さん、ありがとうございました。

吉祥寺のほうは、第1部でPIXのうもとゆーじ氏が自作やPIX作品を中心にCGアニメの最前線をレクチャー。PIXは「プロ作家の自主制作集団」という珍しい形態で、全員がゲームやCF、劇場アニメの最前線でCGを担当しているプロ中のプロ。レベルが高いのは当然なのですが、それぞれ手弁当で制作しているところが面白いです。

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2006/03/17

「僕のインタビュー術」レジュメ2

※長いので分割しました。

●4 構成術「どうやって話をまとめるか」

 ▲「話し言葉」は、そのまま文章にはならない
 →「話し言葉」には、さまざまな「論理的ノイズ」が混入している。「あー」とか「うー」といった、文章としては意味をなさない言葉もあるし、それ以前に本人の勘違いや言い間違いも、思いのほか多い。
 →きっちりと起承転結で話が出来る人というのは、ほとんど存在しない。従って「読む文章」に変換するには、談話をまとめるライターの「文章構成力」が不可欠になる。
 →その話の流れを一番理解しているのは、その場にいたインタビュアーである。週刊誌などでは、インタビュアー(取材者)とアンカー(執筆者)が別れていることも多いが、私は必ずフィニッシュまで含めて引き受けることにしている。

 ▲テープ起こし
 →テープ起こしは時間のかかるやっかいな作業だが、本来これも取材者本人がやることが望ましい。
 →日本語には同音異義語が多く、ただ音として聞いただけでは間違えることがよくある。(端と箸と橋、みたいな)またその話題についての知識がない人だと、固有名詞がとんでもない表現になることも。(『ハウルの動く城』が『ある牢獄の城』になったり、など)
 →こうしたミスを極力防ぐためには、結局テープ起こしをする者がその場にいて、流れをつかんでいることが望ましい。

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「僕のインタビュー術」レジュメ1

明日の朝日カルチャーセンターで講義する「僕のインタビュー術」のレジュメができました。まあレジュメというには結構膨大なものになってしまいましたが、講義では具体例とかビシバシ引用するので、本当にこの内容が2時間で収まるかは不安です。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_1ebf.html

なんかさっき朝カルに電話したら、予約で受け付けた100名のうち、受講料を既に払いこんだ人が60人で、あとの40名はキャンセルの可能性もあるとのこと。もしお暇で関心ある人は、お昼くらいまでに電話入れれば当日券も用意できるかもしれません。いきなり来られても対応できませんので、必ず事前に電話を入れてください。

朝日カルチャーセンター新宿校 03-3344-1998
場所については下のURL参照

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/top_menu/access.html

■僕のインタビュー術・講義レジュメ

●総論「いいインタビュー、悪いインタビュー」

▲竹熊のインタビュアーとしての不適格性
 →対象(インタビューイ)に思い入れがありすぎる場合がある。
 →対象よりおしゃべりである(無言の間に対する恐怖心)
 →「予断(事前の主観)」からどうやって距離をとるか 自身の失敗例(戸川純インタビュー)から
 →自分の「欠点」を「武器」に変えるにはどうすればいいか

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2006/03/16

【業務連絡】ぐうぁああああ忙しい

やばい。確定申告、期日までにできんかった。今月中にでき…そうもない。

今日は午前中までにひとつ締め切り。それ終わったら土曜日の朝カル「ぼくのインタビュー術」準備せねばなりません。朝カル、予約100人突破で締め切りだそうです。ありがとうございます。話すことはほぼ決まってるんですが、本日中にレジュメ作ります。できたらここにアップするかも。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_1ebf.html

それで土曜日は、朝カルの前に吉祥寺アニメイベントもあるんですよ。CG作家のうさぎ王さん、アニメ評論家の氷川竜介さんとトークします。入場無料。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_571a.html

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2006/03/14

西村博之氏という存在

前回のエントリで書き忘れたんですが、俺にとって、昔からどうにも不思議なのは、「実名」を晒すことを、多くの人が過剰に恐れすぎているんじゃないかということです。

実名だろうが匿名だろうが、他人に非難されるようなことを書かなければいいだけの話なんじゃないでしょうか。

俺、実名さらして、時には顔写真まで載っける文章書いて20数年ですけど、身の危険を感じるほど他人から恨まれたり、ストーキングされたことって一度もないですよ。(小さなクレームはしょっちゅうですし、ネットでつっこまれることはよくありますが)。

まあ仕事の原稿の場合、編集のチェックが入ることも大きいですけどね。でもライター個人としても、その文章を発表したことで生じるいろんな可能性をあらかじめ考えてから書くようにしていますけど。一方でネットでは自分の判断で発表しますが、こちらも特にこれといったトラブルはないなあ(どこまでトラブルと考えるかによるかもしれませんが)。

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2006/03/13

「名声の口座」としての「実名」(2)

さて、一方の匿名発言も、じつは同じことが言えるんですね。匿名にもそれなりの「責任」が存在し、それはさまざまな形で決済を迫られることがある。悪意のある匿名発言の場合、たとえば誰かに実名をばらされるなんてことも「決済」のひとつでしょうし、最悪、IPアドレスから本人が特定されて逮捕、なんてことも最近では珍しくなくなりました。

でもまあ、ほとんどの場合はそこまで行きませんわね。そういう形で露骨に決済しなくとも、多くの匿名発言は、それがいいものでも悪いものでも「その場限りで読み流される運命にある」ということです。小飼氏が言うところの「匿名での発言には流動性がない」とはこのことでしょう。

匿名のまま、自分の発言に現実的な効力を求めようとしても、それは虫がいい以前、に矛盾した行為だといえます。それが分かっているから、ほとんどの匿名発言者は自分の発言が「その場(ネット内)限りのもの」になることで満足しているわけでしょうし。また、ひとつひとつの姿なき声が、時に状況を動かす(「のまネコ」問題など)ことだってあります。匿名の報酬といいますか、たまに起こるそうした「祭り」に参加するカタルシスだってあるわけです。

匿名発言の「有効距離」にはおのずと限界がある。これが匿名のデメリットです。よほど論理的な説得力がない限り、発言の内容以前にギャラリーに「聞き流される」ことを覚悟しなくてはならない。読む側に回ることを考えれば、誰だってそうしているんじゃないですか。それを誰かに伝えるとしても、ソースが匿名カキコなら、なかなか「ウワサ話」以上のものにはならない。もちろん、それはそれでいいわけですよ。

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2006/03/12

「名声の口座」としての「実名」(1)

「404 Blog Not Found」の小飼弾さんが、この間から自身のブログで面白い議論を展開しています。3月9日付の「実名は振込口座?それとも振替口座?」から始まる一連のエントリがそれ。

▼実名は振込口座?それとも振替口座?
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50406879.html
▼芸名口座
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50409913.html
▼別名(alias) vs 別人格(alter-ego)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50410279.html

小飼氏も書いているように、「実名・匿名」問題そのものはネットではありふれた議論です。インターネット以前の、それこそパソコン通信の時代からありましたし。その度に激烈な議論が巻き起こり、「決着」がついたと思われても、なにかの拍子に蒸し返される。ということは、本質的には決着がついていないことでもあるわけです。

この問題、物書きとしての俺にも無縁ではないので、昔から折にふれて考えていたことでもありました。いろいろ考えて、結局のところ実名・匿名にはそれぞれメリット・デメリットがあり、そのこと自体はいいことでも悪いことでもない。実名でも匿名でも「いい発言はいい」「悪い発言は悪い」のであって、時と場合に応じて使い分けるべきだという、いささか身も蓋もない結論に達しておるわけです。

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2006/03/11

必殺技ひとくちメモ

Amazon.co.jp:荒川静香 Moment ~Beautiful skating~: DVD

こないだオリンピックで金メダルとった荒川静香選手の番組見てたんです。それまでフィギュアスケートなんて全然興味なかったんですが、荒川さんの演技見ているうちにすっかりハマッてしまいまして。うっかりDVDまで注文してしまったくらいです。

それはともかく、荒川さんといえばイナバウアーなんですけど、番組でアナウンサーがですね、「出た必殺技・イナバウアー!」って叫んでいたわけです。確かに

「イ~ナァ~・ヴァゥウ~ワアアアアアー!」

とか絶叫すれば必殺技っぽいんですが、実際はそういうわけではなくて。

普通に「必殺技」って言ってる。これに違和感がありましてね。細かいことかもしれないですが、別にイナバウアーって人を殺すワザではないでしょう。せめて「必勝ワザ」と言えばいいじゃないですか。いや、イナバウアーって実は得点にならないそうなので、しいて言えば「得意技」ってだけ。「印象技」とかね。なのになんで必殺技なのか、と考えてみたんですが、たぶん何も考えずにこの言葉を使ったとしか思えない。そのほうが格好いいから、なんとなく言っちゃったんでしょう。

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2006/03/10

【業務連絡】ココログ復旧?

いや~昨日の昼あたりからココログのメンテが長引いていましたな~。ほぼ一日半、新規投稿もコメントもアップできませんでした。俺の責任じゃないとはいえ、ご心配おかけしてすいませんです。

まあこの3月末にいろいろ機能がアップするみたいなんですが、そのことでかえって不具合が生じているのかもです。スタッフの皆さんもさぞや焦ったことと思いますが、今のところこんな感じらしいです。

http://cocolog2006.typepad.jp/blog/2006/03/1340__a88f.html
http://cocolog2006.typepad.jp/blog/2006/03/1610_f4bb.html

ご苦労さまではありますが、ブログを本格的に商売に使いたい人などには、こういうことが続くと困るでしょう。俺の場合、一応ココログに金払って使ってますので、文句を言う権利はあるでしょう。月950円ですけど(笑)。

俺の場合、商売、は大げさですが「たけくまメモ」を物書きとしてのホームグラウンドにしたいと思ってますので、別サーバーにミラーサイトを設けるなど、今後はいろいろ考えなければ、という感じであります。

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2006/03/08

長崎尚志さんに会ってきた

Amazon.co.jp:PLUTO (1)ビッグコミックス: 本

昨日のことですが、たぶん日本で唯一「マンガプロデューサー」を名乗っている長崎尚志さんに会ってきました(いや、大塚英志がいたか?)。80年に小学館に入社してから、いきなり手塚治虫、さいとう・たかをなど超大物の担当を歴任、そして浦沢直樹氏の才能を見いだしたという業界ではかなり有名な人です。

現在も浦沢氏の創作パートナーとして『20世紀少年』のストーリー協力や『プルートゥ』をプロデュースしたり、他にも東周斎雅楽などの名義で「漫画脚本家」としても活躍されております(氏は原作者という言葉を好まない。このへんはさいとう・たかを流)。

長崎さんはこれまであまりマスコミには出なかったので、いろいろ謎も多い人だとされていました。今も「原作者」なのか「編集者」なのかよく分からない人と言われますけど、俺に言わせれば氏もまた「編集家」であります。会社員時代から、非常にクリエイティブな側面で作家と対峙する人だったわけです。まあそもそも、マンガ編集者とは作家と一緒にネタを考えることが重要な仕事の一部でありまして、他の出版分野(文芸など)に比べても特に高いクリエイター的能力が要求されるのは確かなんですけど。

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2006/03/06

忘れえぬ君(1)イッサクさんの巻

(1)、なんて銘打ってますが発作的に書いてるだけなので続くかどうかはわかりません。

ある時期、ほんの一瞬すれ違っただけで、友人とも呼べぬ関係なのですが、なぜか心に残る人というのがいます。俺の人生にとって利害関係が何もなく、特にこれといった影響を受けたわけでもないのですけれども、強烈なオーラだけが残る。そんな人のことをふと思い出したので、せっかくなので書こうと思います。

昔むかしの80年代前半、俺が群雄社というエロ本出版社で仕事をしていたときのことであります。ここにイッサクさんという編集者がいました。正社員だったかは知りません。だいたいこの会社、社長(故人)が元全共闘の過激派で、社員の多くがヒッピー、営業部長がヤクザ、編集局長がお坊さんでポルノ小説家と、なんというかまともな人が誰もいないのがナイスでした。イッサクさんは、まだまともなほうだったと思います。

俺はその頃22,3だったんですが、家出して2年目くらいで、ド貧乏ながらカツカツなんとか生きていたという感じ。ここで、こないだ復刻された『色単』を作っていたわけであります。

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2006/03/04

【告知】3月18日吉祥寺アニメイベント

告知が遅れて申し訳ありませんでしたが、3月18日の午後2時から、吉祥寺にある武蔵野商工会議所内ゼロワンホールでイベントがあります。毎年秋にやっている吉祥寺アニメ映画祭の関連イベントなんですが、スタッフは同じものの厳密には東京都主催のアニメフェアの関連企画であります。(秋のは吉祥寺の商店街が主催)

3月18日(土)13:30開場 14:00~17:00 入場無料
武蔵野商工会館4F ゼロワンホール
第一部:「PCで作るアニメーション」
第二部:「2006年アニメーションの最前線」
講師:うもとゆーじ(アニメーション作家)、
竹熊健太郎(多摩美術大学)、氷川竜介(アニメーション評論家)

第一部に登場するうもとゆーじさんは、プロのCG作家でゲームやCM方面でご活躍ですが、彼が中心となってPIXという「プロCG作家による自主制作団体」を結成して精力的に活動中です。今回はPCによるアニメ制作を、一般にもわかりやすく解説していただきます。PIXの作品も多数上映しますので、ぜひお越しください。詳しくは下記URLにて。

http://kichifes.jp/index3.html
http://kichifes.jp/animation/news.html

↓PIX公式サイト
http://www.pixlabel.net/

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2006/03/02

俺と萌え(番外2)斉藤環氏とのやりとり

2月26日に「俺と萌え(番外)萌えとフェチは違う?」でちょこっと触れた斎藤環氏の発言に関し、俺が若干誤解したまま書いてしまった部分があり、それに対し翌27日、俺のmixi日記のコメント欄で氏から「真意の説明」がありました。

いまさら解説するまでもないでしょうが、斎藤環氏は『社会的ひきこもり』(PHP研究所)などの著作で著名な精神科医であります。またラカン派心理学者の立場から、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版)『博士の奇妙な思春期』(日本評論社)『フレーム憑き』(青土社)などでマンガやアニメにおける「おたくと萌え」の問題に対し自説を積極的に発表されている論客であり、俺と同世代の友人であり、そして立派な「おたくオタク」(オタクに対してオタク的に追求する、ある意味典型的なオタク)でもあります(笑)。

医学者としての氏が「オタク」に注目した理由は、臨床の現場で日々「ひきこもり」の人たちと接するうち、それとは親和性が高いものの異なる存在である「オタク」の生き方に注目し、ひきこもりを「治療」する極めて実践的な方法論として、彼らに「オタクの勧め」を説いたところにあります。氏は「趣味の場やインターネットを通じたオタクのコミュニケーション能力」に触れ、これが「ひきこもり」との決定的な差異だという考え方をもたれています。

斎藤氏のユニークさは、世間で言われるようにオタクは決して非社会的な存在ではなく、むしろ「社会的な存在なのだ」と主張したところにあります。これは多くのオタク論の盲点を突いた視点であると言えます。

ところで俺はこのブログとは別に友人知古限定のmixi日記をやっております。始めたのは「たけくまメモ」より古く、初期は「たけくまメモ」と同じような内容を書いていました。今はこちらのブログ更新で手一杯で、「たけくまメモ」のURLリンクを貼って友人向けのコメントをもらうだけという、手抜き状態に陥っております。しかしmixi備え付けの別ブログリンク機能を使わず、URLをいちいち貼っていますので、mixiのコメント機能は独立して使えるメリットがあります。

斎藤氏は、最初は「たけくまメモ」にコメントをつけようかと思ったそうですが、こちらのコメント欄の流れに遠慮してmixiの方にコメントしてきました。一読して斎藤氏の立場がよくわかる重要な文章だと思いましたので、斎藤氏の許可を得てこちらに転載するものです。

以下、当該エントリに今一度目を通されたうえで、斎藤氏と俺のやりとりをお読みください。自分のコメントに手を加えたい欲求にかられましたが、氏のコメントは原文ママですので、誤字を除いては俺のも原文ママで行きます。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_6392.html

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2006/03/01

いや、本当に申し訳ないのですが

昔、筒井康隆がしみじみと書いていたことがあった。

「信じられないことだが、世の中には、冗談というものが本当にわからない人たちがいる」

今、俺たちのいる日本で、俺たちの目の前でおこっているこそがまさにそれかもしれない。

ここ2、3日の自分をとりまく状況を見ると、本当にそう思う。もしかして狂いかけているのは俺や民主党だけかもしれませんが…(笑)。

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