梅田望夫さんのブログで
やはり『ウェブ進化論』の梅田氏のもとにも文藝春秋の取材が来たみたいで、昨日のエントリでそのことが触れられていました。そこで「たけくまメモ」の「【文春】Google暗黒特集」についても触れてありましたので、こちらでも紹介します。
↓My Life Between Silicon Valley and Japan
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060422
ええと、梅田さんは文春記事の著者である森健氏から直接取材されたようでして、森氏によれば「別に暗黒特集ではない」そうです(笑)。もちろんグーグルの問題点についても書くが、良さについても書くとのことで、ちょっと俺のエントリタイトルには誤解されそうな感じがありました。そのことを俺からも強調しておきます。
それで今回のエントリ、本当は梅田さんのブログにコメントとして書こうとしたらかなり長くなりましたので、以下は俺のブログエントリとして書き、トラックバックを打つことにしました。
◆以下梅田さんのブログに書く予定だった文章です◆
初めまして。「たけくまメモ」主筆の竹熊です。「ウェブ進化論」は、近年これほど知的刺激に満ちた本もなく、大変に面白く興奮して読みました。
「Google暗黒特集」というタイトルは、アップしてから気がついたのですが、たしかに表現が過激すぎたかもしれません(笑)。ちょっと言い訳をしますと、取材を受けた当日、文春記者さんとの間では、いわゆる「アボセンス問題」が中心の話題でした。当該記者さんも「グーグル礼賛記事にはなりません」とおっしゃってたので、ついこう表記してしまったのです。
当日は森氏も来られる予定だったのですが、急な別取材が入ったらしく、待ち合わせ場所に行ったら別の記者さんがお一人でした。森さんにはお会いしたかったのでちょっと残念であります。
昨日の夜、僕の発言部分のゲラが届きました。記者さんにはいろいろしゃべったのですが、やはり採用コメントは契約解除の事実に関するものが主でしたので、森さんの本文の中ではおそらく傍証的に使われているような印象です(もちろんそれで構わないのですが)、早く全体の記事を、梅田さんのコメントを含めて読みたいと思いました。
さて今回の梅田さんのエントリは、グーグルの現状における問題点について、梅田さんなりの考えを書かれておられて興味深いものでした。
《僕は森さんの取材に答えて色々なことを話したから、どの部分が引用されるかはわからないが、「グーグルの問題点を語る難しさ」の理由について少し時間をかけて話した。
たとえば「たけくまメモ」で昨年しきりに取り上げられた「Google AdSenseからの契約破棄通知」問題を例に取れば、竹熊さんがお書きになった、
ある種の「人間味」をバッサリと切り捨てたところにあの会社の凄みと真価があるのも確かですけどね。アドセンス以外のサービスは確かにすごいものだし。でもこの「人間味の切り捨て」というか、人間を目方で量るような態度は、Googleの強みであると同時に弱点でもあると思う・・・・・
というのはまさにその通りなのだ。
もう少し言えば、こうした末端で起きている不幸な出来事(当事者である一ユーザにとっては大事件)も、億単位のユーザを相手に一本のシステムで全部を完璧に処理しようという長期的ゴールの実現を企図するグーグル開発陣にとっては、「例外処理」という位置づけにしかならない、ということなのである。》
(「My Life Between Silicon Valley and Japan」4/22「グーグルをどう語るか」を巡って)
と「たけくまメモ」の文章を例にして書かれた部分は、「なるほど、やはりそうなのか」と思わされるものでした。
以下は、梅田さんが答える性質の疑問ではないので、あくまで僕の意見としてお読みください。グーグルがこうした問題を「例外処理」と見なしているにしても、気になることがあるのです。
たとえば「はてな」のような一部の企業サイトもグーグル・アドセンスを収入源のひとつとして使ってますが、こうしたサイトは「たけくまメモ」とは比べものにならないくらい多くのPVを集めていると思います。当然こういうサイトにも、いわゆる「アドセンス狩り」(第三者による悪意の大量不正クリック)が頻繁に生じていると予想されるのですけど、グーグルは個人サイトの不正クリックには敏感でも、企業サイトのほうには鷹揚な感じがどうしてもするのです。
はっきり申しますと、「アドセンス狩り」などで検索して引っかかる「被害者」は全部個人サイトのようで、企業サイトについては事例が出てきません(それとも、あるのでしょうか)。
ここで考えられることは、個人のアドセンスユーザーに関しては全自動のプログラムで一律に対応するが、企業ユーザーについては、別のプログラムが用意されているか、または人間の担当者が存在して個別に対応しているという可能性です。(たしか、アドセンスにはなんとかプレミアムというサービスがあって、ある一定以上、たとえば一ヶ月で1000万PV行くような優良会員には特別の担当スタッフがついたはず)
要するに、同じようなトラブルに対して、個人と企業相手では違う対応をしているのではないか? という疑念が、どうしても私には拭えないわけです。
こうしたグーグルのダブルスタンダードの可能性については、佐々木さんの『グーグル』でも触れられていたと思いますけれども、実際の所はどうなんでしょうね。
これはグーグルに対する個人的疑問として提示しておきます。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
なんか途中から「望田さん」という謎の人が登場しているようです。早めの訂正が吉かと…。
投稿: 読者 | 2006/04/23 12:07
あわわわ。本当だ。直しました。
望田という別の友人がいるので、ついごっちゃになってしまいました。梅田さん、申し訳ありませんでした。
投稿: たけくま | 2006/04/23 12:11
ついでに前のエントリを「【文春】Google暗黒特集」から「【文春】Google(暗黒?)特集」に変更しました。あくまで「暗黒特集」と感じたのは竹熊の個人的意見だということで。
投稿: たけくま | 2006/04/23 12:54
アドセンス狩りについては存じ上げませんが、サイバーエージェント・BMW・リコー等の企業のSEOは
不正と判断され問答無用でGoogleの検索から外されていた経緯がありますので、個人に厳しく企業に優しいというイメージはありません。
PVが多い方を優遇する、というのは当然だと思いますが、それを企業/個人で分けてしまうのはどうかと思います。
企業でも全くPVが無いのならば(実際そういうサイトはあると思います)冷遇され、
個人でも圧倒的にPVがあるならば優遇される、というのがGoogle的なフェアネスでは無いでしょうか。
それを達成しようとしているのならば(少なくともその意味では)ダブルスタンダードでは無いと思います。
Googleがダブルスタンダードになってしまっているように見える部分も多くありますが
そのようなケースの原因は訴訟リスクを畏れての事が多い気がします。
あれだけ自由を謳うGoogleが中国ではアノ様なわけですし。
投稿: やん | 2006/04/23 13:23
SEOについては確かにその通りだと思いますが、私が問題にしているのはあくまで「アドセンス狩り」についてです。SEOはそのサイト運営者が独自にやっていることですが、アドセンス狩りは、少なくともそのサイト運営者の「責任外」のところで生じると思われる問題です。
「責任外」と思われる問題なのに、あたかもそのサイトに「責任」があるかのように「処理」されてしまうのが問題なのです。
それで「はてな」の例を出したのは、キーワード検索などの画面に堂々とグーグル・アドセンスが表示されているからです。ここまで堂々と表示されるなら、当然「アドセンス狩り」にも会う確率が高いと思われるのですが、今のところ削除される気配が見えないのは、たんに「はてな」が「運がいいから」なのでしょうか?。
「はてな」ほどの有名サイトで、そのような行為が一度も存在しないとは考えにくいのですが。あるいは、「はてな」がPVの多いプレミア会員だからでしょうか? プレミア会員になることで得られる「特権」の説明は、やはりグーグルのどこにも書いてないんですよね。(単に、さらに効率的な広告効果が得られるよう、専門のスタッフが相談に乗ります、みたいなことは書いてあったように思う)
あと、本文では書きませんでしたが、そもそも「アドセンス狩り」というものが本当に存在するのか? という疑問すら、俺にはあるわけです。
というのは、不正クリックが「あった」ことをグーグルが感知しうるのであれば、それこそ「無効クリック」として処理すればいいだけではないかと思われるからです。なにもそのサイトを除外する必要はどこにもありません。
とにかく、グーグルの行動は規約に書かれている以外はまったくのブラックボックスなのです。そして、その規約にも、そうした判断は「グーグルの独占的裁量」としか書かれてないのです。
まあ、私としては、そのことでグーグルを訴えようとまでは思いませんけど、こうした先方の態度が変わらない限りは、アドセンスと再契約しようとは思いませんし、他人に「アドセンスってどうよ?」と聞かれたら、「こうしたリスクがあるよ」ということを話しするしかありません。
投稿: たけくま | 2006/04/23 13:37
中国の検閲に協力してるんですよね、google.
なんだかなぁ。
投稿: tommie | 2006/04/23 13:37
フェアネスかどうかは解りませんが、「企業」と
「個人」という分類ではなく、単純に「うまみ」がより多い方を優遇する、
というのはぼくもそう思います。
そうすると、「企業」が得して「個人」が損するという図式に自然となってしまう。
グーグルもまた1つの「企業」であることを考えれば、
当然のことだと思います。ぼくがグーグルでも(?)そうします。
しかし、グーグルは全人類を相手にしなければならない「企業」な訳で、
その影響力を考えれば、「企業」と「個人」では圧倒的に
「個人」の方が多いんですから、
何かしらの対応策を講じなければ、
もしかするとグーグルに未来はないかも知れない。
投稿: apg | 2006/04/23 13:46
たけくま先生のコメントを読む前に
書いてしまいました。
どうも問題としていることが違うようなので、
上の文章は忘れてください。
投稿: apg | 2006/04/23 13:49
なるほど・・それもそうですね。
アドセンス狩りの問題点を良く認識していませんでした。
どういうルール(あるいはアーキテクチャー)で、不正と判断しているのか、が公表されていないと、
Googleの信頼性は確保されませんね。
投稿: やん | 2006/04/23 13:55
梅田ブログで、さっそくこのエントリに対する意見がアップされました。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060422/p2
梅田さん、素早い対応ありがとうございます。
投稿: たけくま | 2006/04/23 14:01
単純に、全体のクリック回数にたいする不正クリックの比率が問題なんだと思いますよ。
企業サイトで少しばかり不正クリックが増えたところで目立たないでしょう。いっぽう、ちまちまやっている個人サイトでいきなり不正クリックが増えたらそれは目立ちますよね。
投稿: ネコ七 | 2006/04/23 14:55
梅田さんと小飼さんの記事を読ませて頂きました。
個のエンパワーメントを目指してGeekの作った会社であるにも関わらず(あるいは、だからこそ)技術的なアーキテクチャで現状では解決出来ない問題(不正クリック/訴訟問題/中国政府の動向/金銭トラブル)=例外処理に関しては、Suitに丸投げしてしまう。そしてSuitは個人より企業を、市民より政府を選んでしまう、というのがダブルスタンダードになってしまう、1番の要点なようですね。
自分も情報系の人間なので「例外処理は他人に任せておきたい、自分は技術にだけに集中したい」という気持ちには共感します。
しかし、それでは小飼さんが仰られるように、企業としては「甘ちゃん」なのでしょうね。
都合の良い例外は享受している、というのも確かにそうだと思います。
投稿: やん | 2006/04/23 15:08
アクセス数とアドセンス・クリック数との比率を計って自動的にやっとるんでしょうな。
「人力マンドクセーから、システムやってくれよ('A`)」と。
個人と企業相手では違う対応というのも当然のことで、かたや数百万PVと数万PV。どっちから改善したらいいのか子供でもわかるよ。(by漆原)
まぁ、百点満点中85点だったとしても、いいじゃないかと僕は思うわけですが。
嫌なら他に行けばいいわけだし。
投稿: 牌_フェディダ | 2006/04/23 15:16
> 牌_フェディダさん
で、あるならば、グーグルは個人ユーザーの相手など最初から止めて、企業ユーザーだけを相手にしていればよいと俺は思うわけです。
個人ユーザーとしては、理不尽な目にあったとしてもせいぜいこうしてブログで不満をぶちまけるしかないのですけども。
で、そうした個人の声はたしかに小さくとも、それこそネット検索すれば膨大な数の「グーグルへの不満」が書かれることになるわけで、それはグーグルにとっても看過できないデメリットに成長すると思うのですけどね。
なんというか、そのところが小飼さんにも「アマチュア企業」と呼ばれてしまう原因になっているんじゃないでしょうか。とにかく、巨大企業のわりには商売が下手ですよね。
投稿: たけくま | 2006/04/23 15:29
クイズ:Googleという名前のゆらいはなんでしょうか
投稿: Aa | 2006/04/23 15:38
うーむ、あのさー。
googleなんて機械ですぜ?
機械にどんだけ期待してるんだおまいら。
機械のやることに多くを求めるなっつーの。
それに小飼氏もそうだけど、数十億ドルを稼ぎ出す企業を、「アマチュア企業」とか「甘ちゃん」とか断ずるアタマが理解できませんな。
そんだけ稼ぐ企業にプロもアマもあるか。立派な会社やん。
たけくま氏は、アドセンス問題を放置することによって、グーグルにとっても看過できないデメリットに成長すると書かれましたが、それでいいんじゃないですか?
それこそアレですよ。
個人と企業相手では違う対応というヤツです。
この“例外”が、それこそ企業クラスの“問題”になったときに対応するんじゃないですか?
そんだけデカくなったほうが、問題の根源が見えやすいし、デカくならなかったら、例外としてほっときゃいいんだし。
しかし、googleをサービスだと思ってる人多いな。アレはテクノロジーであって、ただの技術なんだが。
投稿: 牌_フェディダ | 2006/04/23 20:32
?
googleってサービスじゃないの?
サービスのためのテクノロジーかつ技術でそ?
ちと真意が見えませんが
投稿: ノイノイ | 2006/04/23 21:03
テクノロジー(技術)あってのサービスじゃないすか。
google=機械ってのも相当アレですが。
投稿: 87分 | 2006/04/23 22:06
たけくまさんも梅田さんも100も承知だからイチイチ説明しないけど、googleはもともとは純粋な技術というかソフトウェアだったが、いまや企業化し諸々問題がでてるというのがトピックなんだと誰か教えてあげたほうがいいんじゃない?
投稿: | 2006/04/23 22:13
よくわからないけど。不正クリックが多いようなのでグーグルが広告をひきあげたってことですね。普通だと思います。広告主の立場にたてば当然です。それに、広告をひきあげられたというだけで一円も損してないはず。暗黒面でもなんでもない。…そういう話じゃないの?失礼しました。
投稿: | 2006/04/23 23:43
お金さえ損しなければ、不愉快なめにあってもいい、という人しかいないのなら、そうかもしれませんがー
投稿: な | 2006/04/24 01:19
グーグルがアボセンスするときって、それまでの正当なクリックで溜まっていた料金も支払われなくなるんですよ。それで数十万損した人もいるそうです。(グーグルは米ドル小切手払いなので、日本円で振り込まれるようにシステムが変わるまで支払い保留している人が多い)
人によっては警告メールが事前に来たそうですが、俺の場合はなんの警告もなしに突然、いきなり向こうから解約されました。しかも「不正クリックがあった」というだけで、一切のデータが示されないのです。
自分でデータを確認しようにも、そのときにはもうグーグルのアドセンス用サイトには入れなくなってるので、確かめようもないんですよ。こういう仕打ちを受けたら、さすがに納得できない人が多いのではないでしょうか。
投稿: たけくま | 2006/04/24 01:43
> たけくまさん
こういう一方的に損失を被るような契約は成り立たないと聞いた事があります。企業倫理として問題があります。
企業は営利だけを、目的に存在してはならないと私は考えており、この様に立場の優位性を生かして、弱者を切り捨てるなどもってのほかです。
こういう手段で来るなら、皆で集まって集団訴訟で対抗するなんて、如何?
投稿: 御園あゆむ | 2006/04/24 01:58
【グータララー】20世紀少年 Part66 浦沢直樹【スーダララー】 (596) - 漫画板@2ch
…こんな中途半端に、曖昧な説明と予告で 打ち切りだか休載だかされたら腹立つ。早口言葉みたいなのもふざけてる。他の連載が、とか映画化がって、浦沢マンセー ファンには言い訳になるが、20世紀少年のファンには 何の言い訳に…
今週の20世紀少年を読んでがっかりした人ちょっとこい (15) - ニュー速VIP板@2ch
…なんだあの終わりかた… 浦沢は何考えてるんだよ(´;ω;`)kwskあれ釣りだよ あれは……orz以下、デスノの今後を語るスレになりました それには同意 見てないけどえ、完結したの?…
20世紀少年終了のお知らせ (453) - ニュース速報板@2ch
…と思うよ 高須の指示で、サダキヨがたてこもった 老人ホームを燃やそうとしたともだちの部下達がいたじゃん 「はい、絶交でました」みたいなかんじでニコニコしてる奴ら あんな感じの学会員みたことあるもんw でも同級生で20世紀少年好きな奴…
投稿: 浦沢 | 2006/04/24 10:22
>御園さん
集団訴訟もひとつの方法でしょうし、30万円以下の被害であれば簡易訴訟という方法(簡易裁判所に行って、規定の書式で訴状を提出すれば数千円の印紙代で済む。弁護士もいらない)もありますが、僕の場合は被害が低額ですので訴訟はコスト的に見合いません。
実際、アメリカでもグーグルに対する訴訟は増えているようです。が、今もってグーグルの態度が改まらないところを見ると、訴訟リスクよりも、はるかに儲けが上回っているので「放置」しても構わないという経営判断なのでしょう。
日本でもアメリカでも、数十万損したなんて人はやはり例外で、ほとんどは数百円から数千円の被害だと思います。だから、大部分は泣き寝入りするわけですが、それこそが「塵も積もれば山」式のグーグルビジネスの一環を成していると考えると、やっぱりシャクであります。
そこで、こうしてブログに書いたりして世に広めて訴える方式が、一番いいんじゃないかというのが俺の結論だったりします。第一、コストがかからないし、今のところ検索にもひっかかりますしね。実は訴訟されるよりも、こういう小さい声が増幅していくほうがグーグル的にはイヤじゃないかと思うわけですよ。
ロングテールビジネスの巨人には、ロングテール的な仕返しを、というわけです。
投稿: たけくま | 2006/04/24 13:19
正論だとは思いますが
そういう戦法を積極的にアピールできるのは
たけくま先生がそれなりにビッグネームであるからでもあることを
忘れないで欲しいと思います。
いやみで言っているのではありません。
ほかの人たちのぶんも
しっかり戦ってください!ということです。
投稿: Aa | 2006/04/24 14:43
グーグルの検索結果表示順位を決めるページランク方式って、サイトの内容の良さというよりも、他サイトからどれだけリンクをしてもらえるように立ち回れるかが勝負ですよね。
アドセンスについても、悪意のあるユーザに不正クリックされないように(例えば、アフィリエートで儲けようとしている意図を読者に意識させないように)自己責任で立ち回れということなのではないでしょうか。そのように考えると、ポリシーとしては一貫性があるような気がします。
でも正直言って、世間様からよく思われるように立ち回るだけが勝負のサイト運営なんて、あんまり面白くないですよね。
投稿: くっぱ | 2006/04/25 05:49
アドセンス狩りは広告スペースを貸している側の問題でしたが、
逆に広告を出稿している企業の側でも、トラブルの事例がある
ようです。下記のページで読みました。
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2005/12/28/
投稿: soda | 2006/04/26 01:27
>sodaさん
これは以前読んだのですが、ブックマークし忘れていたのです。どうもありがとうございました。
投稿: たけくま | 2006/04/26 20:55