【日記】今日は桑沢初日
今週は桑沢と多摩美がふたつとも初日を迎えるのですが、一足早く、今日は桑沢デザイン研究所の初日でありました。研究所、となってはいても実体は専門学校であります。ただし大学並みの入学試験があり、東京造形大学の母体でもあるからややこしい。
それで、前にもちょこっと書いたかもしれんですが、桑沢では今年からゼミをやるのです。しかも俺と一緒に森川嘉一郎、伊藤剛と三人でひとつのゼミを受け持つという、あまり例のない形式です。
一応「キャラクターメディア研究」となっておるのですが、その実態は俺と森川さんと伊藤君で学生にコミケ同人誌を作らせるというもので、なんというか、もう大変です。しかも選抜がありまして、先着で30名ほど集まった生徒を、面接で20人に絞って俺と森川さんと伊藤君で徹底指導します。目的が同人誌なので、われわれは講師というより編集者の役割に近いです。
こういうのはやったことがないので、どうなるかは見当もつきませんが、さっそく一部の学生は大喜びでした。しかし、かつてないほどハードで実践的なゼミになる予定なので、喜んでいるのもいまのうちでしょう。
講義終了後、桑沢近くのホテルのラウンジで『日経エンタテインメント』の取材。ここでは以前、今、manzoさんと一緒に『ウサライダー』のアニメを作っている小宮政志くんと組んでマンガの連載をやっていたのですが、しばらく読まないうちに異常にオタク濃度が高い雑誌に変貌していてビックリ。高橋良輔さんが「ボトムズ」の小説を連載していたのですね……。
↓ウサライダー第三話公開中!あの蛙男さんも声優で出演
http://www.realand.jp/usa_rider/3wa/index.html
↓リアランドTOP(実は『フロッグマンショー』の音楽はmanzoさん担当です)
http://www.realand.jp/index.html
インタビューは、「マンガ界のプロデューサーとして編集者の役割」についてでした。なんかこないだの『インビテーション』といい、なぜこの期に及んで編集者にスポットが当たっているのか謎であります。
そんな感じで学校も始まってしまい、てんやわんやです。今度改めて書きますが、『サルまん』描き下ろしはめでたく延期、今の予定では7月発売になりそうです。うーん…。あと『私もまんが家だった』の単行本化作業も順調に遅れておりまして各方面にご迷惑をおかけしてとてもすいません。なんとか時間を見つけて少しでも作業しなければ。
本当は今年はブログに比重を移して書き下ろし単行本等に集中するつもりでしたが、アフィリエイトではまだぜんぜん食えません。いっそバンコクに移住すれば食えるかもしれませんが、ふんぎりがつきません。50歳になったら日本を脱出してバンコクに居を構え、毎日タイ古式マッサージを受けながらブログのアフィリエイトで得た月数万の収入で生活するのが今の俺のささやかな野望であります。その日まで頑張ります。
あ、それから今日の深夜にまた『ザ・フロッグマンショー』やりますね。見ねば。
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コメント
竹熊さん、森川氏、伊藤氏と3人とも
エヴァンゲリオン関連本に関わっていたというのが
考えてみたらすごいことですな。
投稿: | 2006/04/12 20:56
今となっては汚点、なのでしょうね。
投稿: Aa | 2006/04/12 21:05
> 今となっては汚点
いや。もう一周しましたから。
改めて「よいアニメだったなあ」と。
投稿: nomad | 2006/04/12 21:52
そういえば、エヴァ読み間違えがたけくまさんの不幸のはじまりでしたね・・・。
投稿: | 2006/04/12 22:00
一周もなにも、汚点と考えたことは一度もないのだけれど(笑)
投稿: たけくま | 2006/04/12 22:00
ぼくもないですね。
人生上の転機にはなったのは確かだけれど。
投稿: 伊藤 剛 | 2006/04/12 22:08
ガイナもエヴァのパチンコで数億円入ってくるようになってからダメになったね
もともとダメ会社だけど さらに
投稿: | 2006/04/12 22:10
あ。そんなことはいいんだ。
今日はお疲れさまでした。
タイムテーブル的にあわただしかったのでどうなること
かと思いましたが、最初のガイダンスとしてはくるっと
きれいにまとまった感がありましたね。
ところで、桑沢の学生さんたちはどの程度ここを見て
いるのかしら。
投稿: 伊藤 剛 | 2006/04/12 22:10
>ガイナもエヴァのパチンコで数億円入ってくるようになってから
それより脱税はいけましぇん!
投稿: Aa | 2006/04/12 22:13
ファンとしては、また漫画研究だけでなく
(テレビ)アニメ研究の方にも
コミットして欲しいもんです。
投稿: | 2006/04/12 22:17
ヴェネチアのアレの人か
http://yui.cynthia.bne.jp/nandemo/img/1128452826_0143.jpg
投稿: | 2006/04/12 22:25
Aaがこのブログの汚点。
投稿: | 2006/04/12 22:31
伊藤(バカ)くん、とか失礼なこと言ってたデブオヤジは あまりみかけなくなりましたね
よかったよかった
投稿: そういや | 2006/04/12 22:38
帽子かぶった細い方といっしょに
またアニメ夜話に出演されるそうです
投稿: Aa | 2006/04/12 22:55
岡田斗司夫さんの事ですか?
投稿: 御園あゆむ | 2006/04/12 23:25
いいえ小松左京さんです
投稿: Aa | 2006/04/12 23:27
>ところで、桑沢の学生さんたちはどの程度ここを見ているのかしら。
桑沢生です。
教授陣の豪華さに手震えっぱなしでした。
伊藤先生の加速していく口調萌え
投稿: 視線恐怖 | 2006/04/12 23:37
>高橋良輔さんが「ボトムズ」の小説を連載していたのですね……。
デュアルマガジンが復刊してくれたら・・・・・・。
投稿: 忍天堂 | 2006/04/13 00:26
うーん、竹熊、森川嘉一郎、伊藤剛
の三人は自分達で描いてどれだけコミケで
セールスを出せた過去の実績があるのか気になりますね。
一般の商業誌のマーケットとは全く違うものですから。
自ら描いて売った実績の無い建築家や編集くずれの評論家達が尻たたいても、説得力が無いのじゃないのかなあ。
講師陣も自分らで描いて、生徒と売上を競争して手本をしめせば?
専門学校なら最終的には商業誌でのデビューを目指させるならわかるんですが、「同人」でもない志も方法論も違うであろう生徒に中途半端に同人誌を作らせる意味がわからない。
投稿: ぼぼ | 2006/04/13 01:45
学生だからこそじゃない?
どんな仕事につくにしろ、締め切りまでに
作品(仕事)を完成させることには変わりない。
その模擬体験みたいな感じ。
同人誌作成は目的でなく手段に過ぎないのでは?
投稿: | 2006/04/13 01:58
>ぼぼさん
限られた予算で、それなりの印刷製本ができ、販売まで体験するには現状コミケ向けの同人誌が一番効率がいいということです。10万もあれば80ページくらいの本が300部くらい作れますから。
売れる・売れないは目的ではありません。(もちろん売れたら面白いですがね)
なお学生には、同人誌とあわせてウエブサイトも作ってもらう予定です。
投稿: たけくま | 2006/04/13 02:10
蛙男ショー始まりますけど、プロゲーマーのドキュメンタリーも捨てがたい 汗
>>たけくま さん
うむむ、最近、ぼぼさんには必ずレスしてるような・・・(爆)
学生のウェブサイト、できたらここでも告知してください(´Д`)<できればファントムも・・・
投稿: 情苦 | 2006/04/13 02:49
>たけくまさん
そういうコスト面からと模擬性ということならよく理解できました。
講座への意気込みから、学生という枠より、半分、実践的な真剣勝負をもとめて売るために「マーケット」に殴りこませるものと考えて誤解してましたので。3人のうち2人は「プロ」編集としてのスキルはありますし。
雑誌を創刊するぐらいの気合がいるのかと。
同人というのはかなり特殊なジャンルで、多くは学生が作っているものでありながら
商業誌と違った意味で「売れなければ意味が無い」雰囲気が強いものですから。
また、同人で売れている人が商業誌で通用するとは限らないし、逆も商業誌の現役売れっ子プロ漫画家が同人で売上上位になれるとは限らない。
編集者が運命共同体的な共犯者として作者を育てるというのは分からないわけではないのですが、
実戦経験の無い軍事評論家達が
軍人を教育して実戦の戦地に送り出す矛盾のようなものを感じましたもので。
実戦地としては想定してない「演習地」であるということなら。
投稿: ぼぼ | 2006/04/13 02:52
ちんぴょろすぽーん
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!
投稿: 情苦 | 2006/04/13 03:02
ちんぴょろすぽーん連呼で深夜に大声もだせずに身をよじりながら笑い死に寸前ですよ!
投稿: ヒライワ | 2006/04/13 03:12
同人誌なんて、知名度が大事だよね
そんな学生の本なんて、見向きもされないでしょ
投稿: | 2006/04/13 03:40
10年ぶりにwコミケ行って買いたいかもと思いました。<同人誌
WEBサイトも作られるなら通販もありなのかもですが^^;
どうなるかとっても楽しみです♪
投稿: おお。 | 2006/04/13 09:41
即売会で売られる同人誌の特性なんて、
3人はぼぼさんにレクチャーされなくても
100も承知だと思いますが。
投稿: | 2006/04/13 10:00
ただ、最近「城」もそうなんですが
「自分(たけくま)が面白いから紹介してあげよう、同人誌を作ろう」
という学生にとっては下手すれば”ありがた迷惑”にも(他者からは)見うけられる作業が多いのが気になります。方向性のズレ、みたいなものはないのでしょうか。
どこまで学生の方たちは了解、納得しているんでしょうか?
なんか今回も3人の売名行為の一環としての同人活動として見られる可能性も無きにしもあらずな気がします。
そして、「売り上げは関係ない」といっても結局売り上げは評価基準のひとつになるでしょう。”プロが3人かかって美術大学の生徒で同人誌作って売ったけれどまるで駄目でした”
投稿: 1192 | 2006/04/13 10:50
>どこまで学生の方たちは了解、納得しているんでしょうか?
↓
>しかも選抜がありまして、先着で30名ほど集まった生徒を、
>面接で20人に絞って俺と森川さんと伊藤君で徹底指導します。
自分から志望してゼミを選択した学生たちですが。
あと、数百から千ぐらいの部数の同人誌で
「売名行為」は無理でしょうw
見方がいやらしすぎ。
投稿: | 2006/04/13 11:21
目標は今年の冬コミなんでしょうか?
それとも来年2月のコミティアとか。
投稿: そ | 2006/04/13 11:30
落とされた10人は一体何がいけなかったんですか?
画力?コミュニケーション能力?
言えないでしょうけど。
投稿: apg | 2006/04/13 11:55
↑冬コミが目標です。
投稿: たけくま | 2006/04/13 11:56
>apgさん
落とすのはこれからです。来週面接をやります。
本当は落としたくないんですが、密度の高い授業をやるのは20人が限界だろうということです。
投稿: たけくま | 2006/04/13 11:59
>たけくま先生
しかし、単純に人数の問題ならはじめから
先着20人にすれば良いのではないですか?
面接をするからには、なにかそれなりの選考基準があるでしょう。
とはいえ面接もこれからということで、
対象者へのネタバレになりますから、言えないでしょうけど(笑)
投稿: apg | 2006/04/13 12:15
「言えないでしょうけど(笑)」とつけくわえた質問は失礼だと思います。
投稿: | 2006/04/13 12:20
↑ギャフン。
何がどう失礼なのか解りかねますが、
ぼくに悪意はありませんし、
これでたけくま先生が気を悪くされるなら
それはたけくま先生の勝手です。
(議論のしかたより)
投稿: apg | 2006/04/13 12:28
↑イヤ別に失礼ではないですよ。
選考基準は総合的に判断するので一言では難しいですね。まず「やる気」があること、それからマンガだけではなくデザイン能力とか実務的能力とか、雑誌製作に必要な能力なども見ることになりますね。難しいですが。
ゼミについての詳しい説明をエントリにしましたのであとはそちらを見てください。
投稿: たけくま | 2006/04/13 13:14
小松左京さんも、だいぶお痩せになりました…。
(遅レス)
投稿: ポン一 | 2006/04/13 15:00
有名ですね
投稿: Aa | 2006/04/13 19:41
編集者の役割に近いとの事ですが、本の編集方針とかあるんでしょうか?そこが気になります。
描く側の都合を優先した編集方針だとまあ、さほど売れる本は出来にくいし、本作りのノウハウ以外は実践的じゃないように思うし、客を意識した編集方針の場合、描く人間から選んでいかなきゃならないと思うので難しい気がします。
その辺をどうしてるのでしょう?
投稿: 1026 | 2006/04/14 10:54
上のほうに紹介されている森川先生の執筆した記事ですが、テキストという形ではウェブ上に文章は載っているのでしょうか?
調べてみたところ、ブログに要点をまとめた箇所しか載っていなかったので…。
投稿: guldeen | 2006/04/14 18:49