全マンガ家志望者必見。
マンガ家のアシスタントをかれこれ30年以上やっておられる方の回想ブログ。2005年4月から始まって、現在も継続中です。
●漫画家アシスタント物語
http://blog.goo.ne.jp/yes-de/
この間、あるマンガ家の人からメールで勧められて読んでみたんですが、身につまされる内容が多々。メールをくれたマンガ家さんは、すでにメジャー誌でも活躍している人なんですが、「とても考えさせられる内容でした」とありました。
このブログの主であるyes-de1さん、70年代に「ほんの1、2年のつもり」でアシスタントをはじめたが、気がつけば30年、というパターン。才能がなくてはこんなに続けられるものではないので、彼には「先生運」と「才能」があったのだと思う。ただし、
マンガ家になる才能と、アシスタントとしての才能は根本的に違う
のでありまして、ブログを読むと、そのことが身にしみて理解できます。
ふつう、プロになろうと思うならアシスタントはせいぜい2,3年にとどめておくべきなんですが、なまじ「先生」が人格者で、仕事場の居心地がよかったりするとそのままずるずると居続けてしまう。yes-de1さんも書かれてますけど、
5年、10年とアシを続けるほどデビューは遠のいていくものなのです。
でもまあ、俺は、そのつもりで取り組むならばアシスタントも立派な仕事だと思うんですけど。長年続けられた人にはそれなりの技術があるので、「先生」も手放したくなくなってくるし。しかし「先生」の仕事を手伝っているうちに、だんだんと自分の作品を描く気がなくなっていくのも、ありがちなパターンではあります。
yes-de1さんの師匠は、さすがに今日や明日、仕事がなくなるような人ではありませんが(ブログ見れば誰だかわかります)、「先生」によっては、ある日突然仕事がなくなったり、できなくなったりすることだってある。そんなとき、40代・50代になっていたら、たとえば自分の息子くらいの「先生」の手伝いとか、なかなかできないでしょう。「先生」の側だって困っちゃうでしょうし。
俺の知り合いのマンガ家で、彼もすでにキャリア20年以上なんですけど、アシが5人いて、そのうち3人は10年選手だったわけです。ところがあるとき「先生」の連載が続けて2本終了することになって、泣く泣くクビを切らざるをえなくなった。10年も毎日一緒に仕事してたら、もう家族同然ですよ。で、アシスタントたちも、なんとなく一生、その先生のアシスタントをするつもりでいた。でも先生にだって事情があるわけで。結局、3人とも辞めてもらったのだけども、先生、すごく辛そうでした。
こういうこともあるので、アシスタントは3年を限度に辞めてもらう、という方針のマンガ家もいるみたいですね。なまじ情が移ったらクビが切れなくなるでしょ。「先生」だって、明日どうなるかわからないのがこの世界ですから。ある意味それは、アシスタントのためでもあるわけです。
でもね、これが映画の世界とかだったら、50代、60代のスタッフを、30代の若手監督が使うなんてことはザラにあるじゃないですか。名カメラマンとか、照明の達人とか、いずれも職人芸の世界ですし。で、カメラや照明さんは、基本的にその職分を極めることに満足するので、いつかは監督になろう、とはあまり考えないでしょ。マンガ界も、アシスタントもプロ意識を持って「背景なら誰にも負けない」とか、そういうことで50代、60代も続けられればいいんですけどね。なかなかそうもいかない。
そういえば以前、さいとう・たかを先生にインタビューしたとき、こうおっしゃっていましたね。さいとう先生に「マンガ家になるためには、何が一番重要ですか?」と尋ねたんです。そしたら先生の答えが、
「運ですね」
というものでした。マジメな顔して。思わず俺が「え?」と聞きかえしたら、先生、
「才能があるというのは、前提の話であって。この世界に入る以上、才能なんかあって当たり前なんです。それ以上に、デビューするとか、頭角を現すとか、生き残るなんてのは、もう才能を超えた……運としか言いようがない。才能があるのに、運がないばかりに消えていった人を、私はたくさん見てきましたから……」
と、しみじみとおっしゃっていたのが印象に残ってます。遠い目をして。
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コメント
ホラーより怖いですね。
なんというか、大失敗した夢を見て目が覚めた時
というか・・。
そういえば、以前2chに
「人生の難易度が高すぎるのですが」
というスレがあったらしいです。
投稿: m.d | 2006/06/25 23:29
あ、ボクもこのブログ知ってます。
さいとう・たかを御大のセリフはあたかも『日本沈没』で「科学者にとっていちばん大切なものは何かね?」との問いに答えた田所博士の名文句「勘です!!」を彷彿とさせますね。
あるいは人生ってのは本人の才能やなんかの資質とは別のところに生殺与奪があるのではないか、ということなんでしょうかね。確かに才能に溢れてても消えていった知人もいっぱいいますし。
…と、万年貧乏作家な己れの掌をじっと見てみたり。
投稿: 浦嶋嶺至 | 2006/06/25 23:57
「ちんこくらぶ」でググってみてください
椎間板ヘルニアに倒れた四季賞受賞者の成れの果てに会える!
投稿: 774 | 2006/06/26 01:07
このお方、このブログの内容をマンガにしたらイケるんじゃないでしょうか?
投稿: Hickey Mouse | 2006/06/26 01:26
この方の作品、20年近く前にヤングジャンプで読んだ事があります。”雨のドモ五郎”という作品で、かなりはっきり覚えております。そのくらいインパクトが強かったのですが......。青年漫画賞準入選。内容は確か高齢で行き詰まった漫画家志望の主人公が、とある有名出版社の編集長に”大傑作!!即連載!!”と太鼓判を押され、意気揚々と新作(カラー付き!)を描き上げ編集部に持参したところ編集長が居ない。じつは編集長は数日前に発狂していた......というモーレツにインパクトの強い内容でした。(笑)
編集長が編集部内で下半身丸出しにして、”この漫画大傑作!!”と叫んでいる回想シーンは当時読んでいて全身の毛穴から変な汁が出そうになった事を覚えています。
ペンネームも確か”ZOPPA工場”という個性的な名前で
したが、フランクザッパのファンかしらん?
青漫の審査員では今は亡き谷岡ヤスジ御大が大絶賛しておられました........。
投稿: デカイチ | 2006/06/26 01:54
>椎間板ヘルニアに倒れた四季賞受賞者の成れの果てに
ここですか
http://8629.teacup.com/rgsmith/bbs
でも、とうの昔に挫折している様子ですけど
投稿: Aa | 2006/06/26 03:13
漫画家アシスタント物語読みました。「消えたマンガ家」を書いた人間としてはこの問いかけは重いです。今サッカー選手版の消えたシリーズを連載してるんですが、Jリーグはキャリアサポートセンターがあり、手厚いですよ。つぶしが利かないという点では共通していて、本来ならマンガから大きな利益を得ている出版社がキャリアサポートのシステムを作るべきだと思います。
それにしてもジョージ先生には数年前インタビューしたんですが、俺のインタの100倍面白いわこのブログ。しっかし20年以上プロダクションんの便器磨きとは。
投稿: 大泉実成 | 2006/06/26 05:56
ここ最近のたけくまさんのエントリを読んでいて思うのですが、どうもたけくまさんは出版や漫画業界を他の普通の職業の世界とは別の世界だと考える傾向があるように思います。
アシスタント生活30年に相当する生活を送っている人は他の職種でもたくさんいます。
サラリーマンだとそれでも収入面だけはそれなりに保障されていますが、サラリーマン以外の自営業だともちろん収入の保証なんてありませんので状況はこのブログの方と本質的に同じです。
多くの人が(正社員と言う意味ではなくもっと広い意味で)サラリーマンになるのは、(無意識にでも)収入保障が欲しいからでしょう。
さいとう・たかお大先生の「運ですね」と言うお言葉もマンガに限らず人生全般でいえることだと考えていました。
そもそも才能のあるなし自体が「運」ですし、運良く才能があってもそれを生かす機会があるかないかの「運」で人生が大きく変わってしまうのはどんな職業でも同じです。
サラリーマンだって入社した会社の業績が上がるか下がるかなんてほとんど本人の能力や努力以外のところで決まります。
最近は少し就職活動も楽になったようですが、過去10年くらいの間に学校を卒業した人たちで希望の職種についていない人はたくさんいますが、まさに生まれた時代の「運」が悪かったわけです。
それにこのブログの方が漫画家として独立できなかったことだけをとれば「運」が悪かったと言えるかもしれませんが、30年間アシスタントを続けているのは「運」のせいではありません。
それは明らかに本人の選択です。
もし本人が他の職業に移りたいならそれは困難ではありますが今からでも可能です。もちろん同じ職種で同年齢の人より収入は低くなるでしょうが、それは仕方が無い。それ以外は行動に移すか移さないかの問題だと思います。
もちろんその行動がうまくいくかどうかには「運」が必要ですが、それもどの職業でも同じ。
思うに「運」で決まるのは「何ができるか」であって、「何をするか」は本人の選択だと思います。
自分の選んだ「何をするか」と「運」で決まる「何ができるか」が一致しなければ「運」が悪かったということになるわけですが、これは生まれた瞬間から人類全員に始まるサイコロゲームみたいなものなのでしょう。
投稿: 骨男 | 2006/06/26 07:29
俺は何も漫画界を特別扱いしているつもりはありません。ただ、漫画界を題材にして語っているだけです。一言、「一般の世界も同じ」と書けばよかったのでしょうか。
それよりも、ああ、自分の住む世界も同じだな、と考えていただければいいと思います。
あと「思うに『運』で決まるのは『何ができるか』であって、『何をするか』は本人の選択だと思います」というのは、まったくその通りだと思いました。
運と才能の問題については、俺も考えていることがあるので、エントリを改めて書いてみたいと思います。
投稿: たけくま | 2006/06/26 08:45
>たけくまさん
お返事ありがとうございます。
>それよりも、ああ、自分の住む世界も同じだな、と考えていただければいいと思います。
すみません、僕が意図を勘違いしていたようです。
そういう意図であれば確かにこのブログは漫画家志望者のみならず、これから社会に出る人や、これから社会に出る"準備を始める人"全員に必見ですね。
>Hickey Mouseさんが書かれていますが、このブログの方はこれを若い人に伝えることを次の「職業」にすればいいのかもしれない。こうやってたけくまさんをはじめいろんな方の注目を集めているわけですから「運」も向いてきているように思います。
あくまでも外野の意見ですけれど。
「運と才能」をたけくまさんがどのように切り取るのかも是非読んでみたい話です。
気長に(笑)待っています。
投稿: 骨男 | 2006/06/26 09:13
ところでトラックバックにあるComiPressという英語サイトに、俺のこのエントリが翻訳アップされてます。俺がこれ書いてから4時間くらいで全文訳されていてビックリしました。
こういうところにインターネットの底力を感じる次第であります。訳してくれたNeuroretardantさん、どなたか存じませんがありがとう。
投稿: たけくま | 2006/06/26 10:29
上の方で何故か挙げられてるなんとか賞受賞者の人、あの人は漫画家志望でアシスタント続けてて挫折した人じゃないですよね。
忘れた頃に単行本出るような感じで、自分はファンでした。
別に創作意欲失ったわけでもなさそうだし、かつ新たな生計もたてられて、上手く生きられている例ではないでしょうか。
漫画家とヘルニア(とか腱鞘炎)も、重要な問題ですよね。
投稿: オジモネ | 2006/06/26 11:25
運と才能の問題 エントリ
楽しみにしています。
投稿: オオカワ | 2006/06/26 11:50
初めまして、上記の英訳をアップした物です。
すみません、巡回中にこのエントリを見つけて「これはいいネタになる!」と思って脊髄反射的に翻訳アップしてしまいました・・・ (「サルまん」は英語圏でも発行されているので。後最近は北米でもアニメ・漫画がブレイクしていて、そのわりに製作現場の実情等はあまり伝わってないと感じたので)
こう言う翻訳をトラバ付きでアップする時、毎回「翻訳した記事は派生物だから著作権的にOKだよなでも作者からゴルァメール来たらどうしよう」とか心配するんですが今の所概ね好意的なリアクションばかりで嬉しい限りです。
後「雨のドモ五郎」ですが御本人のサイト
http://www.webmanga.jp/
にて無料公開しています。内容的にはデカイチさんの仰った通りかなりインパクトの強い代物でした。
投稿: Neuroretardant | 2006/06/26 11:56
↑うーむ。これは……すごい。「ドモ五郎」。
ところで英文翻訳ですが、確かに法的には翻訳であっても(公に発表する以上)、著作権者の許可が必要になるのでしょう。ですがこちらはブログをより大勢に読まれることを前提に無料で公開しているわけです。
それが英訳されるのであれば、読者が英語圏まで拡がるわけで、むしろ嬉しいです(もちろんこちらが無料公開しているものを、断りなく有料で販売されでもしたら、そのときこそ著作権者の権利を行使しますが)。
Neuroretardantさんには、今後とも興味があるエントリがありましたら、なにとぞよろしくお願いします。
投稿: たけくま | 2006/06/26 12:09
ほんと、「ドモ五郎」すごいですね・・・
これは上手いとかヘタだとか好きだとかキライだとか
そういう一言では語れない、いや語ってしまっては何か申し訳ない
という気持ちにさせられる作品ですね。
とりあえず主人公の眉毛がすごい。
投稿: apg | 2006/06/26 12:27
ドモ五郎は喪ですよね…
yes-de1さんのブログって、
漫画家志望者の集まるようなサイトに
URLが紹介さてたりしたので、
ネットで情報集めている漫画家志望者なら
結構知ってるんじゃないでしょうかね。
僕みたいな低感度アンテナ搭載の人間が知ってた
ぐらいですから…
「隊長、電波を受信しました」
「うむむ、アホ毛が3本立っとる!」
失礼…
投稿: 豆たろう(反省ちゅう) | 2006/06/26 12:50
↑俺は不覚にも最近知って感動しているところです。
投稿: たけくま | 2006/06/26 13:11
この方のブログを読んでふと思ったんですが、
(僭越な言い方ですけれども)この方はそれでもある種恵まれているんじゃないでしょうか。
(非常に楽天的な考え方であることは重々承知しております)
なんといっても自分の好きな仕事、やりたい仕事の一端にでもかかわっていられるわけですし。
私の知人は歯医者になりたかったそうですが、お金がかかりすぎるということで技工士になりました。
技工士もかなり過酷な職業で、塵肺等もあり長生きできない職業といわれているそうです。(と知人から聞きました。統計上の確認を取ったわけではありません)それでも「自分の好きな仕事やりたかった仕事にかかわっている」ということで満足している様子でした。
またカメラマンもどきの知人もいるんですが、彼はまったく食えないので、撮影会を主催して糊口をしのいでます。彼は結婚すらあきらめて、それでも好きなことをやっているから、と是としているようです。
そういう観点で語るべきか否か、とは思いますし、現状職業上の身分安定などがはかれているとは思いがたいので、ご自身なりに思い悩まれていることはお察しします。
私としては(失礼ながらも)ある意味羨ましいとすら思ってしまいます。(大変厳しい現状であられることはブログ文面からも感じられますし、私はかなり浪漫主義的に考えすぎているとは重々承知してますが)
投稿: 瑠璃子 | 2006/06/26 15:47
>あの人は漫画家志望でアシスタント続けてて挫折した人じゃないですよね
yes-de1さんは挫折したわけではないですよね。
手塚プロにも福本さんという凄腕チーフアシの方がいました。
本宮さんのとこにも何人かアシというか影武者的な方がいるはずです。
でも問題の人物は今いくつなのかな。
文化祭の準備でどうのこうのと楽しげですが
初心貫徹できなかったとなれば
本人がどう言い張ろうと挫折は挫折ですよね。
投稿: Aa | 2006/06/26 16:15
映画界に例えるなら、監督とは仕事内容が全然違うカメラや照明ではなく、助監督をあげた方がいいのでは?
昔の日本映画界では、助監督は監督候補として採用され、普通は30代で1本監督させてもらう訳ですが、その1本がヒットしなかったり、機会が無くて1本も監督させてもらえなかったりして、定年まで助監督のままの人が結構居たらしいですね。
投稿: SS | 2006/06/26 16:25
助監督が監督に昇進するかどうかは会社の決めることですけど
アシが独り立ちできるかどうかは当人しだいでございます。
投稿: Aa | 2006/06/26 16:30
この記事と、下のページを見て、いろいろ考えてしまいました。
京都アニメーション 採用情報
http://www.kyotoanimation.co.jp/saiyou/index.html
昔より今は、意欲と才能がある若い人にとって、絵を描くことが定職として生きやすくなっているのでしょうか?
投稿: wWw | 2006/06/26 17:43
漫画家やアシスタントに限らず、会社に属さない職種の人間は40代50代がつらいですからねぇ。
病気や宗教、激務と関係なく「普通に消えた○○○」というルポやデータを調べたら、
志願者が半減するんじゃないですかね。
上で書かれているアニメーターの場合、
最初の1年で半分、10年で9割がリタイアと
言われているので、定職とはあまり関係ないです。
投稿: | 2006/06/27 23:30
>アシスタントは3年を限度に辞めてもらう、という方針のマンガ家もいるみたいですね。
これねえ、漫画家さんが最初にそういう方針であることを表明してくれていれば、何の問題も無いんですよね。
そういう仕事場で、なんの説明も無しにレギュラーを首切りする所の入れ替わり時期にセミレギュラーで入ったら、正直、針のムシロでしたよ。
残ったレギュラーさんは新人に対し、「こいつが入ってきたからあの人が辞めざるを得なかった」ムードプンプンで、休憩時間は先生の陰口罵詈雑言。でも、自分が辞めさせられたくないから先生の前ではゴロニャン。
怖かったなあ・・・胃が痛くて、最後まで馴染めなかった。
投稿: かなびん | 2006/07/01 14:08
>助監督が監督に昇進するかどうかは会社の決めることですけどアシが独り立ちできるかどうかは当人しだいでございます。
いえ、一概にそうとは言い切れません。確かに撮影所がフルに機能していた時代は、助監督の監督への昇進は多分に会社の裁量に委ねられていた部分が大きかったと思いますが、現在は違います。
撮影所システムが崩壊し、多くのスタッフがフリーの立場で働く現状においては、助監督は自立的に監督になる意思を示してプロデューサーに企画を持っていき認められるか、あるいは自ら資金を集め自主映画を作り世間に発表するといった過程が主流です。それは、編集部とマンガ家の関係に結構近いのではないかと思います。
そして、監督になる夢を持って助監督になった人が、いつのまにか現場を回す技術ばかりを身につけてしまい、また監督になるより助監督として複数の現場を渡り歩く方が収入はよっぽど安定するので、いつのまにか映画監督になる気力を失ってしまう人が多いあたりもマンガ業界と共通するのではないかと思います。
ちなみに、これは映像業界全般の話ではなく、あくまで映画に限った話です。TVドラマやPV、CMのディレクターとなるとまた大きく話が違ってくるのですが、ここでは話が逸れるので割愛します。長文失礼しました。
投稿: kj | 2006/07/03 05:15
はじめの一歩の「努力した者が全て報われるとは限らん しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」を思い出しましたね。
漫画家について言えば「才能のあるものがすべて報われるとは限らん しかし成功したものはみな才能がある」といった所でしょうか
投稿: 13 | 2006/10/18 17:08
>助監督は自立的に監督になる意思を示してプロデューサーに企画を持っていき
ここでもう選別がなされるっつーの。
投稿: そうどう | 2007/04/28 19:16