コミックマヴォVol.5

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2006/07/15

「ローマの休日」における著作権者敗訴について

Amazon.co.jp: ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版): DVD: オードリー・ヘップバーン,グレゴリー・ペック

ホントはもっと早く取り上げるべきでしたが、ニュースが流れたのがちょうどココログのメンテ中だったので、タイミング悪いですが今取り上げます。

皆さん報道等でご存じの通り、1953年に公開された名画『ローマの休日』の「無認可」DVDが、東京地裁の「すでに著作権は失効している」との判断で、本来の権利元であるパラマウントだけでなく、他の業者が販売していた格安DVDの存在を認める判断をしました。

http://www.sankei.co.jp/news/060711/sha069.htm
↑産経WEB 7月11日付よりhttp://plusdblog.itmedia.co.jp/koderanoblog/2006/07/post_d64c.html
↑関連:コデラ ノ ブログ

著作権には有効期限があり、映画の著作権については、2003年12月31日までは“公表後50年”が有効期限でした。現在は2004年1月1日より「公表後70年」に著作権法が改正されております。

法律の基本として、「改正前の行為に、改正後の法を適用することはできない」という大原則がありますので、今回の『ローマの休日』問題は、本来、何の問題にもならないことだったのです。しかし、本来の版権元であるパラマウント・コーポレーションが、「2003年12月31日午後12時と、2004年1月1日午前0時は同じ時間」だとして、「2003年中に公表後50年が経過した作品については、引き続き70年まで著作権保護が認められるべき」という判断を主張したわけです。

普通に考えればこれは詭辯以外のなにものでもないと思われるのですが、どうしたわけか文化庁までもがパラマウントの主張を支持する判断を示したことから、「一体これはどうなるのか」と耳目を集めていたわけです。

で、もちろん、東京地裁は文化庁やパラマウントの主張を退けまして、

今回めでたく『ローマの休日』を初めとする1953年までに公開されたすべての映画は、その著作権(正確には著作者財産権)が失効し、パブリック・ドメイン(公共の財産)となったものであります。

近年、著作権についてはやかましく言われている割に、法律そのものや、その本来の理念が知られていないことが多く、また、著作権管理者側(必ずしも著者でないことに注意)も、一般大衆が無知でいてくれたほうが何かと都合がいいので、正確な法解釈についての明言を避ける傾向があったように思います。

つまり、明らかに著作権が失効している作品についても、使用者側が勘違いして使用料を払ってくれるのならそれに越したことはない、というさもしい根性があるのかどうかはわかりませんけど、あまり自分に不利になるようなことは言わないという傾向は確かにありました。

しかし、著作権になぜ有効期限があるのかといえば、「作品には公共性がある」ということを、法律の側からも保証していることであります。実際、この世の中に完全なオリジナルが存在しない以上、ある作品は、必ず以前の作品の影響をなんらかの形で受けているわけで、それはまともな創作者であれば知っていることです。

しかし、作品を作ったそばから誰かにパクラれて商売されては生活が立ちゆかないので、著作権法は、作者の死後50年(映画であれば2003年までは公表後50年、2004年から公表後70年)まではその財産権(作品の収益を著作権者が受け取る権利)を保護しよう、ということになっているのです。

なんで文化庁が、「日付の接着」などという珍妙な概念を支持していたのか、理解に苦しむところですが、もしかして

有力天下り先にJASRACがあるからだとか、

著作権に関する利権かなんかがあるんでしょうかね。あまり考えたくないことではありますが。

それはともかく、「たけくまメモ」でも以前紹介した

Donkidisneyp1010046_1 ←ドンキのアレ

も無事、このまま発売できることになるみたいですね。ドンキさん、よかったですね。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_731d.html
↑ドンキのアレについてはこちら

ただ『ローマの休日』にしても『ピーターパン』にしても、パラマウントやディズニーのほうが画質・音質ともにベストですし、いろいろオマケもついてますので買うのなら俺ならちゃんとしたところで買いますけど。でもまあそれはそれ、これはこれです。

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コメント

ちなみに日本の映画界が、「公表後70年」に法を改正した線引きを、なぜ1953年と1954年の間で引いたかというと、これはもう、54年の作品に『ゴジラ』と『七人の侍』があるからでしょう。

アメリカではミッキーマウスを守るために公表後95年まで延長しましたが、日本のそれは「ミッキーマウス保護法」ならぬ「ゴジラ保護法」とでもいうべきかもしれないですね。

投稿: たけくま | 2006/07/15 12:35

特に思い入れがある作品ってワケじゃないけど、一度は観ておこうかな、でもレンタルもめんどくせえなあ、というような向きの方にはこの廉価版でちょうどいいんじゃないでしょうかね。
『ローマの休日』あたりだと、映画好きでコレ見てないなんてモグリじゃないの!? とかよく言われるような作品ですから、とりあえず観ておかないと映画好きのプライドが許さん、みたいな人はおいでかと(笑)。

投稿: すとっぱ | 2006/07/15 12:39

収入格差の大きい途上国だと「海賊版」が、貧しい層の子ども達にヒーローの夢を広げるような部分もあり、日本との関係でいうとタイでの仮面ライダーの扱い(というか東映側の「大人の対応」)などもあるようです。
タイだとウルトラマンがあれだけの揉め事になったことを思うと…あ、ツブラヤ・チャイヨーはタイ国内の「海賊版」にどう臨んでいるんだろ。下手するとマフィアとか暴力絡みの世界でもあるからなぁ…。

投稿: 西形公一 | 2006/07/15 15:16

LP盤起こしの100円CDみたいなものですか。どうせなら大手がDVD化してくれないような物を積極的に復刻して欲しいですね

投稿: | 2006/07/15 15:18

この判決のキモは期間の計算という非常にテクニカルなもので、著作権はあんま関係ないんですよね。もちろん当事者の主観は違うし互いの主張を通すための単なる手段なんでしょうが、法廷でのやり取りは結局そこが眼目だった。で、「著作権が失効している/いない」以前の問題として処理できた。紛争処理にはできるだけややこしくない・重大性のない論法を使うという鉄則が生きてますな。つまりこれは著作権一般的な話にはあんまりなじまない事例でしょう。
わかりやすく説いているところとして、
http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000331.html#more

投稿: ri | 2006/07/15 15:38

文化庁としては『東京物語』も保護したかったのではないでしょうか。
(53年公開)

そのつもりで法改正したのだけれど、表現に曖昧なところがあって
そのためにこじれたのだと思います。

東京地裁の判断はざっと読んだのですが
まぎらわしい表現のときは常識的な解釈を取るべきであるという
そういう判断を下していました。


文化庁にすれば、合法的手段で『東京物語』を守ったつもりだったのに
つまらないミスのせいで踏みにじられてしまった
そう考えている(少なくとも主張している)様子でした。

投稿: Aa | 2006/07/15 15:39

>「著作権が失効している/いない」以前の問題として

書き方おかしかったですね。「そもそも著作権とは」的原理論を持ち出すまでもなくというつもりでした。

投稿: ri | 2006/07/15 15:40

それと鈍器ですが、音楽の著作権は生きています。
(ぴーたーぱんとか)

JASRACには届けているのでしょうか。
でないと、法的にはマックロクロスケのはずですけど。

投稿: Aa | 2006/07/15 15:44

著作権が切れてるなら、ネットでどんどん流してほしい。

投稿: ひま | 2006/07/15 20:30

さすが文化破壊庁。

著作権が切れるってのと、その作品の設定、キャラを使った作品を勝手に作っていいというのは別なのかな。

投稿: yama | 2006/07/15 20:44

>有力天下り先にJASRACがあるからだとか、

あれ、文化庁がJASRACに何人天下りしているか、
データをお持ちなのですか?

お持ちでしたら是非とも公開して頂きたいのですが

投稿: かまど | 2006/07/15 23:52

はじめまして。いつも楽しく拝読しております。

ところで、たけくまさん、「東京高裁」の判決と書いてらっしゃいますが、今回の判決は「東京地裁」のものです。

投稿: エス | 2006/07/16 00:13

TVでの比較画像を見ましたけど、たしかに廉価版のほうは画質がイマイチですなぁ。(汗)
映画を「消費財」と捉えていて、さらっと見たい人は廉価版を買うのでしょうけど、世の中は「やはり『純正版』じゃないとね」って人は意外というかけっこう居るので、パラマウント版のほうの売上げが『ゼロ』になる事はたぶん無いはずです。

というか、3度も映画館に見に行った「ラストサムライ」のDVD(ワーナーの純正版)が、新品980円で売られていたのを見た時はショックだったですわ。

投稿: guldeen | 2006/07/16 00:24

>セスさん

あ、本当だ。勘違いしてましたね。直しておきます。

投稿: たけくま | 2006/07/16 00:39

この裁判は著作権がどうというより日付の解釈の問題ですよね。
裁判所の判決は真っ当なものではないでしょうか。パラマウントは上告するようですが、判決は覆らないのではないでしょうか。

ところで、ディズニーの原画などを集めた展示会があるようですが、それを紹介するテレビ番組の中で、「ピノキオ」や「白雪姫」のフッテージが使われていました。そのとき画面のすみに“C”マークが表示されていたのですね。パブリックドメインになっているものに対して“C”マーク表示は出来るものなんですかね?釈然としないものがあります。
それに誤解を与えますよね。

投稿: エルモ | 2006/07/16 00:58

>でないと、法的にはマックロクロスケのはずですけど。

ドンキのとこのコメントに次のような書き込みがありますが。
>訂正: サウンドトラックについてもパブリック・ドメイン移行とともに権利も消えるそうです。

投稿: エルモ | 2006/07/16 01:07

なるほど、元文化庁長官(同庁著作権課長らしい)が
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/rekidai/tyoukan.htm
シャイロック…じゃなかったJASRACの理事長ですか。
http://www.jasrac.or.jp/profile/outline/officer.html

何人天下ってるかという数字が不明でも
実力者が天下っているという時点で
「有力天下り先」という印象を受けます。

実力者OBが居れば
圧力団体としての機能も存分に果たせそうですから。

投稿: | 2006/07/16 01:13

>エルモさん

純粋に日付の解釈の問題というのは、その通りですね。しかし解釈がどちらに転ぶかで、独占的な商売ができる期間が20年も違ってくるのですから、関係者としては必死でしょう。

やはりこの問題の背景には、「著作権で商売がしたい」という意志があることが、最大の動機になってますよね。ですから、大きな意味ではやはり「著作権問題」であると、俺は思います。

それからディズニーの原画展に関する(C)表記問題ですが、そこはこうした問題につきまとう現実的な問題点ですね。

ひとつには、一般にディズニーの1953年までの著作権が日本国内で失効していることが「知られていない」こと。

まあ「原画展」ですから、「映画の著作物」には当たらない、という判断かもしれませんが、その場合も「企業としてのディズニーの法人著作物」でしょうから、やはり保護期間は公表後50年です。

第二に、仮に知っていたとしても、万が一問題になるのはイヤなので(関係者の責任問題になる)、法律的解釈はさておき、著作権者に金銭を払うなりして許可をとってしまう。

現実には、後者のケースがすごく多いわけです。実際の出版界で働いていると驚くのですが、出版界では法律よりも「業界内の慣習」で動く世界です。誰も著作権法なんてまともに読んでない。

それで、問題か起きるか、起きないかという点にだけは敏感です。たとえば、明らかに「引用」で認められるケースであっても編集者側は「許可をとろう」とします。万が一トラブルになって責任問題になるのがイヤだからです。

それでこういうことがちゃんと書ける(書かせてくれる)メディアは、ほとんどありません。その意味で、自己責任でなんでも書けるブログは便利だなあ、と俺なんかは思います。

投稿: たけくま | 2006/07/16 01:22

JASRACというと天下り先というより、落選議員の腰掛けとか、リクルート辞職官僚の腰掛けとか、選挙準備のポジションという印象を持っています。退職金稼ぎも含めて。

投稿: 南郷力丸 | 2006/07/16 01:47

>>セスさん
>あ、本当だ。勘違いしてましたね。直しておきま>す。


あの、たけくまさん、、、
私の名前も間違えてらっしゃいます。。。
「セス」ではなく、「エス」です。
よろしくお願いします(笑)。

投稿: エス | 2006/07/16 03:41

http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=444&e=2

バカ高い給料のしわ寄せを受けるのは?
たけくまさん一言。

投稿: | 2006/07/16 08:14

>エスさん

かえすがえす申し訳ない。「エス」と打ったつもりでした。

投稿: たけくま | 2006/07/16 08:42

>たけくまさん
>ひとつには、一般にディズニーの1953年までの著作権が日本国内で失効していることが「知られていない」こと。

そういう意味ではこの問題が「ローマの休日」でなくドンキのディズニーDVDであったならもっとはっきりしたと思います。が、だからこそディズニーはやらないでしょうね。

それから、原画展のCマークですが、原画に関する著作権がどうなのかは自分にはわかりませんが、それを紹介する上でその映像を使う場合は映画の一部であるわけで、Cマークがつくのはおかしいのではないかと思います。日頃著作権に対してうるさいこというテレビ番組であるわけですから、あえてそこに触れてみました。

投稿: エルモ | 2006/07/16 08:52

>エルモさん

ドンキの件について、ディズニーは最後まで沈黙を貫きましたね。その意味では、「パラマウントは今回余計なことをしてくれた」と思っているかもしれない(笑)。

投稿: たけくま | 2006/07/16 09:13

>C表示
たけくまさんの書かれたように、引用などの
場合、編集者がC表示を付けておき、
向こうから、何か言ってきたら、支払う意志が
あった~だからCつけときました、と言う。
何も言ってこなければ、そのまんま。
というのが、雑誌側のスタンスだったような
記憶があります。

著作権管理担当者から、Cは習慣みたいなもので
何の効力も無い表示だよ~と、聞いたこともある。あれは、いつごろから使われるようになった
んでしょうか?

★別件ですが、赤塚不二夫夫人真知子さんが
くも膜下出血で死去されました。
お悔やみ申し上げます。合掌。

投稿: 長谷邦夫 | 2006/07/16 09:35

>長谷先生

え、真知子さんが!
なんとも言葉もでない話ですね。
ご冥福をお祈りします。

……

僕が調べた範囲では、マルシー表示というのはもともとアメリカの法律で決まっているもので、日本国内では法的には意味のない記号です。

それがなぜ国内でも表記されるようになったのかというと、これも対アメリカを意識してのことです。もともとアメリカと日本の間には「万国著作権条約」という条約が結ばれていまして、マルシー表記がなされている作品に限り、アメリカの国内法でもこれを保護しましょうというものです。

アメリカ以外での諸外国では主にベルヌ条約で保護されていて、これは「無方式主義」ですので、アメリカのようにわざわざマルシーを入れなくとも自動的に著作権が保護されることになっているのです。

アメリカは、長い間ベルヌ条約に加盟せず、独自の著作権法に固執してきました。なので、ベルヌ条約とは別に、万国著作権条約というものを制定して、マルシーを表記すればアメリカでもこれを守りましょうということになったのです。

ただし、以上は1988年までの話で、89年からアメリカもベルヌ条約に加盟しましたので、現在ではマルシー表記は、単に習慣として残っているものにすぎないそうです。

投稿: たけくま | 2006/07/16 09:49

>たけくまさん
赤塚御大、とことん女性には甘え続け、
迷惑を掛けてきたわけですが、こんな
結果になるとは…、本当に言葉も無い
感じですよ。

C表示、やはりそうでしたか。

投稿: 長谷邦夫 | 2006/07/16 11:54

>>エルモ さま
>サウンドトラックについてもパブリック・ドメイン移行とともに権利も消えるそうです。

鈍器の言い分はそうなんですか。
先日JASRACに問い合わせたところ、「それはない」と言われました。

実例を探してみると、いくつかあるようですね。

http://www.e-pdc.tv/home/chosaku.html
>1960年作品でマーロン・ブランド主演の「片目のジャック」と、1940年作品でロナルド・レーガン出演の
>「カンサス騎兵隊」は、音楽の編曲だけが今も著作権で保護されております。そのためJASRAに申請をし、
>著作権料を払った作品です。

投稿: Aa | 2006/07/16 11:59

>Aaさん

はっきり書かなかったからわかりにくかったですね、すいません。

ドンキの言い分じゃなくて、ご自身の言い分ですよ。
「ドンキのアレ」のコメント部分での発言(書き込み)です。
以下引用しますね。

訂正: サウンドトラックについてもパブリック・ドメイン移行とともに権利も消えるそうです。

ただ、音楽単体の権利は残りますね。
例えば映画のほうが70年経過でPDになっても
作曲された方の死より50年経過していない場合
映画の複製・発売はよくても
音楽CDの未承諾発売はいけない。
そういう理屈になるのかな。

投稿 Aa | 2006/04/04 20:59:47

>ただ、音楽単体の権利は残りますね。

おっとっと改正54条がありました。

投稿 Aa | 2006/04/04 21:05:42

引用ここまで

改正54条が何かは知りませんが、上の書き込みによるとPD化した映画の音声部分は映画と同時使用であるならPD化していると解釈していたのですが違うのでしょうか。

投稿: エルモ | 2006/07/16 15:05

>>エルモ さま

ええと、申し訳ないのですが私ずっこけました。
というのは、その文章のあとに私こう投稿したのに、それは引用されず
スルーされているのはなぜなのかなー、と。


 問題のディズニーDVDは
 音楽の著作権がクリアされているのかどうか
 それが気になったので
 『七人の侍』を例にJASRACのほうに問い合わせたところ、
 先ほど返事をいただきました。

 あれは1954年公開ですので
 著作権は2024年いっぱいまで残るとしても、
 音楽の早坂文雄氏は1955年に亡くなられている ので
 2005年いっぱいで氏の権利はPDになっているそうです。


 今回のディズニーDVDについては質問しなかったのですが
 『白雪姫』や『バンビ』の作曲家の方は
 死後50年が経っているのでしょうか。
 そうでないとなると
 映画の著作権問題はクリアしていても
 音楽については作曲家の遺族の方がなにかいいだす恐れもあります。


 再度JASRACさんに問いあわせてみますね。

 投稿 Aa | 2006/04/05 18:25:11


このあとJASRACさんより返事をいただいています。
それもあそこで紹介しませんでしたか私。

結論を言うと、『ピーターパン』らの音楽著作権は生きていて、
遺族に支払うことなしに(JASRACに申請すればOK)
あの音楽は勝手には使えないそうです。

投稿: Aa | 2006/07/16 19:51

「ピーターパン」の音楽はJASRAC登録されているんですか。じゃ、JASRACがドンキで売ってるDVD(アプロック発売)を音楽著作権の侵害で告訴すればいいのではないですかね。JASRACにその旨、ご注進されればどうですか>Aaさん

投稿: たけくま | 2006/07/16 22:24

JASRACといえば、その「著作権料」の徴収の根拠決定のあまりのルーズさに、週刊ダイヤモンドでは『使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態』、とボロクソに書かれていた組織ですな。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/657737.html
(ページ中段に記事スキャン)
http://blog.drecom.jp/ecolin_profile/archive/435
だいたい、理事長報酬が年3565万円・他の理事も年平均2771万円を得ていた…って、なんですかコレは。「音楽文化を守る」という建前を掲げておきながらこれでは、呆れ果てますね。

投稿: guldeen | 2006/07/17 00:18

↑いやこれは参考になりました。

投稿: たけくま | 2006/07/17 00:32

>Aaさん

そうなんですか、当時コメントを最後まで読んでいなかったようで、記憶だけで書いてしまってすいません。

>たけくまさん
となると、ディズニーのDVDも、ローマの休日をはじめとする激安DVDも、JASRACに申請されているのではないでしょうか。許可必要ないとなれば申請するだけですし。

これも調べればいい話なのですが、映画の場合の JASRACの権利を持つ音源の使用料はどういう計算をしているんですかね。1曲いくら、それとも%で?
以前、世の中にCD-ROMが出始めた頃、あるアーティストの曲をたくさん(全曲だったかな?)詰め込んだCD-ROMを発売しようとした会社がありまして、申請しようとしたところ、一曲あたりに使用料がかかるので、それを含めるととんでもない販売価格になってしまうので発売できなかったというニュースを読んだ記憶があります。
だから1曲いくらですかね。%でとると単価が安い商品だと、使用料も少なくなり収益をコントロールできなくなりますし。

映画も多数の音源を使用していますので、一曲ごとだと、PDだとしてもそのDVDはけっこうな販売価格を設定しないとペイできそうもないですね。500円のうち300円くらいJASRACに行ってたりして。

投稿: エルモ | 2006/07/17 10:10

はじめまして。
以前から時々拝見させておりました。
なんか、JASRAC@ダイアモンドの記事エントリーに目を通して下さりありがとうございました。恐縮です。

余談ですが、昨年11月だったか、12月だったか、JASRACは(この記事に関しての)ダイアモンド社に対して名誉毀損ということで訴訟を起こしてます。それ以後の情報は入ってませんけどね・・・

エルモさま
はじめまして。JASRACの映画に関する使用料はこちらでお分かりになるんではないかと思います。
PDFで第3節 映画(51P)に出ています。
http://www.jasrac.or.jp/profile/covenant/pdf/royalty/royalty.pdf

投稿: れし@ゲッキ | 2006/07/17 20:05

>れし様
今回はPD化した映画のDVDの話ですから、「第7節ビデオグラム」(P59)も併せて見ないといけないですね。

たしか曲ごとに使用規定とかが決めることが可能で、放送は出来たけどソフト化出来ないとか、オリジナルをそのまま使ったためソフト化する際の権利料が莫大になった(注)とか、いろいろと面倒なことが有るようです。
注)映画「スウィングガールズ」は制作費の馬鹿にならない比率でソフト化の為の権利料を払っているそうです。

個人的には、サウンドトラックと映像は一体の物で映画がPD化されたら、その映画の中で使われている限り音楽もPD化されるような気がするのですが、そうでは無いようですね。
#サウンドトラックが別に発売されるのなら著作権料が発生するのは当然だと思います。

投稿: hiro4 | 2006/07/17 23:15

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