コミックマヴォVol.5

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2006/12/18

ものすごい入院お見舞い

Papu01_2 毎日見舞いにやってくる父親から「Fさんという人からお見舞いが届いたぞ」というので、はてFさんとは誰だっけ、と思いつつお見舞いの封筒を開けてみると、中から『パプリカ』のパンフレットが出てきました。しかも表紙と裏表紙にそれぞれ

「早く元気になってください。筒井康隆」
「竹熊健太郎さんへ お大事に 今敏」

と、本人直筆のメッセージとサイン、今監督によるパプリカのイラストが入っていてビックリ! 筒井先生とは過去に一度だけインタビュー仕事でお会いしましたが、とても向こうが覚えておられるとは思えぬ程度のものでしたし、今監督とは一面識もないのです。

不思議に思って同封されていたFさんの手紙を見ると、実は彼は(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの社員で、確か以前、蛙男商会の取材時にお会いした方でした。それで、ソニーピクチャーズは『パプリカ』を製作した会社なので、つまりはブログから俺の入院を知ったFさんが、社内コネクションを駆使して気をきかしたお見舞いをしてくださったのでした。Fさん、プロデューサーの森島さん、そして筒井先生に今監督、身に余るお見舞いをいただき有り難うございました。

Fさんの手紙によれば、「先般、ブログで竹熊さんが入院されていると聞き、その記事で当社が製作した『パプリカ』を非常に絶賛してくださっているのを読み、この映画の担当プロデューサーである森島太郎氏に告げましたら、先週末に筒井先生と今監督から、竹熊さんが早くご回復されることを祈り色紙を書いてくださいました」とありました。嬉しくも勿体ないことであります。

と同時に、いささか戸惑いを覚えたことも事実です。というのも、確かに私はパプリカを映画館で三回鑑賞し、原作も読み、大変好きな映画であることを表明したのでしたが、同時に「引っかかりも覚える」と書いていたはずだからです。手放しで「絶賛」したわけではありません。それで、これから本格的に映画の感想を書こうとした矢先に入院することになってしまったわけです。

つまり、俺はアニメ『パプリカ』に対する「引っかかり」について、まだ何も書いてないのです。それは、書きようによっては作品に対する苦言と受け取られる可能性もあるわけで、それを、こういう「お礼」を先に受け取った後になってから書いていいものかどうか、逡巡してしまったことも事実であります。

しかし俺はなにも悪口を書こうとしているのではありませんし、『パプリカ』というアニメ映画が、俺が何を書こうが「見る価値のある作品」であることに変わりはありません。むしろ俺が書きたいのは、小説を映画(アニメ)化する際に監督が直面する困難についてでありまして、それをこのアニメは相当程度、克服していると思うし、監督の方針に多少の疑問があるにしても、それは「趣味」の問題にすぎないといえばそれまでなのです。

とにかく、実にさまざまなことを考えさせられた映画でしたので、そのことを書きたいと思います。多少のネタバレがあるかもしれませんので、これから見る人はご注意ください。

『パプリカ』は、映像と演出に関していうなら、ほぼ完璧だと思いました。作画監督である安藤雅司氏の仕事も非常に緻密かつ高度なもので、リアル・アニメーションとして世界に誇れる出来です。安藤氏は『千と千尋の神隠し』でも作監をつとめていましたが、あの頃からインタビューではジブリ調ではなくI.G調のリアル作画にシンパシーを表明していたと記憶しています。今回はマッドハウスですが、ある意味その夢を達成されたわけですね。

また、原作を読んではじめて気がついたこととして、アニメは驚くほど原作に忠実に作られているということがあります。もちろん長大な小説をわずか90分にダイジェストするため、登場人物の数を整理したり、「説明」抜きの描写をしている箇所もありますが、原作にない要素は、一部を除いてほとんどありません。

どのくらい原作に忠実かといえば、たとえば、最初見たときによく意味がわからなかった描写(DCミニが自殺した氷室の頭部と融合するカット、「黒幕」の同性愛を匂わせる描写など)が、原作ではちゃんと説明されていて、ほとんどの疑問が解決してしまったからです。本来なら映画と原作は別物とするべきですが、監督の原作リスペクトがここまで濃厚な映画も珍しく、これはぜひとも「原作も併せて読むべき」映画でしょう。もちろん映画だけでは理解不能ということはなく、映画として見るために必要な説明はちゃんとあります。そこは抜かりなく作られているのでご安心を。

原作にはない「一部の要素」というのは、「映画」を「夢」のメタファーと見立て、映画に対する自己言及をする部分です。ここは監督個人の「こだわり」だと思う。もともと筒井氏自身、メタ作家と呼ばれるくらい「小説」や「言葉」に対する自己言及色が強い小説家ですので、それを映画にする以上、映画への自己言及を入れるのは、これはこれで「原作の精神に忠実」といえるのかもしれない。それにしても、登場人物が「イマジナリーライン越えてるぞ!」と叫ぶような映画は初めて見ましたよ。イマジナリーラインの意味がわからない人は、映画を見ればキチンと解説されてます。

映画(アニメも)は映像で語らしむることが第一義である以上、それは「説明」である前に「感じさせる」ものであるべきで、そうした意味では、原作で細かく説明されている部分を台詞で語らせる必要は必ずしもないわけです。また、そこをすべて説明しようと思うと、とても90分の尺では収まらなかったでしょう。観客が混乱するギリギリの線まで説明を押さえた監督の方針は、この限りでは正解だったと思う。『パプリカ』は、説明抜きで、ものすごいイメージの奔流に圧倒される種類の映画なのです。

では俺が「引っかかった」という部分は何かといえば、説明よりももっと根本的な、脚本構成に関わるところです。見終わった後に多少「釈然としない」感が残ったのは、おそらく90分という作品時間に納めるために、あえて原作とは異なる構成にしたことに起因するのではないかと。

アニメでは、他人の夢に侵入することができるDCミニという装置が何者かの手で盗まれ、それによって重度妄想患者の夢を注入された人々が次々に発狂していく事件が起こる。それを夢探偵パプリカが、さまざまな夢に潜入しながら「真犯人=黒幕」を探っていくという、推理劇的な構成をとっています。これが実は、原作では違っていて、DCミニが盗まれて事件が起きるところは一緒なんですが、実は真犯人である黒幕がほぼ最初からばらされているんですよ。小説版は、パプリカ側と黒幕側、双方の行動と動機を交互に描いて緊迫感を盛り上げるサスペンス劇の構造になっているんですね。

原作がこうなっているので、アニメ版も推理劇としては中途半端で、観客には途中で真犯人がわかってしまう。ところが、構造としては推理劇なので、お客にもわかりきった犯人が最後に判明して、そいつが一暴れしておしまいという、ちょっとしまらない終わりを迎えるんですね。ここで、真犯人に何か別の意味での意外性があればよかったんでしょうが、それはなかった。

原作では、犯人側の動機がその思想を含めてかなりのページを割いて書かれてあるので、行動にも一応の説得力があるのですが、アニメではそこがバッサリ割愛されている。従って、真犯人の行動も単なる駄々をこねる子供みたいに見えてしまって、あれだけの悪事を働く動機としては弱くなっていると思うわけです。

もちろん今監督も、それは百も承知であえてこういう構成をとったのだと思いますが。要するに、原作と同じく探偵と犯人、双方の動きを丁寧に描いていったら、とても90分には収まらないはずなので。俺としては、2時間以上になってもいいので原作と同じ構成にしたほうがよかったと思いますが、そこは今監督の思惑以上に予算や興業的理由などいろんな「大人の事情」があったのかもしれません。スタッフではないので、俺としてはなんともいえないわけですが。

一般論として言うなら、映画、特にアニメは短いほうがいいというのが俺の持論でもあるので、『パプリカ』の90分という尺数にはむしろ好感を持っているのです。宮崎アニメにしても、俺にとっての最高傑作は短くまとまっている『となりのトトロ』で、巷間評判の高い『ラピュタ』は、長すぎて嫌いなくらいですから(それでも10回は見ていますが)。

で、ここからは俺の想像なんですが、こうした脚本上の「欠点」(あえて、こう書きます)をカバーするために、監督としてはより一層「映像」に力を入れざるをえなかったのではないかと思うわけです。先にも書きましたが、「わからせる映画」ではなく「体験させる映画」として意図して作られたふしが随所に伺えるわけなので。

それはかなりの程度成功しているといえ、実際全編を通じて出てくる妄想患者の「パレード」の華やかなグロテスクは壮絶な見物ですし、妄想と現実が入り交じる演出も実に手慣れたものです。「妄想の映像化」がこの映画最大の肝といえるわけですから、そこはもちろん見事。実際、グロテスクな日本人形も大仏もすべて原作に出てくるので、よくもまあ、あんなに映像化しにくい原作を、ここまで「絵」にしえたものだと感心するほかはありません。また、そこにかぶさる平沢進の壮大でキッチュな音楽も、誇大妄想を音にしたらああなるだろうというもので、ここは原作以上かもしれない。

と、映像に関しては合格点なのですが、ここであえて苦言を呈させていただくなら、やや物足りなかったのが、描かれているのが主として「子供っぽい妄想」であるからです。DCミニの開発者・時田浩作が「おたく族」であり、その助手で最初の被害者である氷室もまたおたくであるので、それらの妄想が「子供っぽく」なるのはある意味当然かもしれませんが、そこにさまざまな年齢層の人間の夢や妄想が混ざり合ってくる後半部も「子供っぽく」感じるのはいかがなものかと。

原作の魅力の本質は「エロ」にあるので、そこには「子供のエロ」もあれば「大人のエロ」もあったはずなのです。30歳手前の「大人の女性」であるパプリカと、中年男性である粉川警部との夢での遭遇するシーンが、これまた「映画オタク」的なナルシスティックな場面に終始するのは、脚本上の必要とはいえ、少し物足りない。あえて言わせていただくなら、今監督、「大人のエロ」を描くことからいささか腰が引けているのではありますまいか?

今敏監督の「師匠」でもある大友克洋氏も「エロ」が描けない人ですが、たとえばアニメ版『アキラ』の名場面である「オモチャとミルクの幻覚」は、「子供のエロ」を感じさせ、不気味に成功した場面でした。『パプリカ』におけるパレードが、凄まじくグレードアップしたとはいえ、『アキラ』のあの場面の延長に見えてしまったことは、やや残念であります。

どのみちお子様向きの内容ではないのですから、ここはひとつ、虫プロの『哀しみのベラドンナ』くらい、思い切った「大人のエロ」をやってしまってもよかったのでは? と、俺なんかは思います。パプリカそのものは、なかなかに色っぽい「大人のキャラ」だと思うのです。スポットCMにも使われた妄想に囚われた所長の体内に侵入して「治療」する場面などは、ゾクッとするくらいセクシーでした。ああいう場面を実はもっと期待したんですが。

と、まあ、いろいろ書きましたけど、『パプリカ』は俺にとって、いろいろ考えさせられたアニメでした。近年、これほどメタモルオーゼが多用されたアニメもないでしょうし、メタモル好きの俺としては、実はこれだけで満足できました。もちろん夢や妄想の世界は、イメージの世界特有の「常に形が移ろいゆくもの」ですので、メタモルフォーゼを使うしかなく、それもCGによるモーフィングなどではなく、手描きによるメタモルフォーゼが一番だと思います。今回あえて手間のかかる手法に挑戦した今監督、及びスタッフの皆さんには敬意を表する次第です。

と、いう感じなのですが、俺の入院は、たぶんクリスマスあたりまで伸びそうな気配です。明日は例の太ももから動脈にカテーテル挿入があるんですけど、これから下腹部の毛を看護婦さんによって全部剃られるという儀式があるそうですよ。とほほほ。

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コメント

そんなすンごいお見舞いを貰えるのなら、
代わって入院しても(下腹部の毛を剃られても)
構わないっ! ってぐらいの素晴らしいブツですね。

パプリカ、もう1回観たくなっちゃいました。

投稿: 鶴見六百 | 2006/12/18 18:43

代わって入院したい、、、

投稿: たにしんいち | 2006/12/18 18:53

後近影を拝見して、少しほっとしました。
でもかお色はまだちょっと血圧高そうですね・・

投稿: エイジロー | 2006/12/18 19:19

入院前よりなぜか若く精悍に見えますぞ!

私は、パプリカが寝かせられ、お腹(子宮と性器の
中間辺り・・)からズブッと手を入れられるシーン、
今監督なりの、かなりエロティックな表現だった
ように見受けました。ドキっとするシーンでした。

投稿: tbc | 2006/12/18 19:21

パプリカ未見ですが、読んじゃいました。

ここで言う「大人のエロ」の例として『べラドンナ』が挙がっていますけど、私にはイメージがいまひとつ湧きません。

投稿: Aa | 2006/12/18 19:25

お顔拝見できてよかったです。もし体調がよいなら、病院内の散髪屋へ行ってサッパリしてみて下さい。一生に一度の経験になると思います。

投稿: しゃっく | 2006/12/18 19:38

やせましたね><
竹熊さんこの調子ならモテ期到来も間近ですよ

投稿: 七誌 | 2006/12/18 19:56

 なんか庵野監督に似てきてますね・・・。
痩せている分まだヤツれている感じが。ご静養ください。

 エロについてですが、これはボク違う解釈をしてました Orz<ツン○レを描いているのだと
 ただ千葉→幼児化→パプリカとしている構造が映像化する上で思わぬ伏兵となってしまったのかもしれません。あと、オヤジどもの純愛が客層(女性のセクシャルとは書けない)によっては「かわいい」と捉えられるのを狙ってとか等。
 願望として、やはり千葉敦子の色気をもっと出してほしかった。汗かいて・・・とかかなりキテタ。


 まあ、毛を剃られてしまう身分からしたらそんなことどうでもいいですね。
 それにしても直筆パンフは役得だなぁ。

投稿: 情苦 | 2006/12/18 22:28

都心部からは、やっぱり時間がかかるので
お伺い出来ずにいましたが
病院食で男前になった竹熊さんをみて
少し安心しました。

カメラ前で見せる、あの顔も健在ですね

ちょっといい男になりすぎて
キャラが変わってきてしまったところが
気になりますが・・・・

投稿: 吉澤 | 2006/12/19 00:26

タマビの生徒です。
先生がお元気そうでうれしいです。
嬉しそうに パプリカ 持ってる先生素敵です!

投稿: 生徒 | 2006/12/19 00:52

安心しました。
お痩せになって若返りましたね。
しかし、今監督と筒井先生のサインとは!
うらやましい。
いや〜凄すぎるお見舞いだ。

投稿: akio | 2006/12/19 02:27

みなさん、書いてられますが、筒井先生からのお見舞いをもらえるなら俺も入院してみたい!

ところでもう代理の人を通さずアップデートできる環境になったのですか?

投稿: stock&flow | 2006/12/19 03:19

久々の竹熊スマイル見れてよかったあ(笑)どんな苦しい状況でもギャグを忘れずギャグにすべてを昇華できる男竹熊健太郎・・・新作楽しみにしてます、特に例の儀式のシーンはいつか作品に昇華してくださいね (笑)くれぐれもおからだ大事にしてくださいね。もちろん俺、壮大なるオフ会あきらめてませんから(笑)

投稿: 板 | 2006/12/19 10:16

お元気そうでよかったです!

次は宮崎駿先生から

 生 き ろ

の色紙が………

投稿: シロたん | 2006/12/19 11:53

しゃっく さんの
>病院内の散髪屋
ですが、情苦さんの
>毛を剃られてしまう身分
とを絡めた話を上司からされたことがありました。

彼は痔の手術を受けたのですが、Daisy周囲の
剃毛時に施術者のオジサンに聞いたそうです。
床屋の主人であり、専用の剃刀など床屋にはない。
のだそうで、俺の上司はその病院の床屋には
決して行くまいと心に誓ったそうです。
さすがに自分の○×にキスするなんて
間接的でも願い下げだからだそうです。

確かにあまり経験できるものではありません。w

上司は世田谷区に住んでおりますが、
病院の名前までは聞きませんでした。
ハンパな情報でごめんなさい。

投稿: takesi | 2006/12/19 12:11

お見舞い、うらやましぃぃぃぃぃぃぃ!

床屋に行かれて、生まれ変わってみるのも、確かに良いかも知れません。
厄落としのつもりで。

パプリカについては「推理劇」「サスペンス」の喩えがなるほどです。

俺はどちらかと言うと、パレードをはじめとする、氷室(を中心としたオタク世代)の妄想に、アニメのアイコンが多すぎたり、(それ以外にもキャスティングはじめ、若い世代へのフックがちりばめられてますが)
いくつかのブログで指摘のある様に「イノセンス」の要素が目立ったりするあたりが気になって仕方ありませんでした。

個人的には、粉川警視の夢治療での「古典映画」の引用に対比させて、オタク世代のアイコンを大量動員したのかなぁと感じましたが、
(映画シーンのエロの欠落は、筒井さんの世代程、古典映画の枠組みを利用できなかった事の現われであり、それでアニメ世代のアイコン群の引用に至ったのでは無いかと思われ)

妄想パレードや、前半の連想による舞台変換の飛躍の出来が素晴らしかった分、「夢からの侵略」と言ったクライマックスや始め、筒井原作の肝である、「枠組みの越境」等の構造的な遊びの部分ではインパクトが落ちたように思います。

むしろ、より原作を刈りこんで、第一部に限定し、「粉川警部の夢治療」を中心に組み立てた方がモアベターで無かったかと。
夢探偵としてのヒロインものの側面が際立ったと思います。

でも、筒井ファンとしては、「あのクライマックス、ホントにやりやがった!」と拍手したい気持ちもあって、複雑です。

投稿: めたろう | 2006/12/19 12:57

皆さん書かれていますが、
精悍になられてますねえ。

飛躍の年の一歩前という感じが
ひしひしとしました。

引き続きご養生下さい。

投稿: たいこ | 2006/12/19 13:35

 ぽまいらゎずいぶん能天気でつね。

 221御大の直筆サインがうらやましいというのは実にまったく同感だが、両先生が直筆サインくれる運びになったのは、もとをただせば単に「入院した」ことより、その原因が「脳梗塞」だったからなんぢゃないかと思うがどーか?

 仮に両先生にパヤヲとヲサムの両御大の直筆サインがさらにくわわったとしても、漏れは脳梗塞になど絶対なりたくねえんだが。ぽまいらゎ直筆サインもらえるなら脳梗塞にかかってもいいでつか?

 いやまあどーでもいー話なんだが。w

投稿: ケキョケキョ・ウグイス | 2006/12/19 16:49

正月にはすっきりお痩せになって流星号をさわやかにかっ飛ばせるのですね。

私の手術の時の剃毛は学校を卒業したての看護師さんでした。手際が悪いので足ががくがくになっちまいましたが、初々しい感じだったので腹は立ちませんでした。でもやっぱり看護師さんはベテランの方が…

投稿: 永田電磁郎 | 2006/12/19 18:18

唐突ですが『トムとジェリー』コンビの一人が亡くなられました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000505-yom-ent

TV作品はあまり好きではなかったけど。

投稿: Aa | 2006/12/19 19:16

本日のカテーテル手技、お疲れ様でした。
(上手くいったことでしょう)
今頃は絶対安静・寝たきりで、導尿カテーテルか尿瓶のお世話になっていると推察致します。もうしばらくのご辛抱ですぞ、殿。

投稿: 黄海 | 2006/12/19 21:23

はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いております。お元気そうなお顔でなによりです。

今回の記事とまったく関係ないのですが、烏賀陽弘道さんという方がオリコンから5000万円の損害賠償を求める訴訟を起こされたそうです。
http://ugaya.com/

どっかで聞いたことある名前だと思ったら、たけくまメモの「フリーにとって原稿料とは何か」で取り上げられた人でした。

たけくまさんなら今回の問題どう取り上げるのかな?とちょと気になりました。

オリコンもコメントを出してます。http://www.oricon.co.jp/news/confidence/40446/

※記事違いですみません。

投稿: らいと | 2006/12/19 21:53

あ、パプリカって安藤雅司さんなんですね。

インタビューやそのほかの資料を見る限りですが、安藤さんはI.G作の「人狼」を見てこれはやばい、このままジブリにいては技術的に遅れていってしまうという危機感を感じたといいます。

その上で入った「千と千尋」では千尋のキャラクターデザインや仕草にこれまでのジブリにないテイストを入れるつもりでいき込んだものの、終盤か間に合わずに宮崎監督自らが作画に入ったころから安藤氏の作画プランは無視され結局いつものジブリアニメになってしまったというのを語っています。

よせばいいのにキネ旬は千と千尋特集号で人狼スタッフの対談を掲載。「水の表現がいまいち」「ゆばばのデザインはちょっと」「涙がでかいのはギャグ?」などと言いたい放題。「宮さんはやっぱ上手いけど、アニメーターとして技術的に見るべきところは少ない」みたいな感じで結論づけます。安藤さんが読んだかはわかりませんが、氏にとってかなりキツイ内容だったのは確かです。

その後、安藤氏はジブリを退社。まあ直接の原因は細田ハウルの難航によるジブリのレイオフでしょうが、飛車を失った形になったのは確かです。

「あの」ゲド戦記の後に時かけ、パプリカが続くっつーのは、なんとも今年のアニメ映画界は皮肉な感じですなあ。

投稿: nonbug | 2006/12/19 22:46

大人のエロですか。
エロは個人的なものだから監督の好きでよいのでは。
ちなみに、筒井先生がエロティックに感じるものは、矢作俊彦が描くサンダルのイラストと、あのベティ・ブープだったと記憶しています。

投稿: バスユアペット | 2006/12/20 06:10

>>らいと さま

この方は『Jポップとは何か』の著者だったのですね。たったいま知りました。とてもコンパクトで鋭い本だったのでよく覚えております。

投稿: Aa | 2006/12/20 09:15

通常ならとてもうらやましいなどとは
言えない病気や入院も
竹熊さんが語るとなぜかうらやましい。

いや、うらやましいと言われるように
楽しんで見せるのが大人の嗜みなんでしょうね。

それに乗っかって、うらやましいという人も同じく大人。

愚痴や悪意だけ言って人に気の毒がられたい、
気の毒がりたい人はここでは消化不良でしょう。

投稿: たいこ | 2006/12/20 11:26

>たいこさま
とても賛同です。
すっきりしました。ありがとうございます。

投稿: takesi | 2006/12/20 12:05

いやまぁそうなんですけども、ツッコミを入れられて後ろめたーい気持ちになったのもまた事実であります。

いま暫くは、治療の進展を祈願しつつおとなしめに参りましょうか。

投稿: めたろう | 2006/12/20 12:19

買っただけでかばんに入ったままですが、さっきパプリカのコミカライズを購入してきました。
原作も読みたいんですが…。
一番近くの本が購入できる場所がコンビニってなんか悲しい…。本当にここは23区内なんだろうか。

投稿: 永田電磁郎 | 2006/12/20 18:01

原作久しぶりに読みたくなって、書店へ。
映画化されてるんだから平積み、あわよくば筒井コーナーくらいできてるだろうと思ってたらそんな気配もなく、在庫なし。
ここの前のエントリから片乳に注文しに来ました(´;ω;`)

投稿: 蛾三郎 | 2006/12/21 09:54

うはwパプリカだけじゃ送料出るじゃんと、←から読みたいのバンバン放り込んだら1万超えたww年始の暇つぶしアイテム準備完了。

投稿: 蛾三郎 | 2006/12/21 10:03

そりゃコンビンの映画なんか客も入らないだろうし、
ついでに原作も売れたりしないでしょ。

客も入らないのに、なんでこのおっさんは
次々と映画をつくれるんだろ?
税金対策?

投稿: l | 2006/12/21 18:59

ただ今、大垣女子短大から帰宅しました。
(これで4校全講義、無事終了。)
竹熊さんの元気なお顔!安心しました。
うん、これくらいの顔がいいです。
これ以上肥らぬように!

いや、それにしても素晴らしいもの貰っちゃいましたね。筒井師匠(ぼく、先生のマンガのアシストしています。)からサインは直接いただいてはおりません。(ただし、某氏からかなりの冊数のサイン入りを戴いた)

でもパプリカ~連名~こりゃスゴイや。
年末までに上京して観ようかと…。
昨年は萩尾望都書店だったかな。

投稿: 長谷邦夫 | 2006/12/21 20:09

はじめまして。先生のファンの高校生です。
一日も早く先生が元気になることをせつに願います。

投稿: 小鉄 | 2006/12/23 15:46

たけくまさん入院されてるんですが。
最近バタバタ著名な方が鬼籍に入られているだけに余計に心配です。

投稿: あかさたな | 2006/12/25 09:27

ブログ運営者様

「レビューda!ドットコム-Reviewda.com-」がオープンしました。
古今東西あらゆるものの評判やクチコミを集めるサイトです。
従来のブログランキングなどとは異なり、
同ブログ内の記事でも異なる記事であれば、
URLを「クチコミ検索」というコーナーに複数登録可能です。
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ランキングのように上位表示、下位表示に影響されることなくご自身のサイトのアクセスアップが見込まれます。
この機会に是非ご利用ください。

http://www.reviewda.com/

レビューda!ドットコム-Reviewda.com-

投稿: レビューda!ドットコム | 2006/12/25 16:51

スパムコメントをスルーしつつ、

メリークリスマス!あんど、年賀状書いてない!
メリークリスマス!あんど、年賀状書いてない!
(時候の挨拶)

たけくまさん、術後お加減いかがですか。
そろそろ剃り跡がチクチクしてるとこですか?

私はラジオのクリスマスソング連打に辟易してるとこですが、
なんだか毎年この時期になると、
大滝詠一の「ナイアガラ・カレンダー」が
聞きたくなりますなあ。

投稿: 門弟廃村 | 2006/12/25 18:50

パプリカ本日見て来ました。
いやあ面白い。なんか「大人のツンデレ映画」と言った感じでしたねえ。
あと、巨大幼女も出ましたねww

10歳前後のお嬢さんを連れた家族連れがいたのですが、終わった時にお父さんが心配そうに面白かった?と聞いていたのが印象的でした。
彼女は面白かったみたいですけど。

投稿: hiro4 | 2007/01/01 23:42

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