2月の蚊取り線香
入院中のことなんですけど、まだこれ書いてなかったですね。実はNリハビリセンターに転院して間もない2月3日の夜、蚊が出ましてね。プ~ンと羽音がしたんで最初は脳梗塞の幻聴かと思ったんですけど。その後掌を刺されて痒くなったので間違いないと思い、看護師さんに蚊取り線香(正確にはべープマット)を焚いてもらいました。
いや~2月の、それもなったばっかりですよ。ビックリしました。地球温暖化はここまで来たか? と思いましたけれども、聞いたら、病院って1年中暖かいから蚊が越冬しているみたいですね。でも数日にいっぺんベープマット出してたので、「今年は異常」であったことは確かみたいですが。
それで退院してから無性に映画を観たくなって、『硫黄島からの手紙』を新宿で観た翌日に海老名の東宝シネマズで『不都合な真実』を観たんですよ。大統領になり損ねたアル・ゴアがライフワークとして取り組んでいる地球温暖化の危機を訴えるドキュメンタリー。話題になったから観た人も多いと思うけれども。俺が観たのがちょうど最終日でした。
それで観た感想なんですが、決して悪い意味で書くんじゃないんだけど、「温暖化阻止」の立場から描かれた徹底的なプロパガンダ映画でした。ある意味想像通りだったんだけど。
もちろん主張自体に俺は反対ではないんですよ。CO2問題は、このまま行けばヤバイことはわかってるんだから。ただ、「ではどうすればいいのか?」というところで、映画も一応対応策を示しているんですが、「できるだけ省エネ製品を使いましょう」とか、はなはだ迫力に欠けると感じたのは俺だけですか。
世界一のCO2排出国はアメリカで、そのうち中国がそれに続くというのがわかってるんだけど、中国としても経済成長に簡単にブレーキかけるわけにはいかないわけだし、ここはなんとしても、アメリカが率先して削減しなけりゃ聞く耳持たないでしょう。他の国も一緒。
でも映画は「アメリカや中国や世界中の国の経済発展を止めよう」とは口が裂けても言わない。明らかにこれは政治問題、それも国際的な政治問題なんだけど、決定的な処方箋には触れそうで触れないところが、俺にはもどかしかった。
総体として俺は映画を好意的に見たのですが、どこかで「このプロパガンダで得するのは誰か?」という、少し意地悪な見方もしていました。
いろいろ考え方はあるけれど、これで一番得するのは原発関係者なのではないかとか。原発はCO2出ないですよね? メルトダウンしたら放射能出るけど。
でも、映画は原発のことには一切触れない。気持ちは分かるけど、なんかズルイような気もしました。ではどうすればいいのか? というのは、俺にもわからないんですがね。
そういえば70年代の初め頃、マスコミではさかんに「石油があと30年でなくなる」と喧伝していましたが、その後枯渇したという話はとんと聞きませんね。当時はオイルショックなんてのもあって、トイレットペーパーとかいろんなものがなくなったり、値上がりしたりしました。俺の友達は、<石油がなくなる→石油製品が高くなる>と思いこんで、近所のオモチャ屋でプラモデル買い占めてましたよ。お年玉全部使って。
でも、最近では石油の推定埋蔵量はまだまだあるなんて言われてて、じゃあのときのあの報道はなんだったんだ、と思っているわけです。地球温暖化説じゃなくて、再び氷河期が来るなんて話もあったな、そういえば。
とかくこういう話は政治的バイアスがかかりがちなので、俺としてはどう判断していいのか困ってしまいます。まあ、これ以上CO2を消費しないに越したことはないですが。なんかこのモヤモヤした感じをなんとかしたいです。
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コメント
プロパガンダ映画の限界って感じですね。
本人は否定していますが、これでゴアが大統領選挙に出てくると、胡散臭さ爆発ってことでしょうか。
投稿: 愚か者 | 2007/03/27 22:39
石油の埋蔵量については、技術革新によって、それまで原油として取り扱えなかったどろどろのやつから精製ができるようになったり、見つけられなかった油田を見つけられるようになって、ずんずん伸びてってるみたいですね。
真冬の屋内に出没する蚊は、チカイエカってやつじゃないでしょうか。英語でsubway mosquitoとか呼んでたかと。
投稿: 偽和尚 | 2007/03/27 23:01
あの映画については、金融関係者の間ではもっと身も蓋もない話だという見方もあるようです。真相はブッシュの中ですけれど。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/0ed466ee0427772d691dfb801d788613
投稿: kaoru | 2007/03/27 23:06
石油については基本的に上の方の記述どおり、技術発展で新油田や、今までの油田からさらに採掘可能になってという点が大きいんですけど、それとはちょっと離れた話で、「そもそも石油は、地球の内側からどんどん生まれてきている」という説が、トンデモ説とは言いがたい説得力で論じられているようですね。
もう、今の時代では常識になっているのかな?
だからといって、短期間に無尽蔵に採れるわけでは勿論ないんですけど。
http://f56.aaa.livedoor.jp/~knak/oil/mukikigen.htm
投稿: gryphon | 2007/03/27 23:10
代替燃料というのでエタノールエタノールと騒ぎ、穀物価格が上がったりしております。
エタノールの主ま供給元が、ホントにトウモロコシとか穀物系しか見込めないとしたら、、、。
確か、アメリカのトウモロコシの生産て、相当石油使ってる筈で、更に水も食うはずだから、何が何だか判らない結果になるのでは。
穀物系以外の供給先も研究されてる様ですが、モノになるのでしょうか?
投稿: めたろう | 2007/03/27 23:24
原発も、燃料生成、輸送、制御などなどでCO2を山ほど排出してるんですけどね…
ずいぶん以前、広瀬正に反発を感じて原発のことを好意的な解釈で調べ始めたら、いいことなんか一つも無くて、絶望的な気分になりましたよ。
東海村臨界事故が起きた時、やっぱりな、という感想でした。その後、美浜原発事故だとか次々とあらわになる手抜き工事の話題を聞いても、ああ、またか、みたいに感覚的に慣れちゃった自分が怖かったです。
投稿: nomad | 2007/03/28 00:21
>一番得するのは原発関係者なのではないか
いやさすがに竹熊先生慧眼ですよ。
ここんところジェイムズ・ラヴロックとかレスター・ブラウンとかエコな人の関心を見事にヒットする人物を担ぎ出しての電力会社による「環境に優しい原子力はぁと♪」みてーな切り口の「意見広告」の出まくりぶりにはスゴいもんがありますから。でんこちゃんもテレ・ヴィでそういうことガンガン言ってるし。その遣り口のうまさと規模のデカさは別に陰謀論とかじゃなく「何かある?!」としか思えないですから。
>とかくこういう話は政治的バイアスがかかりがちなので、俺としてはどう判断していいのか困ってしまいます。
判断しなけりゃいいんですよ!
ヒロセブームに見事にハマッて周囲の理科系の友人たちに「見たことねぇ大バカ」扱いされて以来オレはそうしてます。
大病から生還されたばかりの先生に私ごときが言うこっちゃないですが人間みんないつかは死ぬんですよ!
投稿: kamikitazawa | 2007/03/28 01:28
石油について。
The Economist誌の翻訳。
山形浩生氏のホームページより。
http://cruel.org/economist/oil/lotofoil.html
すぐに枯渇を心配する必要はないみたいです。
投稿: 鍋 | 2007/03/28 01:46
おかしいなぁ。
21世紀になったら、
試験管核融合が実用化されてな、
一家に一台、常温核融合給電給湯器が備わるはずだったろ!
フカシだったって?怒るよ!ンとにっ。
なんかもう、エコとか、シワイ研究ばかりで、
豪快さんな発明は、もう期待できないのかのう・・。
投稿: エイジロー | 2007/03/28 05:43
2年ほど前、某有名作曲家さんがエコ・パワー発電によるピアノ・リサイタルとやらを催していました。
http://www.youtube.com/watch?v=AxfA7tlEcxA
CO2削減を!だそうです。
それがYMOとしてのCM出演ではドライアイス使いまくり!
おまけに土砂を富士山ろくからスタジオに運ぶのにトラックをのべ数十台ぶん使っているはずです。
http://www.youtube.com/watch?v=OhuJEZWoSKc
そういうのを偽善って言うんですよ龍たん。
投稿: Aa | 2007/03/28 06:33
そういえば、少し前のニュースで、アル・ゴア邸のとある月の電気代が、
100万円以上にのぼったと報じられてましたね。
「アル・ゴア氏の不都合な真実?」なんて揶揄されてたような気がします。
まあ、でも温暖化は進んでますねえ。
私は北海道在住ですが、先月雨が降った時につくづく実感しました。
「冬の雨」なんて唄のタイトルみたいですが。
投稿: ホッケとジャガイモ | 2007/03/28 07:40
病院の二月の蚊、やられましたよ。夜中に手を食われて、まだ体が動かなかったので掻くこともできず、かゆみ止め塗ってもらおうとナースさん呼んで灯りつけたら、十分くらい前に食いついた蚊がまだ手に止まってたのでやっつけてもらいました。
蚊も寒くて動けなかったんですかねえ。
>nomadさん
原発のイメージアップに、2次冷却水でスーパー銭湯でも作ったらどうかと思ったんですが、ダメですか原発。
投稿: ASA | 2007/03/28 10:52
病院の二月の蚊、やられましたよ。夜中に手を食われて、まだ体が動かなかったので掻くこともできず、かゆみ止め塗ってもらおうとナースさん呼んで灯りつけたら、十分くらい前に食いついた蚊がまだ手に止まってたのでやっつけてもらいました。
蚊も寒くて動けなかったんですかねえ。
>nomadさん
原発のイメージアップに、2次冷却水でスーパー銭湯でも作ったらどうかと思ったんですが、ダメですか原発。
投稿: ASA | 2007/03/28 10:52
私としては、イラク戦争がらみかなと思っています。
米国はイラクで負けると、負けなくても中東諸国の反米感情は今後更に悪化するだろうと。
そうなれば中東からの石油輸入が、途絶えないまでも、困難になるだろうと。
そのため、国民を「エコ生活」=「石油をあまり使わない生活」に持っていかなければならないと。
そう妄想しているのですが。
故郷の病院で、冬に焚いた蚊取り線香で火事になって、入院患者さんが大勢亡くなった事件がありました。
体が動かせない状態で蚊にたかられるのは悪夢ですな。
投稿: BUFF | 2007/03/28 11:36
もやもやを解消しようとしても無理みたいです。
科学者でも、意見がわかれる。
The Economist誌の記事も、不都合な真実を
隠そうとする科学者の陰謀かもしれません。
投稿: ひま | 2007/03/28 12:35
ゴア氏の本当の目的や、原発を肯定するか否かは置いておいてあくまでも「不都合な真実」をエコ啓蒙映画としてコメントします。
まず、映画のなかで「アメリカや中国や世界中の国の経済発展を止めよう」と言わないのは当たり前と言うか、仕方が無いことだと思います。
例えば日本はアメリカに比べると少しはエコ思想が浸透していると思いますがその日本でだって「地球環境のために経済成長を辞めよう」なんて言ったって誰もついてきません。たけくまさんの言うとおりこれは明らかに政治問題なのですが、あらゆる政治問題は最終的には大衆の支持が必要です。ゴア氏は政治家でもありますのでその辺は現実主義者なのでしょう。
現在のアメリカ社会から持っていくことの出来る少しでもいい選択として「できるだけ省エネ製品を使いましょう」なわけです。
次に、これは米在住者としての意見でもありますが、この作品は日本向けに作られたものではなくあくまでもアメリカ国内向けに作られている事を忘れてはいけないと思います。
日本では省エネはもう何十年も前から叫ばれていることですが、アメリカはそうではありません。
例えば、日本では燃費の良い小型車は人気がありますが、アメリカではまだ車は大きければ大きい方が良いというのが一般的な感覚です。石油会社の強力なロビー活動で大型車への増税が先送りされているせいもあって今でも巨大なピックアップトラックやSUVが最も売れ線です。
また、家庭生活でもアメリカの住宅は日本人には理解できない浪費仕様がたくさんあります。
例えば、アメリカの家屋は冷暖房をセントラルヒーティングにしていることが多いですが、家中ONかOFFのどちらかしか選べない場合が多いです。つまり、夜寝室に暖房を入れると誰もいないリビングや廊下まで暖房されているわけです。
このようなことに日本人は「もったいない」と思いますが、現状ほとんどのアメリカ人にとってこれは普通のことで、特に浪費だとは考えられていません。
この映画はあくまでもそういうアメリカの大衆に向けた作品で、日本で公開されてのは予想外のヒットやアカデミー賞効果によるオマケです。
ですので、たとえ日本人の目から見てヌルくとも、アメリカの大衆にまずは「できるだけ省エネ製品を使いましょう」とメッセージを発したこの映画は大進歩と言えます。
特に、今までこの種のメッセージはことごとく石油利権構造に抹殺されてきたことを考えるとこの映画は評価されてしかるべきだと思います。
但し、ゴア氏が本当に私利私欲とは無縁にこの作品を作ったのかどうかはまた別問題だとは思いますが。
投稿: 骨男 | 2007/03/28 13:14
>私は北海道在住ですが、先月雨が降った時につくづく実感しました
それって温暖化ではなくて暖冬って言うのではないかと。
投稿: Aa | 2007/03/28 13:15
件の映画はみてないし、温暖化問題の勉強も何もしてないけど、数ある環境問題の中でも「地球全体の生態系が壊れつつある」系の話には前からかなり懐疑的だな。地球という球体の大きさと人間の大きさとの巨大な差を思うと「本当に『人間のしわざ』かあ?」と思えてならん。どうにもピンとこない。
同じ環境問題でも、これが例えば限定された具体的地域としてのどこそこの○○原生林に道をつくるな──のたぐいの話なら実によく理解できる。そこに動く巨額の税金ねらいで政官産がくわだてた陰謀。この話にフシギな点は何もない。まことにスッキリしてる。だから、このテの話ならためらいなく反対派にくみすることができる。しかし「地球全体の」云々の話はこれと種類が全然ちがう。
近年の世界各地の異常気象にしても、はたして、この程度の気象変動が過去の地球気象史には全然なくて、本当に人間の営為「だけ」が原因のものなのか、それとも、地球気象史のうえでは「よくあること」程度のものなのか、だれかこの点にハッキリした確定的なことがいえるんだろうか? いえるとしたら、その根拠は何か?──など疑問に完璧に納得できるまでオレは懐疑派でありつづけるだろうな。
原発(ビカドン発電)のたぐいはこれも「そこに動く巨額の税金ねらいで政官産がくわだてた陰謀」じゃないかな。あと核兵器製造のねらいもあるかな? いずれにしてもロクなもんじゃない。ピカドンにすぎん。
投稿: レスレスレ | 2007/03/28 13:30
温暖化ということでは、小松左京「極冠作戦」が進行と対策まで描ききっていてお勧めです。文庫「物体O」に収録されています。
ところでもっと猛烈な温暖化は三畳紀とかそのへんでは起きてますが、地質時代的なスパンで考えて「よくあること」としてしまうのが”正しい”かどうかは微妙。
投稿: MAT.N | 2007/03/28 15:12
巷で騒がれている温暖化は地質学的スパンでは確かに頻繁に起こっている出来事ではありますね。例えばほんの最近のことである縄文時代は今よりも温暖で、もっと内陸まで海が入り混んでいた時代。今の日本の平地なんてほとんどが海の下だったわけで。
でも今の温暖化っていうのはまあ十中八九人類の活動による結果であるし、その結果は現在の人類文明にとっては大打撃を与える結果になるであろうことは明らかです。
投稿: Tak | 2007/03/28 16:28
過去に現在のような、あるいは現在よりも温暖だった時期が存在するのは確かですが、産業革命以降の200年間における地球の気温上昇率は地層などから推測される過去の気温変動では見られないスピードで進行しているようです。
安全のためにも原因は我々にあると仮定して対策をとるのは十分に妥当な判断だと思います。
投稿: 骨男 | 2007/03/28 16:51
そういえば去年はとんでもない豪雪で、北国の人はとんでもない目にあった気がします。
私の祖父は関東地方で珍しく雪が降った日に外に出かけて、滑って頭を打って亡くなったので、ニュースで「暖冬」とか「温暖化」とか聞くとばかばかしくなります。
投稿: エレファントラブ | 2007/03/28 17:28
はじめまして。
このサイトによてば、原油には「軽質スイート原油」(流動性が高く硫黄を含まない)と、「重質原油」(流動性が低く、ガソリンにするにはコストがかかる)があって、前者が枯渇するのはやはり時間の問題のようですね。なんでも10年以内にブレークポイントがやってくるとか。
参考までに。
http://www.yasuienv.net/LastOneBarrel.htm
投稿: clio | 2007/03/28 18:47
> 豪雪
地球が温暖化すると空気中の水分量が増えるので、積雪量は多くなる、ただし溶けるのも早くなる、という話を聞いたことが。
もっとも、南極やヒマラヤの氷も溶けているので、本当に降雪量が増えるのかはわからん。が、近々わかるんでしょうね。
> 原発のイメージアップに、2次冷却水でスーパー銭湯
そんなケチくさいこと言わずに、ご飯のふりかけにプルトニウムを入れるといいのです。
確か、原発の広報まんがになってたと思いますが。(ええと、あのマンガ、何ていったっけな…)
投稿: nomad | 2007/03/28 20:39
>これで一番得するのは原発関係者なのではないか
「日立製作所-米ゼネラル・エレクトリック(GE)」
「東芝-ウエスチングハウス(WH)」
「三菱重工-アレバ」
と世界の3大原発グループの全てに日本企業が関ってるので日本が一番得をするという事になりますね。
投稿: 忍天堂 | 2007/03/28 22:25
あくまで、「人間が快適に生きていくための」
環境ということで考えれば、ゴアの主張は正しいということになるとおもいます。
しかし、地球レベルで考えれば、そんなものは
微細なレベルの誤差でしかないわけで・・・
この問題を語るときに、私が思い出す漫画があります。 「ねこじる」でねこの兄弟が地球と話すシーンです。にゃーことにゃったが地球に、「人間ってどう思う?」と聞いたとき、地球が
「あんまりきになんないけど、あいつらカイイんだよねー。」というんですよね。
しょせん、その程度じゃないのかな?というのが、私の考えです。
ともかく、マスコミが「かけがえのない地球」とかいうのは、あくまで「(人間にとって)かけがえのない地球」ということではないかと・・・
投稿: アントンサービス | 2007/03/28 22:51
あくまで、「人間が快適に生きていくための」
環境ということで考えれば、ゴアの主張は正しいということになるとおもいます。
しかし、地球レベルで考えれば、そんなものは
微細なレベルの誤差でしかないわけで・・・
この問題を語るときに、私が思い出す漫画があります。 「ねこじる」でねこの兄弟が地球と話すシーンです。にゃーことにゃったが地球に、「人間ってどう思う?」と聞いたとき、地球が
「あんまりきになんないけど、あいつらカイイんだよねー。」というんですよね。
しょせん、その程度じゃないのかな?というのが、私の考えです。
ともかく、マスコミが「かけがえのない地球」とかいうのは、あくまで「(人間にとって)かけがえのない地球」ということではないかと・・・
投稿: アントンサービス | 2007/03/28 22:51
カンスのヤツは夏にうんうん唸ってるイメージがありますが、夏の暑い盛りはヤツラもばててるらしく、ヤツラが最も元気でサカる気満々なのは20度前後なんだそうです。今年の二月は暖かでしたからね…蚊取りでビシッと仕留めて殺ってください。ああ、カンスを殺るのも人間による一種の環境破壊なんでしょうか…
投稿: 鴎 | 2007/03/28 23:10
原発利権かどうかはわかりませんが
地球温暖化を唱えると得をする人がいるのは確かかもしれません。
その辺を田中宇という方が論じておられます。
詳しくは以下のHPの「地球温暖化のエセ科学」と
「地球温暖化の国際政治学」を参照ください。
http://tanakanews.com/
他の記事もテレビに出てるような
コメンテーターと違った切り口でなかなかおもしろいですよ。
個人的にはドモン・カッシュの
人間も地球の一部論派です。
結果として、この先人類が滅ぶなら滅ぶで仕方ないかなと。
どうせ100億年後ぐらいには太陽が
地球を巻きこんで大爆発するし、
地球史からみれば、今の人間の所業も微々たるものです、多分。
投稿: カズ | 2007/03/29 00:06
>地球史からみれば、今の人間の所業も微々たるものです
でも、ジンルイなんて大きな話はともかく
自分の子どもや孫たちの未来を気にかけるのは
いけないことなんでしょうか。
投稿: Aa | 2007/03/29 00:12
地球や宇宙からすれば人類がどうなろうがどうでもいいことというのは確かにその通りです。
が、だからといって人類が自分達にとっても都合の悪い環境変化の原因となる活動を止めないで良いとするのは青臭い議論だと思います。
まあ、「人間ではなく自然のために環境を守りましょう!」と言うような議論に対してはそういう皮肉を言いたくなるのは理解できますが。
投稿: 骨男 | 2007/03/29 00:46
…、なんか今回、AaさんがAaさんじゃないやっ(ダッ
投稿: たけべ | 2007/03/29 03:53
うちは8月とかには蚊がほとんどいないのに、
10月とか12月に結構出ますよ。
近くに川があるとかでもないのに…。
参考にはならないとおもいますが(笑)まあこういうところもあるということで。
投稿: Wen | 2007/03/29 13:37
>>nomadさん
>>そんなケチくさいこと言わずに、ご飯のふりかけにプルトニウムを入れるといいのです。
確か、原発の広報まんがになってたと思いますが。(ええと、あのマンガ、何ていったっけな…)
自分も見た事があるような気がしますが思い出せません多分ボツになって作者の著書でちょっとだけ紹介されたものではないかと(笑)。
プルトニウムの可愛いキャラクターと満面の笑みで握手している男の子が「体内に入ってもすぐに排泄されるから安全無害」なプルトニウム入りの水をゴクゴク飲んでいるビデオ広報なら見たことが…。
これも自分の妄想だったと思いたい……。
http://mext-monju.jp/safety/safe-pu05.htm
投稿: あんまりよう | 2007/03/29 14:28
昨日:12度最高気温
今日:ドカ雪
俺は盛岡で30年近くは過ごしましたが、こんな3月末は覚えがない。
エルニーニョ 終わりました
っていう報道が、「冷やし中華なんでしょうか」と感ぜられたことよ。
投稿: メルヘンひじきごはん | 2007/03/29 17:47
地球温暖化によって Aaみたいな蚊がぶんぶん
とび回って 下らない書き込みで人を刺して
不愉快にさせているのか~、そうか~。
投稿: ばいあす | 2007/03/30 00:31
はっ!
そうか!
前回のエントリでは「環境ホルモン」
今回のエントリでは「地球温暖化」
つまり竹熊氏はグリーンピースだったんだよ!
投稿: nomad | 2007/03/30 00:55
地球が温暖化しているかどうかは定かではないが、
日本が亜熱帯化してきているのは間違いない。
投稿: すれじハンマー | 2007/03/30 02:19
>Aaみたいな蚊がぶんぶん
本性はものすごく賢い人に思えるけど。
投稿: がんま | 2007/03/30 02:31
>ばいあす
>がんま
人類が迷惑するという共通点が?
言っといてなんだけど、
もうそっちの話題はスルーしてほしい。
投稿: 黒酢 | 2007/03/30 05:15
↑結局スルーできない釣られ人
投稿: ですなあ | 2007/03/30 13:23
↑さらにそれに釣られた者(無限ループ)
投稿: Zz | 2007/03/30 16:51
原発も発電以外でCO2を出しますが、
エコと宣伝されている風力発電も製造・運搬などのときにCO2を出すため、
トータルでは原子力よりも多くのCO2を出すわ、(もっとも、火力よりは遥かに少ないですが)
日本の場合は景勝地に設置せざるを得ないので景観破壊だわ、
安定して電気は出ないわ鳥を傷つけるわでメリットは少ないんですよ。
エタノールも、穀物ですよね?食べ物ですよね?
食糧危機が迫ってるって言ってませんでしたっけ?
温度が一貫して異常に上がっているのはおかしいという説も
かなり根強く、いったい何が正しいのやら。
少なくとも新たな利権を求める方々が暗躍しているというのだけは判りますが・・・。
投稿: あかさたな | 2007/03/30 17:52
小田急相模原の商店街へモロに面したマンションに住んでおりますが、やはり蚊が出ました。嫁さんが先日やられました。かなり上の方の階なはずなのに、驚いています。うちの中で越冬したのでしょうか。それともどこかにボウフラが湧いていて…
投稿: ジョナサン上田 | 2007/03/30 19:38
商店街って色々沸きますから、暖かくて湿っぽい食堂の冷蔵庫裏辺りで繁殖しているかも。違うかも。
商店街にあるアパートに住んでいたときに色々な生物が沸くのを実感しました。
投稿: 永田電磁郎 | 2007/03/30 20:24
マンションのベランダに置いたカラの植木鉢やプランターに、
ちょっぴり雨水が溜まって、そこで蚊が湧いてました。
季節外れに、こういうところに産み付けられたボウフラは、
温度やエサの問題から、速成モードになり、
標準サイズに成長できなくても、速攻で羽化するようです。
小バエかと思ってると腕にとまって吸血しようとするんです。
ショウジョウバエくらい小さいのもいます。
日本が亜熱帯化してきてるから生き延びられるのかもしれませんが。
それにしても、蚊のような弱々しく見える生き物でも、
ドンドン環境に適応していくんですね。
人間は逆な感じだなあ。
投稿: エイジロー | 2007/03/30 20:26
> 環境に適応
反対ですよ。環境が整ったので、蚊も2月3月に成虫になることができるようになったのですよ。人類は海中以外のほとんどの場所で季節に関係なく生活繁殖している種類ですよ。
蚊の生息域が北上していることでマラリアも再流行しそうな按配ですね。
投稿: nomad | 2007/03/30 21:27
ああ、種としてはそうですね。
私が言ったのは、生命体単体での肉体的なことです・・。
投稿: エイジロー | 2007/03/31 01:03
核戦争で地上が放射能にまみれても、生命はその放射能に適応して進化するでしょう。
温暖化しようと寒冷化しようと、地球も生命も生き続けるのは間違いないと思います。
(だからテレビマンガの敵役が「環境を破壊する人類の愚考に怒る地球」みたいな方向に傾くとしらけてしまう(^_^;))
とはいえ、我々ちっぽけな人類としては、地球の平均気温が5度も上がってしまうと再適応がおっくうなので(農業なら、種まきや収穫の時期が全部ずれてしまうわけだから)、なるたけ地球環境に影響を与える事態は避けたい。
しかし個々の人間は便利と快適さの追及をやめられないし、経済社会においては利益の出ない活動は続けることができない。
ブッシュが環境ビジネスを潰すより、ゴアが環境ビジネスの立ち上げに成功する方が、人類にとってはいくぶんマシな未来が来るかな、と思います。(ゴアが環境で儲けた分は、また環境で儲けるために使われるだろうし)
「私の名はゴア。地球の征服者だ」(このネタは古いか)
投稿: ASA | 2007/03/31 19:18