次の冬コミ参加は断念
たった今、夏コミから戻りました。今年は三日間すべて行ってしまった。こんなのは初めてであるうえに、病み上がりで杖ついていたのでどうなることかと思いましたが、午後から行く、水分をとる、人混みに1時間以上滞在したら休憩する、知り合いのところだけ廻る、以上を厳守しましたので、大過なく過ごすことができました。
三日目は東浩紀氏や森川嘉一郎氏らインテリ組のブースに行きましたが、皆さんオタク丸出しで楽しそうに同人誌を売られていました。あとこないだメールをいただいた、BL作家の水戸泉さんのサークルにご挨拶してきたり。水戸さん、同人誌ありがとうございました。その場で読もうとしましたら「BL作家の目の前で同人誌を読むのは禁止」と言われましたので、これから読ませていただきます。
それで俺と相原くんで冬コミにやおい同人誌を出すという計画ですけど、いろいろ考えましたが今回は断念することにしました。いや『サルまん2.0』でやおいを取り上げることは間違いないんですが、あくまでこれは作品の中での話です。「野望の二人がコミケに参加する」話を連載で描きながら、現実の二人が本当に同人誌作ってコミケに参加するのは、面白いとは思いましたがスケジュール的に厳しいという結論に至りました。残念ではありますが、しばらく作品に集中することにします。流れによっては、来年あたり参加するかもしれませんが……。
いや実はですね。今度の『サルまん2.0』でのやおいネタなんですが、やおい=二次創作をやるためには、モトになる「一次創作」が必要になりますよね。これをどうするかというのを考えているところなんですよ。これをまず固めないことには、先には進められないので。
誰か別の作家の借り物ではなくて、とりあえず我々で一次創作を作ってから、それの「やおい展開」を考えるという段取りにしたいんですよ。詳しくは近日発表しますが、考えていますと、また脳梗塞になりそうなくらい面倒くさいです。
でも「とんち番長」のときもそうでしたが、そういう面倒くさいことをやらなければ「サルまん」にはなりませんので、なんとかしたいと思ってます。
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コメント
おつかれさんでした!
コミケは…おっしゃる通り、
来年くらいの計画でいいのではないでしょうか。
なんかホッとしました。
さあ~連載開始が楽しみです。
投稿: 長谷邦夫 | 2007/08/19 23:07
お疲れ様でした。
なんやら
アキハバラ解放デモ→夏コミ
で物騒な動きがあった様子。
http://obiekt.seesaa.net/article/51835719.html
http://d.hatena.ne.jp/plummet/20070818/p1
なにやらオタク文化ってえのを考えてしまいました…
吾妻ひでおが描いた連綿と続く同人文化の馴れ合いと内輪もめなんでしょうかね。
投稿: nomad | 2007/08/20 00:10
一次創作!いい言葉ですね 期待値がいっきに上がりました。
投稿: 飛鳥了大好き | 2007/08/20 03:08
お疲れさまでした。
これから更に忙しいでしょうが、
意識的に休みを取ってくださいね。
投稿: めたろう | 2007/08/20 07:23
お疲れさまでした。
私もサークルで参加しておりましたが、早々に完売となってしまい(主に作業時間の問題で部数がたいへん少なかったので)、後から来てくださったお客さんに非常に申し訳ないことをしてしまいました。反省しております。
サルまんだから、ネタ元はマンガもしくはアニメなのですね。
いきなりコミケ参加という話が出たもので、てっきり生もの(竹熊×相原とか)を扱うものだと思っておりました。
投稿: R.F | 2007/08/20 08:20
一次創作>>>「とんち番長」をリメイクするという。
で、昔のファンが、「とんち番長」に「萌え」は認めん、と怒ったり・・・。
投稿: hajime_kuri | 2007/08/20 11:17
R.F様
>生もの
良い響きデス。
「竹熊様VSお父様」
というのもちょっと見たかったデス。
投稿: めたろう | 2007/08/20 12:09
>生もの
かつて、赤塚とギャグを描いていた時代は
「笑は生ものだ」という感覚でした。
その「週」を生き抜くギャグ!でいいと。
それだけにインパクトのあるものを目指して
いたものです。
最近は干物が多いようで…
投稿: 長谷邦夫 | 2007/08/20 13:00
竹熊さんのご病気と比べると、比較にならないですが・・。
私も「極端な冷房病」わずらっていまして、2年間、会社を休んでいます。(2年前、今年以上の極端な「猛暑」がありましたね。あの時、自宅でエアコン使いすぎて、この病気になりました)
とにかく冷房がダメで、冬の靴下2枚履いても、足が寒い。上は、冬のジャンバー着て対応しています。そして、体力が全然ありません。
そういう状態で、5月のコミティアに、「米沢さん追悼トーク」を聞きに、必死の思いで行きましたので、なんだか、ひとごとではなく、読ませていただきました。
私は今、41ですが・・。オタク人生も40~50くらいで、やはり体にガタがくるんですかねえ~。(元気な人は元気なんでしょうが・・)
投稿: 岡田けんいち | 2007/08/20 13:59
二次利用されることを前提とした創作物ですか。
あきらかに狙ってるだろ、というアニメとかはあるみたいですが、作り手側が公言して始めるってケースは聞いたことないです。
単純にごくいじられやすい設定にするか、それとも、あえてどう考えてもBL化できないような設定にチャレンジするか。
考えれば考えるほど難しそうです。
しかし竹熊さんもご自分でどんどんハードルを上げてゆきますね。すごいと思います。
投稿: いけなか | 2007/08/20 19:44
以前、小説家の津原泰水氏がテディ文庫(だったかな)とかいうBL文庫の立ちあげに関わった際、津原氏の短編(BLな内容)を公式サイトに載せ、その二次創作を募集したことがあります。
アンソロ展開か、そこから新しい作家の発掘を試みる予定だったような……?
結局そのレーベルは頓挫してしまい、その募集もうやむやになってしまいましたが。
投稿: toto | 2007/08/21 01:01