正しい自主映画
ニコニコ動画で発見。もう一部で話題になってるみたい。見て、俺の高校時代に文化祭でやってた、映研の奴らが作っていた『太陽にほえろ!』のマカロニ刑事ことショーケンの殉職、ジーパン刑事こと松田優作殉職シーンをただ真似しただけの映画とか、『燃えよドラゴン』を真似しただけのチープな8ミリ映画を思い出してしまいました。
でもこの、アメリカ人らしき二人組の作品、スタントと撮影のレベルが異常に高い。アクション映像としては完全にプロ並みでしょう。でもセリフが片言の日本語。なんでこんなの作ったのかよくわかりません。
でも下手な日本語とアクションの完成度のギャップがものすごく、これはこれで正しい同人映画なのではないかと思いました。
83年の『帰ってきたウルトラマン』(庵野秀明監督)とか、やはりそのころに多摩美の学園祭で見た、学生時代の竹中直人の時代劇自主映画なんかを彷彿とさせます。庵野さんのウルトラマンはミニチュア撮影や特撮が完璧な作りで、肝心のウルトラマンは庵野さんが素顔で演じてましたし、竹中直人のやつは竹中の演技だけが完璧にプロ級で、残りが全員へたな素人というギャップがものすごかったです。
そういう作品としてのバランスの悪さが、この場合「出来のいい部分」をいやでも強調しているわけで、それはそれで、自主映画の醍醐味といえます。
しかし70年代の文化祭って、本当に「太陽にほえろ」と「燃えよドラゴン」のパロディばっかりだったなあ。刑事の殉職シーンだけではなく、みんなで校舎の屋上に行って、夕陽にむかって「わおーん」と吠えたらそこに「太陽にほえろ!」とタイトルが被さるような映画、俺少なくとも3本は見ましたよ。よその高校含めて。
そういえば、みうらじゅん氏がその昔、「宝島」で、全国に埋もれている無数の「ドラゴンなりきり8ミリ自主映画」を集めて「ブルースリー映画祭」を開催しようと呼びかけていたことがありました。行きたかったけど、それはそれで拷問みたいなイベントになったような気がします。
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コメント
>パロディばっかり
多摩美で言うとたけくま先生がいつか言っていた、
「ドラエモンの顔がジョジョになっている作品は禁止」
みたいな感じですか。
そんなこと言ってませんでしたか。
みうらじゅんの企画は
今と発想が全く一緒ですね。
投稿: apg | 2007年8月21日 (火) 12時50分
>マカロニ刑事ことショーケンの殉職、ジーパン刑事こと松田優作殉職シーンをただ真似しただけの映画
僕も高校の時に作りました。
もう90年代でしたけど。
投稿: ポン一 | 2007年8月21日 (火) 13時11分
>>ドラエモンの顔がジョジョになっている作品
サザエさんやアンパンマンを北斗の拳タッチで描くのも多くの人が通る道ですね
投稿: cx | 2007年8月21日 (火) 14時28分
>cxさん
ありますね~。
あとドラエモンの顔が横にいっぱい繋がってるヤツとか、って解りますかね?
普通の人ならまだしも、
美術の大学来てそれはないよなあ。
まあでも逆にそればっかりで
巨大な作品描いたりしたら
話題にはなりそうですけどね。
たけくま先生が観たその頃の映研の人も
いまだに「燃えよドラゴン」のパクリを
作り続けてたらすごいんですけどね。
まあどっちもお金は儲からないでしょうけどね。
投稿: apg | 2007年8月21日 (火) 14時55分
こういうカンフー格闘技って生理的に「あきまへ~ん」です。
みていて目玉が疲れます。
投稿: あ~ | 2007年8月21日 (火) 15時31分
みうらじゅん氏がその昔、「宝島」で、全国に埋もれている無数の「ドラゴンなりきり8ミリ自主映画」を集めて「ブルースリー映画祭」を開催しようと呼びかけていたことがありました。行きたかったけど、それはそれで拷問みたいなイベント
→いかにもみうらさんが思いつきそうな企画ですね
みうらさんは最近のインタビューで「今は看板の文字で般若心経コンプリート、というのに凝っている」とのこと。
「南」とか「法」とか出ている看板の文字を探して写真に撮って帰ってくるのだそう。日本にはない文字もあるから、香港まで行って看板のいっぱいあるようなところをウロウロして探すのだそうだ、、、、、、
投稿: たにしんいち | 2007年8月21日 (火) 20時41分
私はたけくまさんより少し下の世代ですけど、
高校生の時、どこの文化祭へ行っても
自主制作映画が「必殺仕事人」という時期でした。
ドラゴン同様、フォーマットが乗りやすいですよね。
投稿: ぐりぞう | 2007年8月21日 (火) 20時50分
ドラゴンにしても、必殺にしても、
当たり前ですがテーマ曲(というかフレーズか)が重要なんですかねぇ。
志村けんの必殺コントとか、
あのフレーズでオチますから。
投稿: めたろう | 2007年8月21日 (火) 21時42分
#完成してますよ>たにさん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm703425
【ニコニコ動画】タモリ倶楽部 アウトドア般若心経 読経上映会
投稿: にく | 2007年8月21日 (火) 23時29分
僕も昔撮りました!
ハタチ過ぎてやってた馬鹿丸出し
なんですけども、一人部屋で
例えばヌンチャクなんかを練習してて、
ある日
「俺、今カッコイイんじゃないか!?」
とか勘違いする所から入る気がいたします。
投稿: ゆうじん宇宙船。 | 2007年8月22日 (水) 02時37分
うちの高校では「日本沈没」のパロディで、「日本浸水」ってのを作っていました。
特撮映画。
その翌年が、カンフー映画で「琉球拳」ってやつでした。
投稿: hajime_kuri | 2007年8月22日 (水) 12時28分
この映像はスゴかったです。
それは置いといて、
カンフー映画等を見ていていつも思う疑問は何百発も延々殴りあうシーンがあるけど
少なくとも数発で倒さないとパンチがまったく効いてないじゃないかと思います。
現実とフィックションの矛盾ですね。
投稿: yosi | 2007年8月23日 (木) 07時00分
にくさんへ
本当にありがとうございます
今は仕事が忙しいのでみうらさんのそのコンプリートを見たら仕事をする気が無くなってどこかへ失踪したくなりそうになりそうなので(笑)、仕事が落ち着いたら酒でも飲みながら見てみます
みうらさんはこういうしょうもないことにこだわる世界の燦然とそびえる巨人ですよね
投稿: たにしんいち | 2007年8月23日 (木) 22時44分
転載元と思われるものはこちら。
YouTube - Duel - fighting action scene
http://www.youtube.com/watch?v=zLyy4YAl2Qk
(6分57秒)
全編はこちら。
Duel - Short Films - SPIKE Powered by IFILM
http://stage.ifilm.com/video/2826862
(12分49秒)
"Duel"
監督・脚本 Fabien Gorchon
制作 Z Team
Z Team Online: Homepage/News
http://www.z-team.net/
レビューはこちら。
REVIEWS
Duel (2004)
http://kungfucinema.com/reviews/duel_2004.htm
竹熊さんが、ことニコニコ動画に関しては厨房同然の振る舞いを続けていることに、見ていてとても残念な思いがします。
韮沢早のようなご自身で作る遊びは大いに結構ですが、ひるがえって他人の作ったものであれば、きちんとネタ元を割り出して、スタッフクレジットぐらいは紹介して欲しいところです。作者に対する、礼儀というか敬意というか。
竹熊さんが、「自分の名前が自分の作品から消されて紹介されてもかまわない、金銭的利益も名誉も求めない、海賊版だろうと無断引用転載だろうと自分の作品に触れる人が多ければそれでいい」というお考えなのであれば、何も言うことはありません。失礼をお詫びします。
投稿: おかちどり | 2007年8月28日 (火) 06時51分