コミックマヴォVol.5

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2007/12/15

サバの味噌煮は間違っている

父親も俺もサバが好物なんですよ。親子で好きならそれでいいじゃないか、と思われるかもしれません。ところが親父が買い出しに行くと、必ずサバの味噌煮を買ってくるんです。必ずですよ。スーパーのパックでも味噌煮。缶詰も味噌煮。

俺は、サバは塩焼きか水煮で食するのが正解なので、味噌煮は間違っているのではないかと思うわけです。というのも、サバって味が濃い魚でしょう。それを味の濃い味噌で食べると、両者の特徴が相殺されてしまって、サバを味わっているのか味噌を味わっているのかがよくわからなくなる。ここはやはり塩焼きが正解なのではないでしょうか。

それで、俺が買い出しに行くと、必ず塩焼きか水煮の缶詰を買ってくるんですが、親父は特に何も言いません。何も言わないけれども、心の中で「サバは味噌煮だろう!」と怒っているような気がするんですよ。親父が味噌煮を買うと、俺が「塩焼きにせんかい!」と心の中でつっこむように。

そういえば、俺が子供の頃、今は亡きおじいちゃんがわが家にくると、「ほら、お土産だぞ~」と言ってロシアケーキ買ってきたことも思い出されます。必ずロシアケーキでしたね。たぶん祖父の好物だったと思うんですが、こっちはヨソの家にお呼ばれして、ロシアケーキが出されたら黙々と食べる程度のものですよ。出されりゃ食うけども、積極的に自分で購入してまで食べようとまでは思わない。好きでもないし嫌いでもない。そういうどうでもいい食べ物ってありますよね。

それにしても、歳をとると味覚に頑固になってくるというのはあるのかも。おやつは鳩サブレーしか食わないとか。ロシアケーキとか鳩サブレーとか羊羹って、老人が好む印象があるんですけどどうでしょうか。たとえば竹下通りでロシアケーキ専門店とか鳩サブレー直売店、西洋館風の店構えで店名が「YOKAN原宿店」なんてあるのを見たことがありませんし。

サバの味噌煮問題からうっかり離れてしまいましたが、とにかく、この世にどうしてサバの味噌煮などという食い物があるのか、理解できません。そりゃ、口に入れれば少しはうまいですよ一応。うまいとは思うんだけれど、二口目からは黙々と義務みたいに食べていて、心の中で「これが塩焼きだったら…」と呟くのは、あながち俺ばかりではありますまい。

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