本日ロフト+1で「マンガ論争勃発」
えーと、すっかり告知が遅れてしまいまして永山さんすいません。
実は昨年12月にマイクロマガジン社から『マンガ論争勃発』という本が出たんですが、これの刊行記念トークイベントが本日夜、新宿ロフトプラスワンで行われます。「マンガ論争」といっても、昨今チマタをにぎわせている「マンガと著作権」「マンガと猥褻罪」が主要テーマで、特に同人誌にフォーカスを合わせて問題がよくまとめられています。著者は永山薫さんと昼間たかしさん。コミックマーケット準備会と全国同人誌即売会連絡会が全面協力して作られた本です。
とりあえず俺は、本書では永山さんの取材を受けて持論を話しているだけですが、「著作権問題」「有害マンガ規制問題」について、ほぼすべての問題点は本書に出ているのではないでしょうか。ちなみに著者の一人である永山薫さんは、俺とはもう十数年来の友人でもありまして、70年代末から「エロ雑誌」の現場で編集者やライターとして働いていた俺の大先輩でもあります。俺より年上なのに、マンガ読みとしてはバリバリの現役で、エロマンガの歴史と現状についてをよく知る第一人者といっていいでしょう。
それで本日夜のロフトプラスワン・イベントですが、まず場所についてはこちらを確認してください。
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
↑ロフトプラスワン公式サイト
それで内容なんですが、現時点でもあくまで予定なんですがかなりの豪華メンバーがゲストで登場するようです。
前 説:ロフト斎藤
19:40~20:20
第1部:『マンガ論争勃発』(永山薫、昼間たかし)
同書企画の動機
対決姿勢ではなく対話によってWinWinな関係を模索すること。
取材の実際、印象、挿話、反響。
特に反響を呼んだ、前田教授、大谷氏取材の印象。
勃発の次の構想。
同書発行後のマンガ周辺の動き(新たな表現規制への動き
第2部へとつなぐ。
第2部:『同人文化と表現と自由』(市川孝一、三崎尚人)
永山、昼間が前振りをして、メインスピーカーの市川
実質は三崎氏の仕切りで、永山、昼間はサブ的に質問役。
冬コミのまとめ。
最近の同人誌界の動き、行政とコミケット、都産貿の問題
どこまで公開で話せるかは市川・三崎両氏の判断で…。
休憩
第3部:『マンガ論争続行?』(三崎尚人、伊藤剛、東浩紀
永山、昼間が前振りして、伊藤、東、金田の三氏に登壇をうながしま
伊藤氏の仕切りで、東、金田両氏に話を訊く。
永山、昼間はサブ的にからむ程度。
入りは第2部を受ける形で同人文化、コミケの話題。
境氏の登壇は22時以降の予定。
白田、竹熊両氏が来場していれば適宜、登壇していただきます。
また、客席にも取材に協力していただいた方々がいるはずなので
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