【業務連絡】京都精華大学で客員教授やります
今年も気がついたら3月で、来月には新学期がはじまります。あと半月足らずで桜の花も芽吹くかと存じますが、お元気でしょうか。
以前からやっていた多摩美の非常勤講師は、今年も引き続きやります。全学科共通で、1年生と4年生の選択講座ですので、今年4年生になる諸君、多摩美の入試に合格した諸君、よろしくお願いします。
それからこないだ辞令が届いたんで、もう決定なのですが、今年は京都精華大学のマンガ学部で客員教授もすることになりました。もっとも実態としては、年に2,3回京都に行って集中講義をやるだけなんですが。
最初お話が来たときは、常勤で、という話だったんですが、そうなると毎週京都に通わねばならず、特に今は『サルまん』の連載を抱えているから無理っす、と言ったら、それなら客員で、ということになったのです。精華大のマンガ学部は、マンガ科・アニメ科・プロデュース科に別れていて、俺はプロデュース科(編集者養成)に属するのが希望なんですけど、どうなるのかまだよくわかりません。
こないだ中野のタコシェに行ったんですが、マンガ評論家でマンガ原作者でタコシェ店員でもある大西祥平さんが店番をしていて、彼はすでに精華大の講師でもあるのでいろいろ話をしました。
なんか今年は俺ばかりでなく、マンガ研究関係者の動きがいつになく激しいことになっているみたいです。
まず夏目房之介氏が春から学習院大学大学院教授に就任します。それから明治大学でも、今年から本格的にマンガ研究と教育に力を入れはじめるようです。
京都精華大でも、昨年から俺ばかりでなくいろんな人に精力的に声をかけていて、人員増強を図っているようです。小池一夫先生のいる大阪芸大も動いていると思いますが、ここまで各大学が具体的に動きはじめているのは俺の記憶にないことなので、もしかすると今年は、アカデミズムがマンガに本格的に身を乗り出した元年として記憶されることになるかもしれません。
もちろんマンガにアカデミズムは不要だ、という根強い意見もあると思うんですが、こと「研究」という面では腐ってもアカデミズムというか、餅は餅屋ですので、どういうことになるか見守っていきたいと思います。というか、俺もその流れに加担する格好になるので、無関係ではないんですが。
以前、俺は「マンガ評論家を辞めます」宣言したんですが、辞めるのは「評論家」という肩書きでして、この肩書きでメディアの仕事をすることを辞めようと言ったのです。そもそも、俺の興味はマンガにとどまってなくて、マンガとアニメの中間領域の表現とか、表現や作品をどういう形で世の中に出していくのかという、編集やプロデュースなんかの方向に向いてきているわけです。
すでにある表現を「評論」するということより、これからの、未来の表現がどうなっていくのか、それを考察しつつ世の中に向けて出すことに加担していきたい、と思うようになっているので、そういう意味からは大学という場に身を置くのも面白いかも、という気がしています。少なくとも出版社・放送局・代理店に身を置くより、性にあっていると思う。どうなるかは、やってみないとわかりませんが。
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