今日は父親の誕生日
本業の締切の関係で、10日過ぎまでなかなか更新し辛いわけなんですが、今日は父親の誕生日でした。76歳。昼間、弟夫婦が我が家にケーキをもって来まして。父親の誕生日を祝うことなんて我が家では初めてのことで、さすが弟に嫁さんが来ただけのことはあります(男所帯だったらまず出てこない発想)。
ケーキを食べ終わってタクシーを呼んで母親の墓参りに行きました。助手席には父親が乗ったんですが、父親ったら運転手さんに「タクシーに乗って何年目ですか?」「このお仕事もなかなか大変でしょう」などと途切れなく話しかけているわけです。父は、なぜかこういう人に馴れ馴れしく話しかける癖があるんですよ。
運転手さんも「はい、7年目です」とか「ええ、まあ」などとにこやかに答えていたのですが、なんか困惑している感じ。俺はかねがね疑問に思っていたんですが、うちの父親は、本当に心の底からその人の職歴とか仕事上の苦労話を知りたいのですかね?
タクシーの運ちゃんなら、お客さんとの会話も仕事のうちでしょうけど、ファミレスのウェイトレスにも「この店はできて何年目なのですか?」「本店はどこにあるのですか?」などと聞いたりするんです。相手はどう見てもバイトの女の子ですよ。どうでもいいじゃないですかそんなこと。
そもそも親父にしても、このファミレスが実はすかいらーく系列であるとか、この支店が出来て何年目だとかいうことを、心の底から知りたいとは到底思えないんですよ。なんでそんなこと聞くのか。強迫観念かなんかですかね。
それで墓参りをしたんですが、父親は母親の墓に向かって「こうして息子たちも達者に暮らしているから安心しろ」みたいなことを話しかけていました。まあ、こういうことなら誰でもやるかもしれませんね。俺はどうも故人に話しかけるのは苦手なんで手を合わせるだけなんですが、弟は父親にならって話しかけていましたね。「また来るから。母さんも元気で」
元気でってお前……。
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