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2008年8月

2008/08/29

「20世紀少年探偵団」の表紙は恥ずかしい

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↑20世紀少年探偵団 (この文字をクリックすればアマゾンに飛びます→★)

※この表紙はデザイン段階で俺に送ってもらったもので、定価表示がダミーになっています。実際の定価は880円です。

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2008/08/26

お気に入りニコニコ歌祭り

俺の「お気に入り」に入っていたニコニコ動画の曲をご紹介します。数ヶ月前にアップされたものばかりなんですが、再生数がまだ三桁とか、行って2000くらいのものがほとんどです。人気的にいまひとつのようですが、個人的にたいへん気に入った曲ばかりです。


最初はお遊びで作ったジョーク動画かと思いましたが、どうやら本物のようです。であるなら、どうして北朝鮮当局が日本語で「青い山脈」を歌うことを許可したのか? しかもなぜ動画内に将軍様の顔写真まで使っているのか、謎は深まります(もしかすると将軍様が好きな歌なのかも)。歌は相当にうまいですが、サイケデリックな画面効果がなかなか凄すぎます。

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2008/08/24

【告知】吉祥寺アニメーション映画祭今年もやります

えっと、今年も10月11日に吉祥寺アニメーション映画祭やります。応募を考えている方は、9月16日(火)到着分まで受け付けていますので、新作をお持ちの方はふるってご応募ください。

審査員は今年も氷川竜介・津堅信之・竹熊のトリオに加えて、スタジオ4℃、スタジオディーン、ぴえろ、コアミックス、三鷹の森ジブリ美術館も審査に加わります。だんだん豪華なことになってきました。

昨年から「ギャグアニメ部門」も始まってます。これはウケ狙いの一発アニメでも気軽に応募してほしいという、俺の要望で始まりました。笑えればなんでもいいです。こちらも期待しております。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_187f.html
↑昨年の受賞作についてのエントリ

http://www.kichifes.jp/animation/yoko.html
↑吉祥寺アニメーション映画祭応募要項

http://www.kichifes.jp/index3.html
↑TOPページ

http://animeanime.jp/news/archives/2008/08/1011_4.html
↑アニメ!アニメ!での告知記事

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2008/08/22

『ダークナイト』~苦悩映画の最高傑作

シリーズ物の娯楽映画の中にあって、「特別な作品」として突出してしまう一本がおうおうにしてあります。たとえば「007シリーズ」の『ロシアより愛を込めて』であるとか、「ルパン三世」における『カリオストロの城』のような作品です。シリーズというわけではありませんが、中川信夫監督の『東海道四谷怪談』も、芝居を含めて同じ原作が何百回もリメイクされている中での「特別な作品」だと言っていいでしょう。

いずれもシリーズ物に本来内包されている「設定とキャラクターの面白さ」に加えて、スタッフや役者の才能が絶妙のタイミングで絡み合って、シリーズでも二度と再現できないような、奇跡的傑作になってしまったものです。

現在公開中のクリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』もまた、「特別な作品」であります。『バットマン・ビギンズ』に続く、「新生バットマン」シリーズの最新作。これも60年代のTVシリーズや、ティム・バートン監督からの旧バットマン映画すべてをひっくるめた中にあって、たぶん誰もが認める「特別な作品」となりました。

特別な作品は、冒頭の5分くらいを見たらすぐにわかります。同じシリーズの他の作品と比べても、画面に流れる「空気感」が違うのです。今年の夏映画は『スピードレーサー』や『崖の上のポニョ』のような問題作が目白押しなのですが、どれも人にお勧めするには言い訳を用意しなければならない作品ばかりでした。

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2008/08/20

27年ぶりコミケにサークル参加(希望)

本日(19日)、コミケの参加申し込み用紙を郵送しました。コミケはちょくちょく行っていたんですが、自分のサークルで参加を申し込むのは1981年以来ですから、恐ろしいことに27年ぶりということになります!

昨年・一昨年と桑沢ゼミで作った同人誌で参加していますが、桑沢は俺のサークルというわけでもないし、申し込みしたのは学生で、手続きのことは俺は何もやってませんでした。今年俺は桑沢のゼミを降ろさせてもらったので、今回の同人誌は単独でサークル作って参加ということになります。描いていただく人選も多摩美の女子大生を中心に一応決まっているんですが、もう少し内容が固まるまで内緒にしてください。

ひとつだけ書いておくと、以前「たけくまメモ」で紹介した文乃綺(ふみの・あや)さんの「城」も載ります。ただし彼女としてはいくつか描き直したい箇所があるそうなので、今度のは最新完全版になります。それからもちろん新作も描いてもらってます。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_b62c.html
↑【多摩美】文乃綺『城』完全版

文乃さんをはじめ、過去に俺の講座の受講生の中から個人的に引っかかった作者を選んだら、なぜか女性ばかりになってしまいました。純粋に作品本位で選んだらそうなってしまっただけなので、他意はありません。多摩美生ばかりでなく、武蔵美の女学生さんや、プロ・セミプロの女性作家さんも三人ほど参加します。詳しいことは後日、また。

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2008/08/18

北京からのメール

友人のラジオディレクイター、Tさんからメールが届きました。彼は今、仕事で北京オリンピックの取材にかり出されて、開会式からずっと北京にいるそうです。

彼は向こうでこの「たけくまメモ」前回エントリ(→★)を見たそうです。そこで、現地で彼が実際に体験したことを「たけくまメモ・コメント掲示板」に書き込もうとしたそうですが、どうしたわけか書き込めないとのこと。メールは出せるみたいなので、俺宛ての個人メールとして送ってきました。ということで、以下に全文をアップします。

《以下転載》

です

コメント欄に北京から書き込みが出来ないようなので・・・

現在 五輪取材で北京に来ております
開会式は観客席におりました
巨人の足跡は会場にいる限りわからず
あとで日本のニュースを見て知った次第です

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2008/08/16

オリンピックは全部CGにしろ

中国政府が国家の威信をかけて実行している北京五輪ですが、威信をかけ過ぎたか、早くもさまざまなヤラセ演出が暴露されております。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080812_firework_footprints_faked/
↑北京オリンピック開会式の花火による「巨人の足跡」は本当にCGだったのかどうかを検証してみた(gigazin)

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080812_olympic_bsod/
↑北京オリンピックの開会式にブルースクリーンが登場していた

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808130007.html
↑歌は口パク、花火はCG合成 北京五輪開会式の「偽装」判明

もうテレビでさんざん報道されているので皆さんもご承知でしょうが、開会式に打ち上げられて世界の度肝を抜いた「巨人の足跡」の花火が実はCGだったとか、開会式で歌った美幼女の歌声が吹き替えだったとか、スタジアムには中国政府が配置した大量のサクラが各国選手を均等に応援しているとか、ハイテクと中国伝統の人海戦術を駆使した「演出」が大量に露見して、白けたとか興ざめだという声が世界中で上がっております。

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2008/08/15

伊勢田祭とコミケ

えー、夏休みもたけなわですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。俺は一日家に閉じこもっているので冷房病になりそうです。省エネ温度にしているんですが。

それで少しは外出しなければいけないと思い、明日夕方6時に阿佐ヶ谷ロフトプラスワンで開催される「伊勢田大博覧会2」に行ってきます。今回はコミケ開催中ということもあり、伊勢田監督本人が来られるとのこと。俺も会うのが楽しみです(前に一回会ってますが)。

http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

伊勢田博は夜遅くまでやるので、もし打ち上げにまで参加すると、俺は神奈川県の家にまで帰れません。翌日はコミケ3日目に行くので、しょうがないから一泊しようと思います。

お金がもったいないので新宿のネカフェはどうかと思いましたが、コミケに備えてちゃんと風呂に入っておこうと思い、サウナに泊まろうかと思います。大阪のルンパロさんが定宿にしている新宿のサウナが前から気になっていましたので。

そこはたぶん大丈夫だと思うんですが、新宿のサウナというと昔、俺の友人が間違ってハッテン場に入ってしまい、ヘブン状態のお兄さんがたにジロジロ見られて生きた心地がしなかったそうです。いくらコミケに行くからといって、そんなリアルBLな目には遭いたくないので、皆さんもいきずりのサウナに入るのは十分気をつけましょう。

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2008/08/13

スピードレーサーはなぜ不入りなのか

またしても映画ネタで恐縮なんですが、昨日新宿で『スピードレーサー』見てきました。小飼弾さんのエントリがなかったら、正直、DVDが出てから見ようと思っていた映画でした。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51093854.html
↑小飼弾「まさに動漫 - 映画評 - Speed Racer」

上のエントリで、小飼家では『スピードレーサー』が夏休み映画ダントツの第一位であり、まさに「動く漫画」なのだが宮崎アニメとは対極にあり、編集家を名乗る竹熊には見逃せない映画であるとまで挑発されては、見ないわけには行きません。

結論をここに書きますと、見てよかったです。小飼さんありがとうございました。今日見にいった新宿ミラノ座では、ミラノ座1の隣のゲーセンの4階にある一番小さい「ミラノ座3」という小屋でかろうじて上映していたのですが、俺以外に10人も入っておらずガラガラであり、これはもう上映打ち切りは遠くないと思いました。たぶん夏休み終了を待たずして劇場では見られなくなると思われますので、これ読んで気になった読者は、早めに上映館に行かれることをお勧めします。これは大きいスクリーンで見ないと価値が半減する映画だと思われますので。

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2008/08/11

パンダとポニョ(3)

Ningyo ←鳥山石燕『画図百鬼夜行』より

(※前回から続く)
ところで、以前のエントリ(→★)でも書きましたが、ポニョは「さかなの子」と主題歌で歌われているにも関わらず、とても魚には見えないという問題があります。どちらかといえばそれは、江戸時代の画にある妖怪の人魚にしか見えないわけです。(左図)

1620200_2 ←人魚図 江戸時代の瓦版 笹間良彦『図説・日本未確認生物事典』より

しかし、主人公の宗介はポニョを見て開口一番「あ、金魚だ」と言いますし、お母さんのリサも、保育園の友達も「可愛い金魚」と言います。このことから、私たち観客は、これは人間のような目鼻がついており、髪まで生えていてどうも金魚には見えないけど、そこは「マンガのウソ」というやつで、こう見えても金魚なのだろう。金魚に違いない。と、うっかり考えてしまいます。

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2008/08/10

パンダとポニョ(2)

(※前回からの続き)
なぜ宮崎駿に限って例外的な映画作り(極端な作家的独裁)が許されるのかといえば、もちろん大ヒットするからであって、それ以上でも以下でもありません。しかしなぜヒットするのか、その理由について、俺はこれまで納得のいく説明を読んだことがありません。絵が綺麗だとか、動きが素晴らしいとか、高いテーマ性があるからとか、音楽がいいとか、いくらでも説明はあるのだけれども、それだけが理由だとは、どうも思えないのです。

なぜなら宮崎アニメ以外にも、高いテーマ性をもっていたり、映像や音楽が素晴らしい作品はいくらでもあるからです。もちろん宮崎駿が天才であって、高い芸術性と娯楽性を併せ持った巨匠だということは分かっています。そんなこと、小学生でも知っている。しかし、具体的にどこがよくて、何がヒットの原因なのか説明しろと言われると、とたんによくわからなくなるのです。

宮崎アニメについては昔から言われていることがふたつあって、それは「プロット(物語の組み立て)が破綻している」ということと「プロットの破綻が気にならないほど映像が素晴らしい」ということです。ここでの「映像」には、キャラクターデザイン・背景美術・編集・そして「動き」が含まれます。

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2008/08/08

パンダとポニョ(1)

本日はまず『カンフー・パンダ』について書きたいと思います。先日、俺はこの作品について「見る気が起きない」ということをうっかり書いてしまいましたが(→★)、その後いろいろな人から「結構面白いですよ」とのご指摘があり、思い切って見ることにしました。

結論から言えば、見てよかったです。映画として面白かったことはもちろんですけど、それ以上に、『ポニョ』という作品を考えるうえでも『カンフー・パンダ』は見ておいてよかったと思いました。どういうことかといいますと、あらゆる側面から考えて、『パンダ』と『ポニョ』は正反対の場所に位置する作品だと思うからであります。

かつてレオナルド・ディカプリオが記者会見の席上、自分が出演した映画の話そっちのけで『千と千尋の神隠し』を絶賛したことがあります(横にいたスピルバーグ監督まで『千尋』を絶賛)。このときのレオ様の言いぐさが

「まるで別の惑星で作られた映画を見ているかのようだ」

というものでした。(→★)。

レオ様は、ディズニーに象徴されるハリウッド製アニメーションと、宮崎アニメとでは、作り方も内容もまったく異なる方法論に基づいていることを賞賛しているのです。その「あまりにも独特な作風」が、他ならぬハリウッドの中心に位置する俳優や監督の心を動かしたのでしょう。向こうの人は、それが「オリジナルなものであるかどうか」が、なにかを評価するときの中心にありますからね。

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2008/08/07

奇跡!ダダカン展のお知らせ

Dadakanten1 ←ダダカン展・お知らせその1(大きいので別ウィンドウで開くで見てください)

えー、「カンフー・パンダ」の感想を書こうと思っていたのですが、奇跡が起きてしまいましたのでそちらを先にお知らせしたいと思います。昨日、新潟で造り酒屋を営んでおられる鳥水亭木呂さんから「ダダカン展」のお知らせが届きました。チラシはA3サイズを二つ折りにした豪華なもので、鬼放展」と名付けられた展覧会も、なんと銀座と高円寺の二つの会場にまたがって展示され、あわせて浅草・木馬亭で60年代の前衛芸術関係者を招いてシンポジウムを開くという超豪華なものです。

Dadakanten2

←お知らせその2

ダダカン糸井貫二師の個展は、50年代から60年代にかけて10回くらいやったそうですが、ほぼそのくらいで、あとは読売アンデパンダン展や各種グループ展に参加した他は街頭での全裸パフォーマンスが主であり、人前で何かをやられたのも70年代末が最後だそうです。つまり師の作品が人目に触れるのは実に30数年ぶりといういことになります。ダダカン師は今年88歳になられますので、ここまで大規模な展示はもしかすると最初で最後かもしれません。

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2008/08/05

スカイ・クロラ見てきた

先日『スカイ・クロラ』見てきましたが、その前の日に会った人が、押井ファンを自認していたにも関わらず口を極めて「つまらない」と連呼していましたので、どれだけアレなのかガクブル気分で見てきましたが、事前に原作も読まず一切の情報を入れず、期待値を下げて行ったのが功を奏したのか、わりと面白く見られました。

つうか、画面もカラーなのにモノクロみたいにわざと彩度を落とした色遣いで、コントラストがハッキリしない薄ぼんやりと霞がかかったような映像が続きますので、前半は確かに退屈な感じがしました。戦闘シーンはさすがに迫力がありましたが、基本的には会話劇で、ところどころに地味ながらよくわからないセリフやシーンがある。こんな調子でこのまま終わるのかなあと思っていたら、後半になって、前半のわからない所が実は伏線だったりすることがわかってくる。それで最後にネタバレの長ゼリフがあって伏線が綺麗に回収されて終わるので、「あ。そういう話だったのか」と、久しぶりに話がパズルみたいに繋がる快感を覚えました。

でもまあ謎が解けたら解けたでいつもの押井映画であって、なんだかんだでやっぱこうなるのか、と思ったのは事実。人間はみんな「終わり無き日常」の迷路を彷徨っていて、迷路に気がついたところでそこから脱出するでもなく、何か事件があったように見えたとしても結局何も変わらない。

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2008/08/02

追悼・赤塚不二夫先生

つい今しがた、NHKのニュースで赤塚不二夫先生が亡くなられたことを知りました。数年前から、脳内出血で意識不明のまま入院されていたことは存じておりましたが、いざ訃報に接するとショックです。

自分の幼少期は「赤塚不二夫で始まった」と言って過言ではなく、特にギャグやお笑いに関しては、自分の感性の基盤となった人です。

実は近日河出書房新社から赤塚特集の「別冊文藝」が出版される予定になっており、私もコメントを寄せたばかりです。そこでは「回復をお祈りする」としていたわけですが、まさかその本が出る前に亡くなられるとは思っていませんでした。まだ校了したとは聞いてないので、もし今からでもコメントを修正できるものなら直したいところですが、それは可能でしょうか>河出の担当者さん。

ここ最近になって赤塚マンガを特集する番組が作られたり、特集雑誌が出るなど、赤塚マンガ再評価の機運が高まってきた中での訃報でした。謹んでご冥福をお祈りします。

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