米軍がシリア攻撃をはじめた
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081027-OYT1T00304.htm
↑YOMIURI ONLINE
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/081027/mds0810270830003-n1.htm
↑産経新聞
いましがたテレビのニュースでやったので知ったのだが、26日朝5時頃、イラク駐留のアメリカ軍ヘリが国境を越えてシリア領内に進入し、住民を銃で殺傷したらしい。現在シリア政府が非難声明を出している。
何が原因でこういうことになったのかはまだわからないが、米軍が事前通告なしに他国の領土内に進入し、民間人複数を射殺したことはどうやら事実である。どういう原因があったにせよ、これは侵略であり、殺人をアメリカ正規軍が行ったと言うことになる。
借金で首が回らず自暴自棄になり、路上で刃物を振り回して他人を殺傷するのと変わりがない、と思うしかないのだが、アメリカ政府の声明はまだのようである。上に紹介した記事によると、米軍関係者の非公式情報として、シリア領内のアルカイダ組織を米軍特殊部隊が襲撃したということだ。
いい加減、アメリカの「対テロ戦争」の虚妄はバレ始めているのだから、悪あがきはそのくらいにしておいた方がいい。いま起きているアメリカ発「世界恐慌」を見ても、アメリカ型資本主義の時代は、もう、終わりだと思う。
20世紀を事実上支配していた覇権国としてのアメリカが終わった後の世界を、いま、各国は模索している最中である。そういうときに、死に損ないに悪あがきで戦争を起こされることは、迷惑である。
今年の頭くらいはまだ冗談も飛ばせたが、年末を待たずして、とんでもない時代になったものだ。大恐慌の後始末は戦争になると言われるが、戦争にも金が必要だ。アメリカに今、そんな金があるのだろうか。また、情報統制なくして戦争の準備はできないが、このインターネット時代に、どのような情報統制ができるのか、見物である。
直接の不幸に見舞われた人を除いては、いつの時代にも人間は生きてきた。これからどんな時代になるのか分からないが、俺たちは、それなりに生きていくしかすべはない。過去の恐慌や戦争によっても、失われるものと、失われなかったものがある。これからも、失われないものはあると信じて生きるしかないだろう。
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