いろいろもう死んでいる(恐慌編)
↑んー、上の動画2ちゃんで見つけました。最初見たときは一瞬驚いたんですが、さすがにこれはないだろうと思って、出所と思わしきURLを打ち込んでみたところ、大量のエロ動画がアップされているようなサイトでした。間違いなくこのブッシュ動画はMADでしょう。
でもよくできとりますな。「笑っていいとも」とか見ていたら、いきなりアナウンサーの画面に切り替わって「これからブッシュ大統領の緊急放送があります。」それでこの映像が流れ始めたらパニックどこの騒ぎじゃないでしょうなあ。こないだも日本の麻生首相が現在の世界的金融危機について「1929年に匹敵する」と答弁しておりましたが、要するに今は「大恐慌だ」と認めているわけですね。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081007-416655.html
↑麻生首相「1929年の大恐慌に匹敵」
アメリカでも次期大統領になる可能性が高いオバマ候補は、「米国は大恐慌以来最悪の金融危機にある」と正式にコメントしているほどですから、こりゃ間違いなく大恐慌なのでしょうね。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34162520081008
↑米国は大恐慌以来最悪の金融危機にある=オバマ上院議員
日本人は一足先にバブル崩壊で免疫がついてしまったのか、まだなんとなく暢気な感じですよね。まあ頭ではヤバイだろうと思っていても、実感が付いてきてないというか。俺は株やってなかったせいか、前のバブル崩壊のときも今ひとつ実感がなく、俺のいた出版業界もしばらくはなんともありませんでした。本の売れ行きも株価みたいにいきなりドカっと落ちることはなくて、ただ90年代の終わりくらいからジワジワ落ち始めて、21世紀になったあたりで「もしかして不景気なのかな~?」と思い始めた程度。
たぶん来年あたりから、庶民の皮膚感覚でもヤバサが実感されるのかもしれません。一口に大恐慌といっても、経験した人は80代以上の老人以外にはいないわけですから、なんかピンときませんよね。具体的にどうヤバイんでしょうか。
そしたら経済アナリストの藤原直哉さんが、ネットラジオで恐慌のヤバサをとてもわかりやすく解説されていますのでご紹介します。
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2008/10/200810-8b22.html
↑藤原直哉の日本と世界にひとこと「政府も止められない暴落」
経済が崩壊することの怖さは、かりに生産がなされたとしてもそれを「届ける手段」が止まってしまうことにあるそうです。終戦直後、都会の住民が超満員の汽車に乗って地方まで買い出しに行ったのも、田舎には食料があったのに流通がストップしていたからだそうで、それが食料危機の正体なのだと。
たぶん、今日本や世界に起きていることは、後の時代に教科書に載るような事態なのだと思います。生きているといろいろなことがあります。たぶんここからが本番だと思うので、せっかくですからもう少し生きて、最後まで見てみたいものです。
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