コミックマヴォVol.5

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2008/12/16

18日と19日に精華大で講義します

今週の18日(木)と19日(金)に、京都精華大学の連続講義「マンガとアニメーションの間に」の第五回目と六回目を行います。

今年の俺の特別講義は全六回の予定ですので、これが最後の授業になります。例によって、マンガ学科以外の学生、学外の一般の方にも公開されてますので、興味のある人はぜひ聴講に来てください。詳しくは精華大のサイトをご覧ください。

◎12月18日(木)第5回 「“反・物語作家”としての大友克洋」 18:00~19:30

手塚治虫と同じく、マンガ家としての成功を背景にアニメーションに進出した大友克洋。だが90年代半ば以降の大友は、マンガ家としての仕事を休止してしまった感がある。手塚の本質が物語作家であるとするなら、大友の本質は「情景の描写」にある。時間芸術であり、しかしアニメと異なり直接的に「時間」が扱えないマンガは、必然的に「物語」を志向する。だが大友克洋は、出来事の一部を「シークエンス」として描写することに徹し、起承転結という物語の構成要素を使わない「反・物語作家」である。また大友は、マンガ・アニメにとって一番重要な要素とされている「キャラクター」に興味を示さない。彼がマンガ・アニメにもたらしたものは、「風景(背景)を主役にする」という、驚くべき世界であった。

◎12月19日(金)第6回「マンガとアニメが融合する日」 14:40〜16:10

新海誠「ほしのこえ」('02)はその完成度によってアニメ界に衝撃を与えたが、同時にエンターティンメント作品を、ほぼ個人の力で、パソコン一台で劇場公開レベルにまで持って行ったことでも話題になった。これはある意味で、集団作業では作家性の表出に失敗した手塚治虫の「夢」が実現したことを示すものでもあった。PCとネットの発展で登場した個人アニメ作家の作品を見ながら、マンガとアニメの制作手法が接近し、表現として融合していく未来を展望する。

場 所:京都精華大学 対峰館1F T-109教室
参加費:無料(申込不要)
対 象:在学生、一般の方

お問い合わせ先:京都精華大学 教務課(マンガ学部)TEL:075-702-5262

http://info.kyoto-seika.ac.jp/lecture/2008/11/121819.html
↑京都精華大学公開講座ページ

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 『AKIRA』の登場人物「金田」が劇中で駆る 通称“金田のバイク”  カッコイイ、欲しい、 [続きを読む]

受信: 2008/12/18 01:01

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