【マヴォ】まだまだあるぞ、告知第7弾!
「コミック・マヴォ」という誌名の元になった、大正末期の前衛芸術集団マヴォについて紹介。 マヴォは天才芸術家・村山知義が、ドイツ留学中に出会ったダダイズムに影響を受け、帰国後結成した日本初のダダイズム芸術集団です。マンガ家としてデビューする前の、『のらくろ』の田河水泡(高見澤路直)も所属していました。
ダダとは第一次世界大戦下に生まれた芸術運動なんですが、大量破壊兵器による現代の戦争は、ヨーロッパの近代合理主義が結果としてもたらしたものだという反省から、徹底して発作的・非理性・非合理を旨と
した表現運動のことであります。
要するにデタラメですな。ダダは別に美術だけの運動ではなく、文学・建築・演劇・映画・音楽・パフォーマンスなど、あらゆる表現領域に及びました。
マヴォも例外ではなく、絵画・建築・演劇分野でデタラメな業績を残しておりますが、音楽でも『マヴォの歌』という奇怪な作品を残しております。林芙美子の小説『放浪記』にも出てくる歌なんですが、歌詞が意味不明(上図参照)。
芙美子によればインドの詩人タゴールの作ということですが、本当かどうかは分かりません。メロディもデタラメですが、マヴォの集会では、全員でこれを合唱していたそうですよ。この曲は巻上公一がカバーしたものを聞くことができます(巻上のソロアルバム『民族の祭典』に収録)。ちなみに『コミック・マヴォ』には、田河水泡が裸で天井から逆さ吊りになっている写真を掲載しています。
←こさささこ『ガミアニ夫人』(絵物語)
ささこさんは俺の友人のイラストレーター。アルフレッド・ミュッセの『歓楽の二夜』(丸木砂土訳)を美麗な絵物語にしていただきました。俺、この人の絵は大好きなんですよ。昔、桜玉吉に彼女のサイトを紹介したら「ささこさん、いいねえ!」と喜んでいました。
http://pandora.nu/omopan/
↑ささこさんの「おもパン」
川上くんは多摩美の大学院生。最初に俺の前に現れたときは、「立体マンガ家」という触れ込みでした。マンガをモチーフにしたインスタレーション(空間構成・展示)を制作しているのです。大変ユニークなものでしたが、印刷するのは困難だと伝えると、マンガを描いてきました。しかしこのマンガ、川上くんのキャラクターと、多摩美生の造形作家・MIKAさんの実写が絡むという変な作品でした。
川上くんの立体マンガ作品については、いずれ掲載方法を考えて、改めて紹介したいと思います。
| 固定リンク
「同人誌」カテゴリの記事
- 【マヴォ】金子デメリン『イヤ~ン・Hの助』(2010.08.10)
- 【マヴォ】ふかさくえみ『フェルマータ・ライフ第5話』(2010.08.09)
- 【マヴォ】河野玲奈『爪の垢』(2010.08.08)
- 【マヴォ】ぬQ『希望の光は何ワット』(2010.08.07)
- 「海からの使者」DVD、8月15日(夏コミ3日目)頒布開始!(2010.08.13)








