「まことちゃんハウス」内部写真・解禁!
←楳図邸外観。 何人もの通行人が「わ!まことちゃんハウスだ!」とケータイで写真を撮っていた。すっかり吉祥寺の観光名所となっている。
おととい16日、フジテレビの『とくダネ!』にて、噂の楳図かずお先生の新居「まことちゃんハウス」の内部が初公開されましたが、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
これを受けまして、俺が2月1日に参加した「楳図邸新居完成披露パーティ」の際に撮影した内部写真の公開が解禁されました。なので一挙掲載したいと思います。披露パーティを仕切っていたウメズドットコムの人から、「新居がマスコミで公開されるまでは、ブログ掲載は控えて欲しいと楳図先生は希望されている」とのことでした。
http://umezz.com/jp/
↑UMEZZ.COM
ここに掲載いたしましたのはすべて俺がデジカメで撮ったものですが、素人写真であることもそうですが、改めて確認しましたら「あ。あの大事な部分を撮ってない!」といちいち舌打ちしてしまいました。ほかの部分は、今後ウメズドットコム等にも載ると思いますのでご勘弁ください。
というわけで、いちいち解説は入れませんが、どのような雰囲気のお宅かは写真を見ればおわかりになるかと思います。印象に残ったのは、家のどこにも「行き止まり」がなく、必ず奥にもうひとつトビラがあって、抜けられるようになっていたことです。これは楳図先生が、考え事をしながら家の中をどこまでも歩いて行けるようにと、このような設計にしたものだそうです。
うっかり撮り忘れて今になって「しまった」と思ったのは書庫です。ちょうどリビングの壁の裏側に隠し部屋のように細長い廊下のような緑色の部屋があり、壁の両側一面に作り付けのガラス戸つき本棚がズラリと並んであって書庫になっていました。
書庫に入ってビックリしたことは、すべての本棚に楳図先生以外の本が一冊もないということでした。(金子デメリンさんの「ウメゾロジー」はありました。どうやらこの本だけは楳図作品と同格にされているようです。デメリンさんおめでとうございます)。
あと、実際お宅にお邪魔して強く感じましたが、一見赤・青・黄色・白で塗り分けられて派手な感じの家なんですけれども、配色には細心の注意が払われていて、ショッキングピンクのような目に刺さるような原色は避けられていたことです。色のバランスがとれているので、派手な感じが意外としません。反対にセンスがいいと思いました。
裁判になった主婦のお宅はすぐお隣にあるそうで(裁判は原告の提訴が棄却され、楳図先生の勝訴が確定した)、回覧板が回ってきた・または回覧板を回す羽目になったららどうするんだろうと人ごとながら心配になり、おそるおそる先生に聞いてみましたところ、「それは僕も心配だったんだけど、この一角には町内会がなくって、回覧板もないんだよ」とホッとした表情でお答えになられていました。
※ちなみに、ネット内では楳図先生を訴えたのは隣町の住人だという噂が流れていましたが、これは間違いで、訴訟は実際にお隣と向かいの方から起こされたものだそうです。
お宅にお邪魔して強く感じましたことは、この「まことちゃんハウス」は、建物自体がまぎれもなく100%純粋な楳図作品だということです。武蔵野市におかれましては、次の議会で市の重要文化財に指定するべき逸品ではないでしょうか。
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