コミックマヴォVol.5

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2010/04/24

木野陽さん、四季賞準入選おめでとうございます。

「マヴォVOL.3」に掲載した筑波大学の木野陽(きの・ひなた)さんのマンガ『0時2分のおくりもの』が、同じ作者の『動く街』とともに本日発売の「月刊アフタヌーン6月号」で四季賞準入選に輝きました。おめでとうございます。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post.html
↑【マヴォ】木野陽「0時2分のおくりもの」(図版あり)

木野さんは筑波大学のマン研「現視研(げんしけん)」出身で、すでにコミケ・コミティアでは多数の個人誌を出し、創作同人誌界では、実力派として知名度のある作家さんです。特にカラー原稿がうまい人で、「マヴォ3号」では木野さんのためにカラーページを用意してゲストにお迎えしました。上のリンク先で原稿の一部が読めます。

先日、木野さんと、木野さんの「マネージャー」である筑波大学院生のMくんから、「マヴォに載せた作品を講談社に持ち込みたいのだが、よろしいか」との連絡がありました。

もちろん俺としては、契約したわけでもないし原稿料も払えていませんので、拒む理由はなく、「どうぞどうぞ」と快諾したわけであります。ただし気がかりなことがふたつありました。ひとつはこの作品がカラー原稿であるということ。もうひとつは、新人賞の投稿規定にはたいてい「未発表作品に限る」という項目があるということです。

後者については木野さんとMくんも気になったそうで、先方の編集さんに「すでに同人誌で発表した作品なんですが」と伝えたそうですが、非商業の同人誌であれば問題はない、との返事だったそうです。カラーについても特に何も言われなかったとのこと。

それより原稿を一目見た編集さんは、その場で「これ新人賞に回しましょう」と言ったとか。同人誌とはいえ既発表作品であり、オールカラー原稿でしかも「マネージャー付き」という、新人の持ち込みとしては異例づくめなんですけど、木野さんの実力には有無を言わせぬ説得力があったということでしょう。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-4c05.html
↑木野陽同人誌、たけくま書店で通販開始

5月4日のコミティアでは、木野さんのサークル「辺境屋」と「マヴォ」の「時間藝術研究所」が、なんと展示スペースを使って合同参加します。「0時2分のおくりもの」が載った「マヴォ3号」はもちろん、新刊の「マヴォ4号」も頒布開始しますのでなにとぞよろしくお願い申し上げます。「マヴォ4号」の内容告知は、明日から開始します。

●5月4日 COMITIA92
●場所:東京有明ビッグサイト 東1・2ホール
●ブース:展02-a

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コメント

おめでとうございます。四季賞は同人誌発表はOKと規定に書いてあったような。十年くらいアフタ読んでないからうろ覚えですが…。袴田めらさんがCOMITIAで先に発表やつを出してた気がします。

投稿: ポン一 | 2010/04/25 07:49

筑波大学には、「漫画研究会」が
「現代視覚文化研究会」とは別にあり、

>筑波大学の有名マン研「現視研(げんしけん)」
という表現には違和感があります。

年度によって両サークルは対立したり
交流したり、漫研の方が漫画描きが多かったり
現視研の方が多かったりと、色々ある
ようですよ。

投稿: 筑波大OB | 2010/04/27 06:49

>筑波大OBさん

ああ、そうなんですか。では「筑波大有名マン件」の「有名」をとっておきましょう。

投稿: たけくま | 2010/04/28 23:32

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「たけくまメモ」で、ニュースを知る。 筑波大の現代視覚文化研究会(現視研)の木野陽(きの・ひなた)さんの作品が、四季賞の準入選とのこと。おめでとうございます。 余裕がないので後でまた書き足せればと思いますが*1、ひとまず嬉しかったので書き込みまで。詳しくは竹... [続きを読む]

受信: 2010/04/25 11:09

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