毎日見舞いにやってくる父親から「Fさんという人からお見舞いが届いたぞ」というので、はてFさんとは誰だっけ、と思いつつお見舞いの封筒を開けてみると、中から『パプリカ』のパンフレットが出てきました。しかも表紙と裏表紙にそれぞれ
「早く元気になってください。筒井康隆」
「竹熊健太郎さんへ お大事に 今敏」
と、本人直筆のメッセージとサイン、今監督によるパプリカのイラストが入っていてビックリ! 筒井先生とは過去に一度だけインタビュー仕事でお会いしましたが、とても向こうが覚えておられるとは思えぬ程度のものでしたし、今監督とは一面識もないのです。
不思議に思って同封されていたFさんの手紙を見ると、実は彼は(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの社員で、確か以前、蛙男商会の取材時にお会いした方でした。それで、ソニーピクチャーズは『パプリカ』を製作した会社なので、つまりはブログから俺の入院を知ったFさんが、社内コネクションを駆使して気をきかしたお見舞いをしてくださったのでした。Fさん、プロデューサーの森島さん、そして筒井先生に今監督、身に余るお見舞いをいただき有り難うございました。
Fさんの手紙によれば、「先般、ブログで竹熊さんが入院されていると聞き、その記事で当社が製作した『パプリカ』を非常に絶賛してくださっているのを読み、この映画の担当プロデューサーである森島太郎氏に告げましたら、先週末に筒井先生と今監督から、竹熊さんが早くご回復されることを祈り色紙を書いてくださいました」とありました。嬉しくも勿体ないことであります。
と同時に、いささか戸惑いを覚えたことも事実です。というのも、確かに私はパプリカを映画館で三回鑑賞し、原作も読み、大変好きな映画であることを表明したのでしたが、同時に「引っかかりも覚える」と書いていたはずだからです。手放しで「絶賛」したわけではありません。それで、これから本格的に映画の感想を書こうとした矢先に入院することになってしまったわけです。
つまり、俺はアニメ『パプリカ』に対する「引っかかり」について、まだ何も書いてないのです。それは、書きようによっては作品に対する苦言と受け取られる可能性もあるわけで、それを、こういう「お礼」を先に受け取った後になってから書いていいものかどうか、逡巡してしまったことも事実であります。
しかし俺はなにも悪口を書こうとしているのではありませんし、『パプリカ』というアニメ映画が、俺が何を書こうが「見る価値のある作品」であることに変わりはありません。むしろ俺が書きたいのは、小説を映画(アニメ)化する際に監督が直面する困難についてでありまして、それをこのアニメは相当程度、克服していると思うし、監督の方針に多少の疑問があるにしても、それは「趣味」の問題にすぎないといえばそれまでなのです。
とにかく、実にさまざまなことを考えさせられた映画でしたので、そのことを書きたいと思います。多少のネタバレがあるかもしれませんので、これから見る人はご注意ください。
※昨晩の「IP電話でFAX送受信は」の続きです。実はさっき前エントリのコメント欄に総括として書いた内容なのですが、長いので新エントリにしました。
一晩経ったら貴重な情報が。皆さんありがとうございます。
総合すると、いろいろ技術的問題はあれどNTTの「ひかり電話」であればFAXが一応使えそうだ、という感じでしょうか。ただしやってみないと分からないので別手段も確保しておくほうが無難だと。週明けにメーカーに問い合わせてみます。
実家には二回線出来ることになるので、どちらかをアナログに戻してFAX兼用回線にするのが無難かもしれませんね。