カテゴリー「サルまん」の88件の記事

2010/03/17

まんが・条例のできるまで(1992年作品)

今回の都条例改正は、なにやら議決が先送りになるのではという観測が流れていますが、決議は明後日19日であり、また仮に19日に結論出なかったとしても、単に先送りになるというだけなので、予断を許さぬ状況が続いていることは間違いありません。

この種の表現規制を法的に行おうとする動きは大昔からありまして、だいたい15年から20年周期で繰り返される問題であります。90年代初頭にもいわゆる「有害コミック規制問題」が巻き起こったことは記憶に新しいところです。

このときは、1992年に大阪府の「青少年健全育成条例」が改正されました。これは「府知事が有害と認めたマンガを含む出版物やビデオ等を「有害図書」として指定することができるというもので、今回の東京都の条例改正と非常によく似ていました。このときも、マンガ家や有識者の間から「曖昧な基準で表現の自由を制限できる条例は、違憲の疑いがある」として、疑問や反対の声が多くあがりました。

今回の東京都の条例改正は、「非実在青少年」という、マンガ・アニメの表現規制に狙いを絞ったかのような極端なもので、出版やマスコミの多くが集中している東京でこれを制定することは、18年前の大阪府条例改正以上にマンガやアニメに対する影響が大きくなると危惧されております。

92年のときは、ちょうど俺と相原コージ君の『サルまん』第三巻の作業に取りかかっていた時期でしたので、さっそく「条例のできるまで」というマンガを、単行本のオマケとして描きおろしました。現在刊行中の『サルまん・下巻』に、モノクロ版として収録されております。

今回の都条例改正の動きを受けて、昔の『サルまん』で描いたあの作品の記憶がまざまざと蘇りました。読み返しても、今、描かれたとしてもおかしくない作品だと思いましたので、相原コージ君と相談して、「たけくまメモ」にノーカット・オールカラー完全版を再録することにしました。「続きを読む」をクリックしすれば読むことができます。どうかお楽しみください。

なお文字が細かいと思われる人は、画像をクリックするともっと大きく読むことができます。

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2009/01/06

『バクマン。』読みました

昨日『バクマン。』(大場つぐみ・小畑健)の1巻が出ていたので書店にて購入。実は俺、『バクマン。』読むのはこれが初めてです。

もちろん連載前から話題になっていたことは知っていましたし、コメント欄でも俺の感想を聞きたい旨の書き込みが多数寄せられていたので、当然気になってはいました。ただ俺、昔から気になる作品は単行本が出るのを待ってから読む習性がありましてね。『デスノート』も単行本で読んだ口ですし。俺は高校時代から単行本派なんですよ。中学の頃までは、『デビルマン』とか『漂流教室』とか、雑誌連載を熱中して読んでいましたけど。

俺が過去10年のマンガの最高傑作だと考える『デスノート』コンビの新作で、「マンガ家志望者二人組が主人公のマンガ」であり、加えてタイトルが『バクマン。』ですから、『サルまん』を想起する人が多いのは仕方がないことで、ここはひとつ俺の反応が知りたい、という人がいるのも当然でしょう。お待たせしました。これから感想を書かせてもらいます(第一巻だけですけど)。

で、読んで最初に思ったことが「女の子が可愛い」ということでした。『サルまん』には、逆立ちしても無かった部分です。

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2008/05/27

今回の「サルまん」連載中止について

以下書くことはあくまで竹熊個人の意見であり、相原コージ氏や編集部の見解とは異なっていることをご注意ください。

まずは、主として俺のワガママで連載中断の事態に至ってしまったことを、ここまで愛読していただいた読者の皆様・連載関係者の皆様には深くお詫び申し上げます。「作者の都合で一方的に連載中止するなんて無責任だ」との批判があることは承知していますが、俺としては、もはや失敗作であることが自分には明らかとなった連載を、このまま続けることに意義が感じられず、そっちのほうが読者に失礼ではないかと思ったということです。

「そこをなんとかするのがプロだろう」と言われれば返す言葉がありません。しかし『サルまん』は相原君と俺の共同作品であることが大前提であり、にもかかわらず両者の作品に対する方向性に違いが生じて、もはや話し合いでどうにかなるレベルを超えてしまっていたということであります。批判は、甘んじて受けるしかありません。

要するに、二人で共同して魚屋を開いたはいいが、俺が「これからの魚屋は魚だけでは立ちゆかないから、野菜も売ろう」と言い出して、野菜を仕入れはじめたようなものです。

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2008/05/25

『サルまん2.0』連載は中止しました

すでに先行発売の『IKKI』をお読みの読者はご存じだと思いますが、相原コージ氏と俺が昨年秋から連載を始めていた『サルまん2.0』は、本日25日発売の「IKKI」七月号をもって終了することになりました。ご愛読くださっていた読者の皆さんには、大変申し訳ありませんでした。

連載中止に至る経緯は最終回に書きましたので、そちらをご覧ください。公式ブログおよび「たけくまメモ」でも改めて事態を説明するエントリを準備しています。が、準備が整わない段階でネットで噂が広まりはじめたようなので、とりあえず緊急告知としてこのエントリをアップしました。

正式な発表エントリは本日夜(深夜になるかも)に発表する予定ですが、現時点で言えることは、これは編集判断による「打ち切り」ではなく作者サイドから「中止」を申し入れたということ、中止は作者二人で話し合って決めたことであることです。

中止の理由は雑誌に書いたとおりで、詳しくはそちらをご覧ください。相原くんの側の説明もそちらにあります。俺から一言付け加えるなら、この連載は、準備に少なくとも半年はかけるべきだったということです。

まあ準備期間はあったのですが、俺が入院したり、相原くんと家族が交通事故にあったりしたこともあります。それでも時間はあったはずなんですが・・・。要するに、開始前にもっとよく話し合って意思統一を図るべきだったのですが、長年の仲間であることの甘えと油断があり、それを怠っていたのが今回うまくいかなかった原因だったと思います。

もう少し詳しいことは雑誌と、本日夜(深夜になるかも)にアップするエントリをご覧ください。申し訳ありませんでした。

竹熊健太郎

※25日11:23 追記:本日夜エントリをアップすると書きましたが、都合により明日の夜以降にアップすることになると思います。どうもすみませんです。

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2008/04/08

【サルマン2.0】マスキャラ最終結果発表

Photo_2だいぶ遅れてしまいましたが、先日募集したマスキャラ人気投票の結果を発表します。すでに相原くんと俺は次回の原稿執筆に着手しておりますが、この結果のうち上位20キャラはサルまん内で発表し、ネタとして使用させていただきます。それ以上の展開があるようなら個別に告知しますので、そのときはよろしくお願いします。

今回は投票を始めてから、携帯電話からだと何度でも投票できてしまうというシステムの不備に気がつき、同一機種の携帯電話からの多重投稿をそれぞれ「1」として、さらにPCからの同一IPを除外して再集計しました。再集計結果はここに掲げた表の通りです。

これによると、上位3位の順番は結局変わりませんでした。1位の「ちんぽっぽ」はじめ、残り2つのキャラに関しても作品内で大きく使いたいと思っています。どう使うかは見てのお楽しみです。

それにしても、新しいことをやると不手際が多くてすいません。それでは原稿に復帰させていただきます。

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2008/04/06

【サルマン2.0】マスキャラ投票締切ました。

4日正午に開始していたサルまん「マスキャラ人気投票」はさきほど5日24時をもって締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました。結果はとりあえず投票ページに出ている通りなんですが、実は携帯でアクセスすれば何回でも投票できていたという報告がありまして、管理担当者にアクセスログを再集計していただくことにしました。

その結果、順位が変動することもありえます。PCからの再投票規制はかけていたんですが、携帯でのそれはうっかりしておりました。最終結果発表は週明けになると思います。しばらくお待ちください。

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2008/04/04

【サルマン2.0】マスキャラ候補追加

昨日夜7時に締め切らせていただいたマスキャラ候補の追加です。あくまでノミネートですので投票の参考にしてください。

Siyawase ←オーイシナオヤさんの「しやわせ」








Mame Michelle ←山崎友香さんの「まめ」「キャベツのミシェル」


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2008/04/03

【サルマン2.0】以下の投稿者にお知らせ

ご応募くださった人のうち、片倉真一郎さん、hidot(ハイドット)さん、田北咲さんの画像ファイルがなぜか開けません。いずれもjpegファイルなんですが、データが壊れているのか、どうしても見られないのです。申し訳ありませんが、明日午前11時までに再度送っていただけませんでしょうか。

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【サルマン2.0】マスキャラ人気投票は4日正午から

昨日、マスキャラ人気投票は日が明けて4日午前0時開始、と書いてしまいましたが、あれから予想以上に応募作品が殺到しまして、それの整理もあって

人気投票は明日、4日のお昼12時から

に延期させていただきます。なにぶんこんなことは個人的に始めてであり、小学館サーバーとしてもCGIをアップロードするのにいろいろ制約もあって、許可申請が面倒なので俺が個人的にレンタルサーバー借りてそこで投票CGIを組むことにしました。CGIの設置はサルまん公式ブログのデザインをお願いしている有限会社サイトのSさんにお願いしました。

CGIは各マスキャラのサムネイル入りで一覧表になっており、キャラの横にある投票用の白丸にマウスでチェックして投票ボタンを押せば多い順にソートされる仕組みです。

ただサーバーが無料のせいか少し重いかも。投票は、一人一回が原則で、連続投稿抑制機能にしていますので慎重に選んで押してください。

URLと詳しい説明は、明日のお昼前にまた告知します。

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2008/04/02

【サルマン2.0】マスキャラは明日夜7時で締切ます

その後もマスキャラが続々と寄せられております。しかしそろそろ『サルまん』の本編締切が迫っており、まことに恐縮ですが明日(3日)の夜7時で締め切らせていただき、

4日午前0時から5日午後12時の間に人気投票

を行いたいと思います。投票は専用のCGIを現在用意しておりますので、明日の11時半くらいにURLを発表しますので、そこに行けば投票のやり方がわかるようになっています。

今回、投票の結果より実は投票CGIというものを一度やってみたかっただけだったりして。
それで、人気投票で選ばれたキャラは「サルまん」本編にも使わせていただきますが、具体的にどうするかは優勝したキャラクターの結果によって考えます。投票が全然来なかったらどうしようと、非常にドキドキします。来なかったら、俺と相原君で反省会を開きたいと思います。

というわけで、その後到着したキャラクターです。こちらの判断で、キャラクターなのかどうか判断できない作品は割愛させていただき、一人でいくつも送られている人はひとつにしぼらせていただきました(一枚にいくつも描かれている人は切り分けるのが面倒なので丸ごと表示しています。本番ではひとつに絞るかも)。

●マスキャラ応募メルアド・150k程度の大きさのファイルで添付してください。saruman2.0@webshogakukan.com

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2008/03/30

ご当地キューピー靖国仕様

Dscn0264 こないだ靖国神社行ったときに遊就館で購入した「靖国キューピー」であります。右から陸軍・海軍・自衛隊バージョンです。

「サルまん」がらみでキャラクターの歴史を調べていたんですが、マスコットキャラクター、いわゆるマスキャラの起源を考えると、とりあえず神話伝説宗教のキャラクターに行き着くわけですね。七福神とかもろに宗教ですし、おかめにひょっとこ、福助、招き猫なんかもなんらかの伝説に由来していたりするわけです。福助は実在のフリークスが元だったみたいで、キモカワ・キャラの元祖と呼べるかもしれません。

これがキューピーになるとルーツがはっきりしていて、20世紀の初頭、アメリカのローズオニールという女性イラストレーターが神話の「キューピット」をモチーフにして可愛い幼児の姿に描いた絵がオリジナルであります。

http://www.kewpie-jp.com/
↑ローズオニール・キューピー・ジャパン公式サイト

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2008/03/27

【サルマン2.0】マスキャラ中間発表その2

本日もいくつか届きました。今後は、ある程度集まったら随時発表していきます。

一人で何作品も応募される方がいらっしゃいます。あまりに大量な場合は、こちらで2~3個に絞らせていただくことがあります。ご了承ください。

●マスキャラ応募メルアド・150k程度の大きさのファイルで添付してください。saruman2.0@webshogakukan.com

Tepodon2

←ポン助さんの「テポドン2号」



Img0692 ← 玉岡さんの「カラダポッチくん」


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【サルマン2.0】マスキャラ公募第一弾が来ました

おととい「マスキャラ募集」のエントリをあげたところ、早速応募作品が来ましたので、とりあえずここに掲示します。応募締切は4月3日で、そこまでに集まったキャラは例外を除いて基本的に全部人気投票にかけることにします。

また、今回の応募作品には1Mを超えるファイルがありましたが、ブログ掲載の都合もあり、1ファイル150Kバイト以下のファイルを目安にしていただけるとありがたいです。

なお今回、奈良の大仏に鹿の角を生やした有名キャラの図版をそのまま使い、股間だけモッコリさせて「奈良もっこり」というマスキャラを送ってくださった方がいましたが、あまりにそのまんま過ぎたので竹熊の判断でノミネート外にしました。何かをパロディにするにしても、既成のキャラの絵柄をそのままコピペしたものは掲載できませんので、今後は気をつけてください。

1位になったキャラは、その後『サルまん』本編内でアニメ化・グッズ化などのメディアミックス展開をネタとして図る予定です。前回はいいそびれましたが

応募作品の著作権はもちろん応募者にありますが、サルまん本編の中では自由に使わせてくださいますよう、お願い申し上げます。

これがイヤだ、という人がいらっしゃいましたら応募自体を考え直してください。もちろん、サルまんの本編を離れてマジにメディアミックス展開するようなことに万一なった場合は、直接、応募者本人にご相談することになりますので、必ず、有効なメルアドを添えてご応募ください。メルアドその他の個人情報はもちろん秘密厳守します。

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2008/03/25

【サルマン2.0】マスキャラ募集します

Saruman20_07_2はい、本日発売の「IKKI」に『サルまん2.0』の第7回が載るわけですが、今回から2回に渡って「受けるキャラクターとは何か」を考えてみたいと思っています。ぶっちゃけ、それは「キモカワ」キャラではないかという結論に達するわけなんですが。「気持ち悪い+カワイイ」でキモカワですね。

ここでいう「キャラ」とは、伊藤剛君が「テヅカ・イズ・デッド」で述べた「キャラ」の概念と考えていいです。マンガにおけるキャラクターを考えたときに、『子連れ狼』のような、最初にストーリーがあって、その登場人物として創られるキャラクターと、キティちゃんのように最初からグッズとして創られるデザイン先行のキャラクターがある。

伊藤君の本では、前者を「キャラクター」、後者を「キャラ」として区別しましたが、やはり少し紛らわしいと思うので、「サルまん」では「マスキャラ」という言葉を考えました。「マスコット・キャラクター」の略で、これは相原君が考えた言葉です。

それで、受けるマスキャラとは何かと考えたときに、たとえば「たれパンダ」とか「やわらか戦車」にしても、カワイイんだけれどもちょっぴりキモイ要素が隠し味のように入っている、キモカワだろうということで、とりあえず相原君がいくつか考えて見たのが以下のイラストです。最後の「日野日出ッフィー」だけは俺です。

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2008/02/25

【サルマン2.0】サルまん第5回本日発売

Noroi02 本日25日は「IKKI」発売日です。いよいよ前回載せた写真の意味が判明します。それから、今回は鳳ヘボン先生のインタビューも載ります。インターネットで盗作検証サイトを作られ寝られない相原が、店内に置いてあったビジネス雑誌に目を通すと、「成功者インタビュー」ということでヘボン先生がインタビューを受けているわけです。ビバリーヒルズに別荘があり自家用ヘリで行き来しているなど、先生の優雅な生活が垣間見えます。

Hebonint2

Hebonint1 自分で言うのもなんですが、大変にハートウォーミングな楽しい回になりました。ぜひともお読みになってくださいますれば嬉しい限りです。

それはそれとして、次回の「サルまん」から新展開になるのですが、いろいろ皆さんにもご相談したいことがあります。エントリを改めまして告知しますので、よろしくお願いします。

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2008/02/14

さ~て次号の『サルまん2.0』は…

Noroi01 入稿がほぼ終わりました。あえて詳細は省きますが、近所の公園で丑の刻参りをやってきました。丑の刻というくらいですから、本当は夜中にやるべきでしょうが、撮影の都合で昼間になってしまいました。

なぜ、こんな写真を撮ってしまったかは、今月25日発売のIKKIをご覧ください。それにしましても白装束着てワラ人形に釘打つのは真冬にやるものではないと思いました。寒くてかないません。でも真夏にやったら虫除けスプレーが必要になるかもしれません。

Noroi02 ワラ人形はネットで検索すれば結構売っています。↓これとか。

http://www.noroi.net/index.html

それを買ってもいいですが安いのでも3000円から1万円くらいします。ちと高いという人はスーパーでワラにくるんである納豆を買ってくれば高くても250円くらいでワラ人形が作れます。サルまん公式ブログにも関連エントリ載せますのでなにか言いたいことがあればコメントはそちらにどうぞ。しかし何故ワラ人形を打ってるかは聞かないでください。

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2008/01/24

【サルマン2.0】「デスパッチン」シナリオ原案公開

Photo_4 ←今回『サルまん2.0』のためにべーこさんが描いてくれた『デスパッチンやおい同人誌』の見本「夜伽帝国」。これを見て相原コージがやおいマンガを描くわけですががどうなるかは本誌を見てのお楽しみ。

どうもです。いよいよ明日発売の「IKKI」3月号に載る『サルまん』第4話で「やおい同人誌編」が一段落するんですが、かねてよりここでも書いていた通り、作中マンガ『デスパッチン』の「やおい同人誌」を二人が作るという展開になります。

Photo_2←同じくべーこさんの「夜伽帝国」より。これがどうなるかは明日発売の「IKKI」を買ってネ。

『デスパッチン』本編は結局出てこないのですが、それの「やおい」ということで、原作シナリオはある程度用意してありました。しかし書くだけで発表しないのも勿体ないので、「公式サイト」で公開することにしました。プロットレベルですが、5話まであります。連載の副読本として、時間があればぜひごらんになっておいてください。

http://blog.ikki-para.com/saruman/2008/01/post_5.html
↑いよいよ「やおい編」佳境に

http://blog.ikki-para.com/saruman/2008/01/post_4.html
↑「デスパッチン」第1話~第5話(シノプシス)

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2008/01/16

サルまん入稿終了

Sarumandscn0205 昨晩、年頭から引っ張っていた「サルまん」の入稿が終わり、ゲラ出しを待つばかりとなりました。作業はすべて完了、といいたいところですが、校了の段階になってE編集長から「もっとギャグ、面白くならない?」などと根源的なダメが出ることがあるのでまだ油断がなりません。

今回はいつにもまして時間がかかってしまいました。まあ盗作検証サイトのパロディとか、例によってそういう面倒くさいことをやってたからなんですが、どういう内容かは今月25日売りの「IKKI」をごらんになってください。自分でいうのもあれですが、連載4回目にしてやっと「サルまん」らしいウンチク(俺が担当する部分)ができたという感じです。

89年から91年にかけての旧作連載時は、1回7ページとはいえ週刊連載だったんですよね。あの面倒な仕事を。俺も相原くんも若かった、ということでしょう。でも当時俺は「サルまん」を連載するためにほかの仕事を全部中断して、夜中の2時だろうが打ち合わせできるように相原くんのマンションから徒歩3分のところに部屋を借りて引っ越したのでした。

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2007/12/16

「少年サンデー」に『デスパッチン』みたいな

Matsuo2←これはサンデーのではなく、『デスパッチン』のために岡田芽茂さんがお送りくださったデスパッチン表紙絵。

ところでここのコメント掲示板に書いてくださった方がいて知ったのですが、「少年サンデー」で『デスパッチン』と似た連載が始まったそうですね。ネット情報を見た限りでは、なるほど、たしかに似ています。相原コージ君は、さっそく参考のためサンデー買って読んだそうです。

俺は、実はまだ読んでません。もし本当に似ているのだとすると、うっかり読んでしまって、影響受けるのがイヤだからです。俺が『デスパッチン』を思いついたのは、入院するずっと前でしたから、たぶんサンデーの連載より構想は早かったはず。俺の構想の一部は、この夏にこのブログですでに発表してあります。

▼デスパッチン構想
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_e29a.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_7509.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_0012.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_8cc2.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/202_be77.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/20_119d.html

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2007/12/12

【サルマン2.0】やおい評論家・平塚てふてふ先生

※タイトルを「やっと終わった」から変更しました。

Hirathuka_tyoutyou_02←やおい評論家・平塚てふてふ先生

たった今、「サルまん2.0」第三回目の原稿がすべて終了。今回は俺のウンチクコラムが普段の3倍くらい増量してます。ペンを持つのも久しぶりなうえ、老眼も進行していて疲れました。

今回は「やおい評論家」である平塚てふてふ先生が初登場します。これは旧『サルまん」に登場した芸術評論家の加藤締造先生や、西マサチューセッツ造船大学森林工学部のK・M・ナボナ教授と同じく、サルまんのウンチクパートだけに登場する先生です。

Bl2_02 ←てふてふ先生の愛弟子・あーこさんの美麗イラスト

平塚てふてふ先生は、明治19年に生まれ、女学校時代に「閨秀漫画会」で同人活動を始めましたが、ほどなくして塩原で心中未遂事件を起こし、リアル男性に懲りてやおいの道に入った方だそうです。腐女子ややおい、同人誌の歴史について語っていただきましたが、同人誌の歴史の半分は肉筆回覧誌についてのお話でした。愛弟子のあーこさんのイラストも堪能できます。どーぞよろしく。

今日は疲れてるので、これで。

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2007/11/24

【サルマン2.0】鳳ヘボン先生登場!

Saruman202 現在発売されている「月刊IKKI 2008年1月号」に『サルまん2.0』第二回が掲載されています。今回は超絶メガヒットマンガ『デスパッチン』の作者・鳳ヘボン先生が登場! こいつは15年前に『新・とんち番長』のアシスタントをしていましたが現在は竹熊・相原と完全に立場が逆転しております。チーアシの蘭丸を従えて大日本帝国ホテルで華々しく開催される「2億部突破記念パーティ」会場に颯爽と現れます。それなのに野望の二人に対して「お久しぶりです、先生」とお声をかけてくださったりして憎たらしいったらありゃしません。

ところで今回の『サルまん』はカラーページもなく、もう少しページ数が欲しい感じがあり、先日相原くんや編集長とも話し合って次回から12ページに増ページが決定しました! 

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2007/11/01

そろそろ締め切りか

もう月頭なので『サルまん2.0』のウンチクに取りかからねばなりません。相原君のネームはすでに出来てます。第二回はいよいよ鳳ヘボン先生が登場するのですがなかなか傑作なキャラクターになってます。白井や青空先生を超えた、サルまん史上最強のキャラになるかも。できあがるのが楽しみです。

『デスパッチン』の設定もそろそろ進めなければ。一応、今週中に公式設定をまとめて公式ブログにアップしようと思ってます。その後、キャラ絵や「主題歌」を作って送ってくれた方もいるんですが、発表はもう少しおまちください。

たぶん「やおいネタ」を取り扱うのは12月25日発売の第三回からになりそうです。それまでにはデスパッチンもある程度進めておきたいものです。

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2007/10/25

【サルマン2.0】『明日発売のIKKIに

Ikkihyousi いよいよ発売(いや、日が明けたので本日ですが)の「IKKI」12月号に、『サルまん2.0』の連載第一回が掲載されてます! 表紙の俺と相原コージ君のやおい写真が目印! ちょっち買いづらいかもしれませんがスクール水着よりは美しいと思いますので、我慢して買ってください! 池袋の乙女ロードで引っ張りだこになっていただきたいものです。

なお今回は巻頭カラー企画といたしまして、俺と相原君の嘆美的ピンナップ折り込み写真もついております。これからご購入いただく方のためを考慮し、一部修正したものを掲載しますが、まるでデビッド・ハミルトンの写真みたいにとっても美しいですので、チョイ悪ロマンスグレーにあこがれる腐女子のみなさんは切り抜いてお部屋の天井にでも貼ってネ!

Ikkipinup かなり横長なのでA3のスキャナでも取り込めませんでしたが、スネ毛がうまく隠れたみたいなのでこれでいいかもしれないっす。もちろん現物は無修正で隅々までハッキリクッキリ見えますので、買ってネ。

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2007/09/29

駄目だ、こんな絵描いてたら終わらない!

Ikkitora 今、IKKIの表紙用のイラスト描いているんですが、一枚の絵を描き込みすぎてしまって、一点描くのに2日もかけてしまいました。週明けまでにあと6点描かなきゃならないのに、もう土曜も終わりです。あと一日で描けるか。そんなわけで、A4に大きく描くなんてバカなことやめて、せいぜいハガキ大で描くことにします。

表紙は俺と相原くんの写真がメインで、それはとっくに撮影終了しているんですが、デザイン担当の祖父江慎さんから、「写真の周りに、象とかライオンの絵を入れたいな~」という注文があり、それもマンガ絵ではなく図鑑みたいな絵でいいというので、

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2007/09/25

【サルマン2.0】サルまんブログ本日オープン!

サルまんblog←題字は平田弘史先生

ということで、「サルまん2.0」公式ブログが始まりました(上のバナーをクリック)。といっても、まだ担当天野さんのご挨拶しか入ってませんが。今日か明日には、俺と相原コージくんの挨拶もアップされると思います。

ただ作ったはいいが、そろそろIKKIの締め切りが近いですので、しばらく大きな更新ができないかも。とりあえず「デスパッチン」の公式暫定設定集をあげようと思ってるんですが。それから『サルまん』本編に関する情報告知をメインにやっていきたいと思います。

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2007/09/20

【サルマン2.0】多摩美A子さんB子さんに業務連絡

Tamabiadeathpatchin 先週の金曜日、俺の授業終了後に「デスパッチン」のキャラ絵を持ってきてくれた多摩美グラフ科一年の女子二人組、名前を聞きそびれましたので、明日(21日)の俺の講義終了後に名乗り出てください。とりあえず掲載した人の名前をA子さんとしておきます。今後作品を手渡しするときは、ペンネームでいいから名前を入れておいてください。

なおB子さんの絵も見た記憶があるのですが、なぜか手元からなくなっていました。もしかすると学校に置き忘れたかもしれません。すいません。

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2007/09/06

【サルマン2.0】「デスパッチン」キャラ絵その2

As ←極堂さんの虎見と古森

その後も『デスパッチン』のキャラ絵が送られて来ていますので、ご紹介します。

Ars_keiji Ars_komori

Ars_torami

←ARSさん

一番左の女性は、こないだ俺がチラリと書いた「サイバー捜査課の女性刑事」のようです。なかなか美人ですね。

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2007/08/31

【サルマン2.0】「デスパッチン」キャラ絵その1

2 Photo

※最後に「追記」があります。

こないだ『デスパッチン』の企画と冒頭の脚本を思い切ってアップしてみたら、何人かの人が思い思いに主人公の「虎見心」と「古森新人」のキャラ絵をメールで送ってくださいました。まことにありがたいことです。

←紅林吏人さんの「虎見心」

こちらとしては、「なんとなくイマ風」という漠然としたイメージしかなかったんですが、こうして絵にしていただけると、逆にビジュアルから触発されてキャラが決まってくる感じもあります。しばらくはキャラ絵を固定するつもりはありませんので、みなさんも何か描けましたら、よければお送りくださればと思います。紅林さん、よければ古森新人もお願いできましたら幸いです。

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2007/08/28

『サルまん2.0』連載延期のお知らせ

相原コージ君一家の乗った車が事故に遭い、相原君のお父上と奥さんが内蔵打撲で入院中です。相原一家が北海道に帰省中の事故で、運転していたのはお父さんでした。事故の様子が断片的にしか伝わってきてないので詳しくは書けませんが、トラックが横から急に飛び出てきたのを避けきれずに追突してしまったとのことです。

早速病院に運ばれ治療を受けましたが、二人とも肝臓に損傷を受けているものの血管カテーテルによる治療を受け、開腹手術は必要なかったそうです。もちろん生命に別状はありません。全治2週間と聞きましたので、おそらく9月10日くらいには退院できそうです。なお一緒に乗っていた相原君と息子さんは奇跡的に無傷でした。

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2007/08/25

【サルマン2.0】主人公の「警告能力」

思い切って「デスパッチン」の企画をアップしたところ、多くの反響をいただきましてありがとうございます。どうなることか、こちらにも予測がつかないことをやっているのでハラハラドキドキです。

ところで主人公の虎見心なんですが、デスパッチンの呪殺能力はいいとして、最初から正体がバレているので遠方からライフルで狙撃されたら一発でやられてしまうのではないかとご意見をいただきました。もちろんそのことは俺も気がついていたんですが、妙案が思いついてなかったのです。

そこで主人公の能力その2として、「警告能力」を与えてみてはどうかと思いました。これもデスパッチンと同じ超常能力なのですが、遠方からの自分に向けられた殺意や悪意を、事前に虎見が察知できるという能力です。

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2007/08/24

【サルマン2.0】「デスパッチン」企画その2

■「デスパッチン」シナリオ草案・冒頭部分

 都内某所の警察署。その取り調べ室。4畳ほどの狭い部屋。鉄格子がはまった窓から西日が差し込んでいる。
 首の太い、いかつい体格の警官が、高校生くらいの少年(虎見心。読者にはまだ名前がわからない)を取り調べている。ボールペンの先端が、調書の名前欄の上で宙に泳いでいる。名前は空白のままである。そこにポタリ、と汗がしたたり落ちる。
 取調官、タバコに火をつけ、タオルで額の汗を拭う。

取調官「うぇ~暑い。空調、ぜんぜん直ってねえじゃねーか」

 取調官が窓を開けると、いきなりヴィーン、ヴィーンとセミの声が大音量で小部屋を満たす。取調官、顔をしかめてピシャリと窓を閉める。
 対面のパイプ椅子に座った少年は、手錠がかけられた両手を膝に置き、背筋をのばして涼しい顔をしている。腰にナワがかけられ、ナワの端が背後の壁にあるパイプに縛り付けられている。少年は汗ひとつかいていない。

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【サルマン2.0】「デスパッチン」企画その1

『サルまん2.0』のために先日書いた劇中劇『デスパッチン』の企画書その1です。これは『サルまん』本編では作品としてはっきりとは出てこないんですが、『サルまん2.0』全体を引っ張る重要な劇中劇になります。最初にお見せするのは、主役の美少年2人のキャラクター設定です。まだ暫定的なものですので、今後変更ありです。

………………………………………………………………

■「デスパッチン」企画案その1

●主要キャラクターについて(1)

虎見 心(とらみ しん …デスパッチンの呪殺能力を持った少年)

 17歳。身長172センチ。薄い栗色の髪を持つ少年。青みがかった灰色の目をしているので、ハーフかクオーターかもしれない。自分のことを語らず、経歴や家庭環境不明。都内にある廃墟のようなビルに一人で暮らしている。自己に対する圧倒的な自信を持ち、厭世的で、社会や大人に対して皮肉を言う傾向がある。孤独で、心を許す友人も恋人もいない。なぜか、鏡を見ることを極度に怖がる。

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2007/08/22

【サルマン2.0】なぜ「やおい」をやるのか

えー、この秋にはじまる『サルまん2.0』の「やおいネタ」の件ですが、なぜそれをやるのか、またなぜブログで公開しながらやるのかについてご説明したいと思います。

まず「なぜやるのか?」ですが、次の『サルまん2.0』では、40代後半になった野望の二人が落ちぶれて追いつめられ、どこの出版社も相手にしてくれないので、コミケで同人誌を出してボロもうけしようとするのです。

なぜ「やおい」かといえば、野望の竹熊が拾った新聞に「やおい同人誌作家が1億円脱税」の記事を見つけたからです。これはもう、見過ごせません。

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2007/08/20

やおい化しやすい一次創作とは?

『サルまん2.0』でやおいネタをやるための「一次創作」を考えている…とこの前書きましたところ、さっそく「1976腐女子」さんのブログから反応をいただきました。非常にためになる内容で、参考になりそうなエントリです。

http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20070820#p1
↑「1976腐女子」801にしやすい一次創作のつくりかた

やおいの元ネタにおいては、二人の美少年を設定することはもちろんでしょうが、その二人の関係というのが、

「仲はよくないが、勝負の場面では誰よりもわかりあっている」

というご指摘などは、なるほどと思いましたね。

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2007/08/19

次の冬コミ参加は断念

たった今、夏コミから戻りました。今年は三日間すべて行ってしまった。こんなのは初めてであるうえに、病み上がりで杖ついていたのでどうなることかと思いましたが、午後から行く、水分をとる、人混みに1時間以上滞在したら休憩する、知り合いのところだけ廻る、以上を厳守しましたので、大過なく過ごすことができました。

三日目は東浩紀氏や森川嘉一郎氏らインテリ組のブースに行きましたが、皆さんオタク丸出しで楽しそうに同人誌を売られていました。あとこないだメールをいただいた、BL作家の水戸泉さんのサークルにご挨拶してきたり。水戸さん、同人誌ありがとうございました。その場で読もうとしましたら「BL作家の目の前で同人誌を読むのは禁止」と言われましたので、これから読ませていただきます。

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2007/08/15

サルまんで「やおい」といえば

Tonchi 昔の『サルまん』でも、実は一回「やおい」ネタやってるんですよね。91年頃ですが。作中の『とんち番長』が大ヒットして、担当の佐藤が野望の二人に「どうしましょうか?」と同人誌持ってくるんですよ。二人は、当時は作品が当たって余裕しゃくしゃくですので、タバコふかして「いーんじゃないの、ほっとけば」みたいなことを言う。で、ここにある『TONCHI伝説』、じつは俺がよくわからずに描いたんですよ。「こんな感じかな」と考えながら。

今もそうなんですが、やおいのことを何も知らずに描きましたので、「一冊読めば皆同じである」などと失礼なことも書いてます。今思うと、大変申し訳ありません。まあこの後、この二人はマンガ家として没落の一途をたどっていくわけですが。

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2007/08/14

腐女子の先生

次の『サルまん2.0』では「やおい、腐女子」ネタを取り上げることを先のエントリで書きましたが、一応、知り合いに腐女子の中の腐女子というか、「貴腐人」みたいな人がいますので、その方にいろいろ教えていただくことにしました。

こないだ「ユリイカ」から「腐女子マンガ大系」という臨時増刊が出たんですけど、その監修をやられた法政大学非常勤講師の金田淳子先生です。

専門は社会学の学者さんなんですけど、これがもう年季の入った腐女子で、「やおい」の歴史や現状についてはたぶん日本有数に詳しい人かもしれません。2年くらい前、マンガ評論家のヤマダトモコさんの家で2日がかりで「初代ガンダムを全話鑑賞する会」というのがあったんですが、来たのが30~40代のものすごい腐女子ばかりでして、その中で金田先生が「シャア~!!」と絶叫されていました。(※)

※本人からコメ欄で指摘がありましたが、彼女はシャアに「様」をつけないそうです。

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2007/08/12

今年はコミケ行こう

それも夏コミの1日目と2日目に。いつもは3日目に行って、批評系同人誌をあさることが多かったんですが。3日目も、いきたいのですけど、体力が持つか微妙。たぶん杖ついて行くことになるでしょうし。去年は入院して行けなかったので、コミケに参加するのは2年ぶりくらいかも。

1日目は、桑沢ゼミの連中がブース出してるし、終わってからゼミの会合も予定しているので、これは行くつもりなんですが。ちなみに桑沢ゼミのブースは下記の通りです。

 金曜日、東地区、Oブロック、21a 「桑沢キャラクター研究会 フェスカン」

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2007/07/06

『サルまん2.0』を始めるにあたって

ここんとこずっと9月25日連載開始予定の『サルまん2.0』について、「始め方」をどうするかと考えています。ある程度決まっている部分もあるのですが、全体としてかなり複雑な企画になると思うので、なるたけ慎重に始めなければなりません。

『2.0』というタイトルからもおわかりの方もおられるかも知れませんが、今回はwebとマンガを完全連動させて、いろいろ読者のご協力を仰ぎつつ展開させていきたいと考えてます。ウィキペディアほどではないですが、場合によってはwebで皆様のご意見や投票を募りつつ、展開が決まる局面もあるかもしれません。いずれも逐次「サルまんブログ」や「たけくまメモ」で告知しますので、そうなったらよろしくお願いします。ブログは連載にあわせて立ち上げるので、それまでは「たけくまメモ」を告知の中心にしようかなと思っております。

ただ「ネット連動型企画」というのは、どれも「商売の仕掛け」がほの見えることが多いですよね。あらかじめ用意された「仕掛け」にそのまま乗せられるというのは、俺自身も抵抗感があるし、ネットユーザーも白けてしまう可能性があります。

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2007/06/01

『サルまん2.0』というタイトルは古いか

前のエントリのコメント欄で話題になったんですけど、WEB2.0という言葉も旬が過ぎているし、『サルまん2.0』というタイトルは古いのではないか? というご意見が寄せられました。

俺も「古い」と思うんですけど、そこはわざと狙いたい気持ちもあったのです。ただ2.0という表現はネットをやってない人にとってはまだ「新しい」と思うので、その意味では中途半端かもしれません。でも考えるのが面倒なので、まあこれでいいか、とも思っています。

前にも書きましたが、今度の野望の二人は現実の相原・竹熊と同じ年齢という設定にしますので、中年男の悪あがきをどう表現するかがポイントになります。とにかく出だしは、とことん追いつめられた二人の姿を描かなければなりません。

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2007/05/30

「サルまん2.0」連載は9月から

になる模様。本日小学館IKKI編集部で打ち合わせがあり、編集部の都合で開始予定が少し延期になったと知らされました。

前にここのコメント欄で「7月から」と答えてしまいましたが、そのときは正式決定でなかったのを俺が勘違いしてそう書いてしまったようです。謹んで訂正させていただきます。

正式タイトルは「サルまん2.0」でほぼ決まったみたいです。延期にはなりましたが、本日はなかなか密度の濃い打ち合わせができました。「本当にそんなネタができるのか?」と自分でも疑問に思う話もでました。相原君も編集部もやる気まんまんですので、なにとぞご期待ください。

とりあえずサルまんの二人が再び没落したところから始まる予定。前の「サルまん」でも二人はホームレスにまで墜ちてましたが、今度は真綿で首を絞めるようなイヤ~な没落ぶりになりますのでご期待ください。その後の展開は……まあ、ご期待ください。

詳しいことは夏くらいからお知らせできるかもしれません。ご期待ください。なお、今度の表紙ではスク水は着ません。たぶん。

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2006/11/15

【発表】来春『サルまん』新連載

さっき帰りました。本当の打ち合わせは来週なんですが、とりあえず今日も小学館まで行って、担当者と話してきました。と、いうことで、もう薄々おわかりの人もいたと思いますが『サルまん』を来春から新連載します。掲載誌は「IKKI」で、断定はできませんが、たぶん4月号か、5月号から始めることになると思います。

実は今日の段階で発表できるのはここまでです。「なんだあ」とガッカリする人がいるかもしれないので、チョッピリ補足しますと、今度やる『サルまん』は、おそらく過去最大のスケールになります(月刊ですが)。ページ数ではなく、ネタ的にです。ただし、本当にそれが可能なのかどうか、相原君、編集部ともども、よく相談しなければなりません。そんなわけで今はすべてをお話しできません。詳しい発表は後日になると思います。それまで、皆さんで想像を巡らせてください。

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【業務連絡】明日あたり素敵な発表が?

Mobofaceb ←moboさんの犯人似顔絵

自転車パーツ泥の名無しの糞タワケの似顔絵は着々と送られております。来週頭には厳選して優秀作品の発表ができるでしょう。一応、日曜まで待ちますのでふるってご応募ください。素晴らしい作品ばかりですので、どこかで中間発表もします。

さて、明日、というか正確には今日なのですが、夕方くらいに都内某所で打ち合わせがあり、それによって嬉しいお知らせを発表できるかもしれません。つか、します。おそらく俺の過去10年で最大のプロジェクトになると思われ、今から途方に暮れているところです。本日は帰宅が遅くなると思うので、発表は明日になるかもしれませんが、皆様におかれましてはお楽しみにお待ちください! 松坂がどの球団に入ったかより大ニュースっすよ。個人的には。

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2006/09/23

【猿漫】ようやく増刷ぶん入荷!

えー、本日『サルまん』の増刷ぶんがようやくアマゾンに入荷したようであります。買おうと思って買えなかった人、お待たせしました! 前に「重版」とうっかり書いてしまいましたが正確には「増刷」であります。まあ現実には似たようなものなんですけど、重版は版自体を作り直すことですね。今回は基本的にいじってませんので、「初版 第二刷」が正しい言い方でした。

それでも、オビの文字が少し変わってます! 下巻の一カ所に「800万ヒット!(たけくまメモ)」とあったのですが、その後のアクセス増加にあわせて「1000万ヒット!」になってます。上巻も少し変わってますが、お暇な人は書店で確認してください。

とりあえず、この出版不況で増刷できましたことは皆様のおかげです。これで小学館に対しても「思い知ったか!」と胸を張れます。次の本はもっと安く出せるのではないかと思われます。ありがとうございました。

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2006/09/12

猿島OFFの写真

Dsc_1608_1

Dsc_1657 Dsc_1618←撮影・吉澤士郎 

えと、だいぶ遅れてすいません。当日、プロカメラマンの吉澤士郎さんが撮影した写真をようやく入手できましたので、その一部を公開します。一応、吉澤氏より「転載自由」との確認を得ていますが、使うのであれば「撮影・吉澤士郎」というクレジットと、このエントリへのリンクを貼っていただくと有り難いです。

で、当日のレポートなんですが、すでに多くの人が各自のブログでアップされておりますのでそちらをご覧ください(もはや俺が書くまでもない)。まあしかし、齢四〇を越えたオヤジがスク水の間から肉を突出させてチャーシュー然とした浅ましい痴態を晒したり、ヒゲ面でメイドになるのも、これすべて日本征服&子供を上の学校にあげてやるためかと思うと、身が引き締まる(締まってないけど)思いがするものですな!

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2006/09/11

【猿漫】お陰様で重版決定!

皆様のお陰をもちまして、このたび『サルまん』の重版が決定しました。

現在またしてもアマゾンが「1~2週間待ち」の表示になってますけど、これでしばらくは入手が容易になりそうです。とはいえ、そんなメチャクチャ刷るわけではないのですが。まあ、定価からすれば、これはかなり頑張った成績だといえるのではないかと思います。事前に「ブログ効果」による売れ行きが予想できてれば、もっと安い価格で多く刷ることができたわけですが、これはもう、結果論としか言いようがないでしょう。

本当に、有り難うございました。

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2006/09/09

猿島から帰りました

たった今、猿島から戻りました。

疲れた……。

ええと、いろいろ書きたいんですけど今は余力がありません。ただ参加者は約50名で、混乱もなく全員和気藹々と時間が過ごせて、なんというかいい感じでした。

明日は更新できないかもしれませんので、ちょっと横着をするようですけども、参加者でブログに本日のレポートをアップされる方がいましたら、お手数ですがこのエントリまでTBをお願いできませんでしょうか。俺は明日からしばらく激多忙モードに突入しそうですので。

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2006/09/08

【業務連絡】「猿島OFF」予定通り明日決行します

本日夕方6時段階の天気予報しかまだわかってませんが、お昼までの予報とはうってかわり、明日9日の横須賀方面は晴天
だそうですので、予定通り「猿島OFF」を決行いたします。

http://www.jma.go.jp/jp/yoho/320.html
↑気象庁サイト
http://weather.goo.ne.jp/area/4610/14201.html
↑goo天気
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/14/4610/14201.html
↑yahoo天気
http://www.tenki.jp/pyoh/p14201046211.html
↑tenki.jp

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【業務連絡】猿島オフについて

えーと、明日の猿島オフですが、昨日の天気予報では大丈夫だったんですが、さっきの天気予報を見ると一時雨になってきたみたいです。ただし、この時期の天気はころころ変わるのでまだわかりません。

一応予告通り、今夜10時過ぎに再度告知をアップします。来られる予定の人は、必ず「たけくまメモ」をチェックしてください。それまでは質問等あればこのエントリにコメントしてください。ではまた。

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2006/09/06

たけくまメモ第二回「猿島OFF」正式告知

Stamp_1

←『サルまん』スタンプ猿島仕様。当日お越し下さった方のみ、サインと一緒に押します。

えー、猿島OFFの正式告知をおこないます。台風12号もうまく逸れ、当日の東京湾は天気予報によれば「曇りのち晴れ」ということで、9日(土)に決行したいと思います。一部ブログを見ていたら10日もやるように誤解しておられた方がいましたが、10日はあくまで9日が雨天の際の予備日であって、それ以外は9日にしかやりません。ご注意ください。

【“猿島OFF”正式告知】

●日時 2006年9月9日(土)12時より16時半まで
     雨天の場合翌10日(日)に変更
●場所 神奈川県横須賀市猿島(北緯35°17′東経139°41′)
●人数 特に制限なし
●会費 無料(ただし船賃が往復1200円必要)
●飲食 こちらでは特に用意しませんので各自持ち込みのこと。売店もあります。
●アクセス 下記サイト参照のこと

▲猿島公式 
http://www.sarusima.com/
         http://www.sarusima.com/access.html(アクセス)

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2006/09/05

【猿漫】あなたの町の『サルまん』在庫はどうなってますか?

さっき町田で昼飯を食べて今帰ってきたんですが、ネットを見たらアマゾンでの『サルまん』が「24時間発送」になっていました。週明けに入荷があると小学館の人が言っていましたので、ようやくですね。営業さんの話によれば、週末までにアマゾンには800セット=1600冊が入荷したことを確認しておるのですが、有り難いことにそのほとんどが捌けた格好になります。追加は100セット200冊だそうで、これもどうなるか予断を許しませんですよ(と、さりげなく宣伝をかましておく)。

ちなみに相原コージは現在、1時間おきにアマゾンの順位をチェックしている模様。

前にも書きましたが、スク水表紙がネットで話題となったためか、『サルまん』はネット書店での出足が異常によかったわけです。それに比べるとリアル書店での動きがもうひとつの印象がありました。が、それも最初の3日間くらいで、この土日には紀伊国屋書店で完売したのを皮切りに、リアル書店の在庫も急激に乏しくなってきたようです。

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2006/09/02

【猿漫】サイン会満員御礼感謝!

Sarumanjyunkup1010365

←左から相原コージ、白井勝也小学館専務取締役、竹熊健太郎

本日13時よりジュンク堂池袋本店にて『サルまん』刊行記念サイン会がおこなわれました。ネット書店では軒並み完売が続くなど、快調に飛ばしている今回の再刊ですが、リアル書店はどうなるかと思いきや、フタを開けてみるとお客さんが列をなし予定の整理券もほぼはけまして、ほっと胸をなで下ろしている次第。

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←誰のサイン会なのかわからなくなる一幕も。お客さんは大喜び

特に今回はサプライズゲストとしまして、『サルまん』連載時のスピリッツ編集長である白井勝也小学館筆頭専務取締役(63歳)が飛び入り参加され、勝手に「支配社専務白井勝也」とサインをはじめるなど、異常に充実したイベントとなりました。

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2006/08/31

9/2サイン会にあの人が!

Surpriseguest 先日もお知らせした、来たる9月2日・池袋ジュンク堂での『サルまん21世紀愛蔵版』サイン会ですが、なにやら店員の田中さんがいろいろ画策しているようで、床にゴザ敷いてコタツを用意し、野望の二人のむさ苦しい四畳半を再現してそこでサイン会をやるとか考えているようです。

それとは別に、これはジュンク堂が頼んだわけではありませんが、当日、なんとあの人スペシャルサプライズゲストとして様子を見に来ることが消息筋より判明! 誰が呼んだわけでもないのに、どうやら勝手に来るみたいです。

ある意味、俺と相原君のツラ見るよりレアですよ。あの人には連載中からお世話になりましたが、昨年暮れ、帝国ホテルで開催された某社の忘年会では、開会のスピーチをこの人がやったんですけど、そこで「来年は『サルまん』も出ますので…」と口走ったため某社としてはこんな売れそうもない『サルまん』を本当に出すはめになったという、こちらにとっては非常に有り難い援護射撃をしていただきました(実話)。

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2006/08/30

【速報】読売夕刊にあの表紙が…

Yomiuri060830ikki さっき担当の天野さんから知らされてあわててキオスクで買ったのですけど、本日発売の読売新聞夕刊に「あの表紙」が掲載されていました。

しかもカラーで。

出たばかりの『サルまん』についてもちょこっと触れられてはいますが、基本的に「あの表紙」を載せたかったとしか思えません。まあ、いいんですけど、つーか有り難いといえば有り難いのですが、さっき俺の親から

「見たぞ。」

と電話がありました。物書きであるからには、つねにこういうリスクとの闘いの連続であることを、覚えておいてください。

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ネット書店とリアル書店

えーと、本日が『サルまん』の正式発売日であります。なんだかここしばらく、秋葉原での「IKKI」スク水表紙完売にはじまり、『サルまん』の当ブログからの予約注文が昨日の時点で530冊を超えるなど、派手な話が続きましたのでうっかりしてましたが、

リアル書店ではこれから

ですのでよろしくお願いしたいと思います。

「裏日本工業新聞」のタニグチリウイチさんの8月29日付け日記によると、彼は『サルまん』が売り切れるといけないと思い、昨日の朝一番に池袋ジュンク堂に駆け込んだら意外にすいていてサイン会の整理券番号が8番だったと、なんだ全然買えるではないか、みたいなことを書かれていました。

http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/nikko.html

しかし、今日が正式発売日ですので、現時点で売り切れたらそのほうが異常です。

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2006/08/29

【猿漫】アマゾンで品切れ

どうやら今朝からアマゾンで『サルまん』が発売開始されましたが、

たけくまメモからの予約だけで520冊

出ていたため、発売即品切れとなっている模様。大変、有り難く嬉しいことですが、「たけくまメモ」以外での宣伝をまったくしていなかったため、こんな事態になるとは俺もアマゾンも小学館も予想していませんでした。だいたい、かりに大規模書店であっても、ひとつの店舗でせいぜい200冊も仕入れれば多い方ですから、予約がそれ以上あればこうなるのも当然であります。

昨日の段階で品切れになると思った俺は、早速小学館に連絡して大阪屋(アマゾンに納入している取次会社)への優先的配本を提言しましたが、やはり間に合わなかったようです。本日は一般書店もぼちぼち扱いを開始するはずですが、「こんな古い作品は売れんだろう」と会社に判断されていたせいか、初版部数をかなり絞られていたため、当面は品薄状態が続く可能性があります。

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2006/08/27

【速報】スク水表紙、完売か?

Sarumanikki01

まさか、と思いましたが『月刊IKKI』の俺と相原くんのスク水メイド表紙の号(最新10月号)が売れているみたいだ、とアキバブログさんが報じておられます。

http://www.akibablog.net/archives/2006/08/post_712.html

世の中物好きが多いというか、いや、ただでさえそんなに売れてないIKKIが、あれで致命傷になるかもしれない、と密かに危惧しておりましたが、いい意味で裏切られたようでよかったです。確かにアマゾンでは現在売り切れになっておりますね。それにしても早速マーケットプレイスに中古が出ていて、2000円近いプレミアがついてますけど何考えてるんだかわかりません。

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2006/08/26

【猿漫】9月2日(土)池袋ジュンク堂で

『サルまん21世紀愛蔵版 上・下巻』発刊記念
相原コージ・竹熊健太郎 サイン会


「サルまん21世紀愛蔵版 上・下巻」の発刊を記念して、相原コージ・竹熊健太郎のサイン会が行われます。

日時:9月2日(土)13時~
ジュンク堂書店池袋本店B1F コミック売場


サイン会のお問い合わせ先:
ジュンク堂書店池袋本店 TEL03-5956-6111
・「サルまん21世紀愛蔵版」上・下巻ご購入者
限定100名様に整理券配布。

書籍販売&整理券配布開始日:8月29日(火)開店時より

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2006/08/25

【猿漫】アマゾンで予約受付開始

Amazon.co.jp: サルまん 21世紀愛蔵版 上巻: 本: 相原 コージ,竹熊 健太郎

Amazon.co.jp: サルまん 21世紀愛蔵版 下巻: 本: 相原 コージ,竹熊 健太郎

サルまん 21世紀愛蔵版 上巻
サルまん 21世紀愛蔵版 下巻

なかなか開始されずにやきもきしましたが、ようやく本日から『サルまん・21世紀愛蔵版』の予約受付がアマゾンで始まりましたのでお知らせします。各巻1680円。なお、正式発売は今月30日になります。表紙をクリックするとアマゾンに飛びます。

前にも書きましたが上・下あわせて従来の48ページ増(当社比)となっております。詳しい内容は、下記のエントリを参照してください。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_39f6.html

※8月29日から発売開始しました!

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2006/08/24

「スク水」が表紙になりました!

Sarumanikki01 そんなわけで再びお目汚しで恐縮ですが、明日(25日)発売の漫画雑誌「IKKI」(小学館)にて、俺のスク水姿と相原君のメイド姿のコスプレが表紙になっております。デザインは祖父江慎。

「IKKI」の編集長が『サルまん』初代担当ということもあって、今回の復刻版の宣伝も兼ねてこうなったわけですが、これが「IKKI」の致命傷になりはしないかと心配です。

俺の股間部ではみ出ていた毛は、CG修正でなんとかするかと思いきや、なんとスピリッツ創刊編集長にして現小学館筆頭専務・白井勝也さんの写真をはめ込むという荒技で処理されてます。さすがに講談社と覇権を争う日本最大級の出版社である小学館の現役筆頭専務をむさいオッサンの股間にレイアウトするというのは、いくら祖父江さんとはいえ、どうかしているのではないでしょうか。

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2006/08/20

【業務連絡】次のOFF会について

「たけくまメモ」第2回OFF会についてなのですが、『サルまん・21世紀愛蔵版』刊行記念も兼ねるということで、場所はここにしたいと考えてます。

たけくまメモプレゼンツ・『サルまん』復刊記念大OFF会●

●場所
北緯35°17′
東経139°41′

●日時
まだ未定(9月の土曜か日曜を予定)

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2006/08/17

【猿漫】装幀が完成

Web_4 Web_5 というわけで『サルまん・21世紀愛蔵版』の箱用装幀が完成しました。平田先生ご揮毫による「サルまん」題字が黄色っぽく見えますが、実はこれ金箔押しなのです。

金箔も最新タイプらしく、実物はもの凄く光りますので、店頭でも目立つかもしれません。しかしA5サイズになったので書店でもどこまで平積みされるかが勝負ですが……。

なお、これは「箱」の装幀で、箱をとると昔の『サルまん』が表紙になっております。

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2006/08/11

【緊急】無七志さん見てますか【業務連絡】

Munashi01 Munashi2 今年の2月頃、「萌え」がらみのイラスト添削を投稿メールしてくださった「無七志」さん、これ読まれてますか。至急、ご連絡さしあげたいことがあります。

2月に『サルまん・萌え企画』がらみのことで、相原コージくんの描いた「萌えギャル」をアップしたところ、多数の「添削指導」のご応募をいただきました。

このたび、その中の何点かの絵について、『サルまん』描き下ろし部分に使用したいと思い、菅野博之氏ほか何名かに使用許可のメールを出しました。ほぼ全員OKだったのですが、無七志さんからまだご返事が届いておりません。

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2006/07/30

スク水で写真を撮ってきました

Sukumizup1010181

正式な公開は8月の25日ですので完全にフライング発表ですが、本日生まれて初めてスク水(スクール水着)で写真を撮って参りました。まあ、隣に相原君もいるので察しはつくでしょうがあえて何も書きませんので皆さんも詮索しないでください。25日にはすべてが判明するはずです(ただし、スク水写真は使わないかもしれない。その場合はレアですよコレ)。

ここ3年くらいで異様に腹が出てしまいスク水なのか何なのかわからないのが難点です。ネコ耳も付けてるんですが、これもなんだかよくわかりませんです。

ちなみに『サルまん』の発売は8月28日ですが、翌29日は俺の46歳の誕生日です。ああ忙しい。

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2006/07/26

タイトルに著作権はない

Saruman1 ええと、またしても『サルまん』がらみのネタで恐縮であります。俺たち作者二人にとって、『サルまん』は自慢であり誇りでもあるのですが、どこが自慢で誇りかと申しますと、それはもう、ひとえに『サルでも描ける』というタイトルをつけたことであります。

まじで三日三晩かかりましたから。この間も、相原くんが保存していた当時のタイトルメモが出てきたんですが、2人で頭をひねって出したタイトルが、およそ300くらいありましたよ。

その中で、最後に残ったのが『仁義なきマンガ教室』『サルでも描けるまんが教室』の二つだったのです。なにしろ業界に対する嫌がらせみたいな作品でしたので、本当は『仁義なき』のほうが内容には会っていたんですが、略した時の語感が『ジンマン』より『サルマン』のほうがいいという、それが決定打となりまして、目出度く『サルまん』に落ち着いたのでありました。

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2006/07/25

【猿漫】『サルまん』製作快調!?

Sarumanhiratap1010111 『サルまん』の製作進行状況ですが、現在までのところは一応順調に推移しております。とはいえスケジュールを確認したら締め切りまであと1週間ちょいしかなくガクゼンとしてしまいました。

●名称 『サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版』(全2巻)

●題字 平田弘史

●判型 A5判ソフトカバー箱入り(結局A5になりましたが、箱入りで愛蔵感を出す一方、ソフトカバーで読みやすさも追求しました。)

●定価 各1600円(やや高いですが紙質とボリュームは過去最高ですのでお許しください。非常にいい紙を使いましたのでツブレもなく印刷できるはずです。ただし本の厚みが前より薄くなったのは驚きましたが。でも2冊で46ページも増えてるんですよ)

●発売 8月28日

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2006/07/04

【猿漫】昨日、平田先生宅にて

Sarumanhiratap1010108 8月末刊行予定の『サルまん』の題字をお願いしてきました。先生に絵入りの色紙をお頼みするのは大変なのですが、字であれば

「おう、いくらでも書くぞ」

ということで、昨日も

「違う。これではない!」
「次! 紙もってきなさい!」

と何枚も何枚も昼メシを食べるのも忘れて取り組まれまして、

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2006/06/18

今ここに書き込んでも

誰も読んでないだろうなあ。あ、ハーフタイムだ。

明日は相原コージくんの家で『サルまん』打ち合わせです。

なお、今回の『サルまん』の題字は平田弘史先生に依頼することで決定。今度先生のお宅にお邪魔します。

ようやく形が見えてきました。これまでのヴァージョンより48ページも増えることに。ほとんどの人が見たことのないエピソードも載るので、ご期待ください! (ただし定価が上下ともに1600円になってしまいました……。もっと安くなるよう、がんばったのですがごめんなさい。でも三分冊で売るよりはちょっぴり安くなったと思います)

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2006/05/22

【猿漫】『サルまん』復刊について

ちょっと春からそのままになっていて、一部では「どうなっているのか」とヤキモキさせていた『サルまん』復刊ですが、ようやく刊行時期が決まってきましたので取り急ぎ連絡します。正式アナウンスはもう少し後になりますが、現在決まっていることのみお知らせしましょう。

刊行時期は、8月末になりそうです。それで7月半ばにはすべての作業を終えようということで、「萌え企画」を始め、そろそろ再起動させなければなりません。

それから判型なんですが、すみません、いろいろあって結局A5判の2分冊になりました。97年に出たA5新装版のフィルムを流用するのが一番安上がりであることと、スタッフ一同の「やはりB6では見にくい」という声が強かったからです。小学館的にも、A5サイズで行こうという判断です。それって結局、

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2006/03/02

俺と萌え(番外2)斉藤環氏とのやりとり

2月26日に「俺と萌え(番外)萌えとフェチは違う?」でちょこっと触れた斎藤環氏の発言に関し、俺が若干誤解したまま書いてしまった部分があり、それに対し翌27日、俺のmixi日記のコメント欄で氏から「真意の説明」がありました。

いまさら解説するまでもないでしょうが、斎藤環氏は『社会的ひきこもり』(PHP研究所)などの著作で著名な精神科医であります。またラカン派心理学者の立場から、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版)『博士の奇妙な思春期』(日本評論社)『フレーム憑き』(青土社)などでマンガやアニメにおける「おたくと萌え」の問題に対し自説を積極的に発表されている論客であり、俺と同世代の友人であり、そして立派な「おたくオタク」(オタクに対してオタク的に追求する、ある意味典型的なオタク)でもあります(笑)。

医学者としての氏が「オタク」に注目した理由は、臨床の現場で日々「ひきこもり」の人たちと接するうち、それとは親和性が高いものの異なる存在である「オタク」の生き方に注目し、ひきこもりを「治療」する極めて実践的な方法論として、彼らに「オタクの勧め」を説いたところにあります。氏は「趣味の場やインターネットを通じたオタクのコミュニケーション能力」に触れ、これが「ひきこもり」との決定的な差異だという考え方をもたれています。

斎藤氏のユニークさは、世間で言われるようにオタクは決して非社会的な存在ではなく、むしろ「社会的な存在なのだ」と主張したところにあります。これは多くのオタク論の盲点を突いた視点であると言えます。

ところで俺はこのブログとは別に友人知古限定のmixi日記をやっております。始めたのは「たけくまメモ」より古く、初期は「たけくまメモ」と同じような内容を書いていました。今はこちらのブログ更新で手一杯で、「たけくまメモ」のURLリンクを貼って友人向けのコメントをもらうだけという、手抜き状態に陥っております。しかしmixi備え付けの別ブログリンク機能を使わず、URLをいちいち貼っていますので、mixiのコメント機能は独立して使えるメリットがあります。

斎藤氏は、最初は「たけくまメモ」にコメントをつけようかと思ったそうですが、こちらのコメント欄の流れに遠慮してmixiの方にコメントしてきました。一読して斎藤氏の立場がよくわかる重要な文章だと思いましたので、斎藤氏の許可を得てこちらに転載するものです。

以下、当該エントリに今一度目を通されたうえで、斎藤氏と俺のやりとりをお読みください。自分のコメントに手を加えたい欲求にかられましたが、氏のコメントは原文ママですので、誤字を除いては俺のも原文ママで行きます。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_6392.html

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2006/02/26

俺と萌え(番外)フェチと萌えは違う?

前回のエントリのコメント欄で、「くろいぬ」さんが、「たけくまさんが言っている“動き萌え”はフェチのことであって、本当の萌えとは違う」というようなご意見を書かれ、ご自分のブログでもエントリ化されています。

●くろいぬの矛盾メモ「萌え」とは「特定のキャラ属性を持つキャラへの受動的な全肯定」)
http://d.hatena.ne.jp/shields-pikes/20060225/p1

実は精神医学者の斉藤環さんからも似たようなこと(フェチと萌えは違う)を言われたことがあって、ただそのときは特に議論を深めるまでもなく、それっきりになっていました。斉藤さんの真意はよくわからないんですが、今度会ったら聞いてみたいと思います。(※註)

正直、「(露骨な)エロと萌えは違う」というのは、わかるんですけど。あるいは「可愛い」と「エロ」の中間に「萌え」があるというなら、わかる。ただ俺には今でも「フェチ」と「萌え」の本質的差異がよくわからなかったりするわけです。たとえば「メガネっ娘」に萌えるとか、ネコミミなどに萌えるっていうのは「フェチ」とどこが違うのかとか。

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2006/02/24

俺と「萌え」(2)

Bitmap-42

この一連のエントリ、じつは構成をキッチリ決めて書いているわけではありません。俺が過去に感じた「萌えみたいなもの」、あるいは「萌えのルーツ」について、知りうる範囲を、多少とりとめのないまま書くつもりなのであります。

ちゃんと考えが整理されているわけではありませんし、そもそも俺が書いている「萌え」は、現在使われている「萌え」とは違うものかもしれません。それでもどこかで繋がっていると思いますので、一種の思索のたたき台として、話を続けます。

「萌え」について語る人は現在、無数にいますよね。ネット内の皆さんはもちろんのこと、アカデミズム系論客などでも。伊藤剛くんもその一人だし、東浩紀、斉藤環、森川嘉一郎氏なんかがそうですね。つーか、全員俺の知り合いですけど(笑)。

これから俺が書くことは、彼らには何の責任もないのだけれど、以前からひとつだけ気になって仕方がないことを指摘しようと思うわけです。それは全員が「静止画の萌え」しか語っていないということです。これは別に彼らに限った問題ではないんですが、俺的にはけっこう気になることなんですよ。

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2006/02/22

俺と「萌え」(1)

Amazon.co.jp:バンパイヤ (1)手塚治虫漫画全集 (142): 本バンパイヤ (1)

今回のエントリ、もともと『サルまん・萌えプロジェクト』とは別に考えていたものでして、実は昨年春に一度予告もしていたやつです。その後『サルまん』の萌え企画が生まれましたので、そちらに合流させようとタイミングを伺ってきました。ようやく書けてほっとしてます。

これまで俺は「萌えがわからない」と言ってきたんですけど、じつは厳密にいうなら「萌えがここまでメジャーになっている事態がよくわからない」と言うほうが正しいかもしれないです。俺自身、胸に手を当ててみるなら、萌えにまったく縁がないわけでもない。2次元キャラに疑似恋愛感情を抱くようなことは、俺などにもあったわけですし。

俺の世代は別名オタク第一世代とも言われますけど、この世代が支えた70年代末のロリコン=美少女マンガブームは、「萌え」の直接的ルーツと言っても異論はないのではないかと思います。まあ俺自身には、特にロリコン趣味はないんですが、しかし80年代には『漫画ブリッコ』なんて雑誌で連載もしていたくらいで、結構そういうのは身近でありました。周囲にもロリコン同人誌作ってる奴がたくさんいましたし。

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2006/02/20

【猿漫】相原「萌え絵」添削

昨日の相原コージ先生の萌え絵に早速皆さんのツッコミ、否、懇切丁寧な添削が送られてきました。その一部をご紹介したいと思います。相原先生はこれを見て勉強してみてください。

さて実は一番最初にお送りくださったのが、『漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる』でもおなじみのマンガ家・菅野博之さんからでした。以下メールの一部と一緒に引用させていただきます。

kannohiroyuki 《私の絵自体、萌では無いので赤ペンも萌を語るのもおこがましいのですが修正を入れた感想としては、「エラ」が最大のネックではないかと思いました。萌絵の顔面は骨格無視なので、あごを意識しすぎると「エラ」になってしまうような気がします。エラをなくして絵的に調整すると、あごの位置がしゃくれて感じるので少し耳側にずらすとよいようです。(菅野博之)》

moeme SOUさん(左図)は、特に目の描き方についてご指摘くださいました。ただこれは、特に萌えだけではなく昔ながらの少年マンガ的な描き方にも通じるものがあるかもしれませんね。手塚系アニメ絵→少女マンガ経由→萌え絵、という流れがあるような気がします。

萌え絵のルーツの一端は、待ちがないなく手塚治虫経由のアニメ絵に求められると思いますが、現在の萌え絵に至る描線の発展史は、一度追求する価値があると思います。これについては今度エントリを改めてやってみたいと思います。

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2006/02/19

【猿漫】相原先生の萌えキャラ

aihara-moe-06aihara-moe-00 相原コージ先生が忙しい合間を縫って可愛い「萌え絵」を描いてくださいましたYO!

「一応、メイドでツインテールでメガネっ娘にしてみました。アホ毛っていうんですか? 頭頂部にもオバQみたいな毛を2本入れてみたのがチャームポイントです。個人的にはとても気に入ってるんですが、いかがでしょう。息子が来年受験で何かとお金もかかりますし、この際、思い切って萌えマンガ家に転向して収入拡大の道を考えてます」(相原コージ・談)

ということなんですが、萌えについては俺も相原先生とどっこいどっこいの初心者なので同じく不安であります。そこで親切かつ腕に覚えのある読者の皆さんのご意見を伺いたいところです。『サルまん』の描き下ろしが成功するか否かは、相原先生の萌え絵にかかっていますので。

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2006/02/14

【猿漫】「サルまん」の作り方・補足

前回のエントリでは『サルまん』の作り方と称して、アイデアの生成過程について述べましたが、これは実は『サルまん』独自のものでもなく、多くの創作の過程にも通底するプロセスであったりします。ここではその補足として、もうひとつ、これをやればより『サルまん』らしくなるというポイントを付け加えてみたいと思います。

それは「作中の二人は、売れている(はやっている)物を絶対肯定するであります。

『サルまん』の基本プロットは、マンガ家の卵である「相原」と「竹熊」がいろいろやって「売れっ子マンガ家」となり、最終的には「日本を征服する(つもりでがんばる)」というものです。ですから、とにかくそのときに売れているマンガを全肯定し、その「売れるポイント」を抽出して応用することで、より「売れるマンガ」を描こうとするのがそのあらましです。

個人の趣味やマンガとしての善し悪しはこの際関係ありません。とにかく売れてもうかればいい、というドライなホリエモン的価値観が、作中の二人を支配しているわけです。

もちろんあの二人のことですから、その課程でさまざまな勘違いやボケが発生し、最終的には気が狂った作品になることで読者の皆様にお笑いいただかなければなりません。目的はそこなんですが、しかし、そのためにも一度真面目に対象ジャンルを考察しておくことが必要になります。

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2006/02/12

【猿漫】「サルまん」の作り方

saruman-1 『サルまん』プロジェクトを再開するにあたり、重要なことを確認しておきます。これから我々は「萌え」をテーマに『サルまん』を一本仕上げてみようというわけです。しかも可能な限りその一部始終をネットで公開しようというのですから、このブログをご覧のみなさんも心得ておいて損はないでしょう。すなわち「サルまんの作り方」と申しますか、あの作品を作るための秘訣をこれから書きたいと思うわけです。

もちろん『サルまん』を『サルまん』たらしめる要素はいくつかあるわけですが、かつて我々が連載していたときには、1本仕上げるうえで必ず踏襲するプロセスがありました。それを出来る限り順番を追って、忠実に整理してみたいと思います。


(1)テーマを決める

これはどんな作品でもそうでしょうが、まず最初に「何をモチーフやテーマにするか」から始まります。『サルまん』の場合、「マンガの描き方のパロディ」というコンセプトが大前提にありますので、当然、さまざまなマンガのジャンルや、マンガと強く関係する事象が対象になります。今回はとりあえず「萌え」を扱うことは決まっていますので、(1)のプロセスは終了しています。

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2006/02/09

【猿漫】そろそろ再開したい

年末年始はなんだかんだでスルーしてしまいましたが、ぼちぼち「サルまん・萌えプロジェクト」を再開します。それで昨日、相原くんと担当の天野さんとで打ち合わせを再開したのですが、例の「判型」の件で、また新しい動きがでてきました。判型をどうするかについては、すでに当ブログでも議論しています。詳しくは以下のURLをみてください。

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_3f9d.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_5c6e.html
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_4b68.html

↑んで、俺的には「ここは思い切ってB6にしてみようか」と思っていたところ、このたび小学館から別の提案が出てきました。要するに判型はA5に戻して2分冊とし(97年に出た新装版と同じ)、その代わり思い切ってハードカバーにする。全体を厚めにして、単行本未収録原稿や、描き下ろし部分を含めて「豪華愛蔵版」として出す、というものです。

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2005/12/10

【業務連絡】サルまん、OFF会、その他

年末進行が最後の追い込みというか修羅場にさしかかっております。来週一杯、場合によってはクリスマスまでこの状況が続くので、こちら用のネタがなかなか投入できずにすみません。まあ合間を見てなんとかアップしていきたいと思っています。

ところで昨日小学館へ行きまして、『サルまん』やそれ以外の諸々の件で、一気に四つくらい打ち合わせをしてきました。そのうちふたつについてはまだちょっと書けないのですが、書ける範囲で言えば『サルまん』とは別に、来年の春、もう一冊本が出ます。『私もマンガ家だった』というタイトル(仮題)で、昔俺がスピリッツの増刊号で連載していたインタビュー記事を、再構成して本にするというものです。

内容は基本的に、若い頃にマンガを描いていた、またはマンガ家になろうとしていたが挫折して今は違う仕事をしている有名人に俺がインタビューをしたものですが、メンバーがなかなか豪華です。

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2005/12/05

【猿漫】ジュンク堂池袋店にて

saruman-jyunkudo-P1000880 昨日の日曜日、さっそく「B6縮小判サルまん」(中身はバガボンド・20世紀少年・ケロロ軍曹)を持ってジュンク堂池袋店に行ってまいりました。いきなり行ったのでコミック売り場のTさん(♀)もビックリしていました。なんでもその日はちょうど青池保子先生のサイン会があるとかで、準備に大忙しの最中なのに余計なお願いをして申し訳ありませんでした。

ジュンク堂池袋店MAP

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ジュンク堂は全国にチェーン展開する大規模書店なのですが、まさしく「本好きのための本屋さん」と呼べる数少ない店。平台よりも棚差しに力を入れたユニークな店の造りで、印象はまるで図書館のよう。もちろん棚差しのほうが量を置けますので、その在庫量はまさに圧倒的です。棚の分類なども痒いところに手が届く感じで、店内には机と椅子を用意して「座り読み」のできるスペースもあり、本との「出会い」を大切にしているお店の方針がうかがえます。池袋店は地下一階の全フロアがコミック売り場になっていて、現在流通しているマンガのすべてを置く方針とのこと。本好きであれば、一度足を踏み入れたらリピーターになること請け合いであります。

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2005/12/03

【猿漫】思い切ってB6にしてみました

saruman-hankei-P1000840 「サルまん」判型問題のつづきなんですが、近所のコンビニで表紙の縮小カラーコピーをとってきました。いまではこんなことがすぐできるので、いい時代です。

とったコピーを切り抜いて、手元にあった『バガボンド』(井上雄彦・講談社刊)の表紙にかぶせてみました。なんですか、たったこれだけのことなのに物凄く売れそうな気がするから不思議です。

saruman-hankei-P1000844 さあ、これでB6判の『サルまん』見本が完成しました! オリジナルのB5サイズと比べてみてください! 『サルまんmini』って感じでプリティな気がしませんか? 中身はバガボンドですけど。

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2005/12/02

【猿漫】サイズに関するご相談

saruman-hankei-P1000836

←写真左からB5(週刊誌サイズ)、A5(教科書サイズ)、B6、新書、文庫

「サルまん」来春発売にあたりまして、描き下ろし以外にも決めておかなければならないことがあります。そのひとつが判型(本のサイズ)なんですが、最終決定の参考にしたいと思いますので、皆様、特にこれを読まれている書店員の方にご意見をお伺いしたい。

最近まで俺はよく知らなかったんですが、今のマンガの売れゆきに極めて重大な影響を与えるものに「判型」があるのだそうですね。先日池袋のジュンク堂に行った際、地下のコミック売り場で名物店員のTさん(♀)と立ち話をしておりましたところ、Tさんから「書店の希望としては、新たに出る『サルまん』は、できればB6にしてほしい」と言われたんですよ。

こちらとしてはそれまで「オリジナルのB5(雑誌サイズ)が理想なんだけど、定価が高くなるからやはりA5(教科書サイズ=新装版のサルまんがこのサイズ)かなあ」と漠然と考えていたわけです。そしたらTさんが「いや、今はB6以外は全然売れない」のだとおっしゃるわけです。

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2005/11/23

【猿漫】その後のバカなあたし

takekuma_color その後もロドリゲス奈々子こと「バカなあたし」の萌え画像が届いておりますので、ここらでまた公開いたしましょう。まず左の図は無七志さんのカラー版バカなあたしなんですが、俺の絵をベースにパステル調にカラーリングしていただきまして、なんか色彩は完全に「萌え」のような気がします。無七志さんは、これのヴァリエーションで「SONOKOエフェクト」版も投稿していただきました。
sonoko_efect

これがそうですが、俺としてはここまでやらなくとも、上の図でもじゅうぶん萌える気がします。やはり萌え絵はパステルカラーですよね!

萌えといえば、あの夏目房之介さんも自分のブログで「萌えについての断章」を書かれていました。なんかここに来て「萌え世代」以外から「萌えとは何か」を考察する動きが始まってきたみたいです。こうなると必ず若い世代から「けッ、オヤジに萌えの何がわかるっていうんだよ!」というボヤキが聞こえてきそうですが、それだけ萌えが無視できない現象になってきたということなのでしょう。

http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004000.html
(夏目さんのブログ)

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2005/11/20

【猿漫】これは素晴らしい!

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えー。前エントリのコメント欄に載りましたが、色瀬さんが俺の萌えキャラを整形していただきまして、本当に萌えっぽくなったので驚いております。

http://d.hatena.ne.jp/irose/20051119 (色瀬さんのページ)

これをみると、とりあえず描線を整理して白塗りっぽくし、鼻を省略するだけでそんなふうに見えるものなんですね。鈴木その子効果、いや、SONOKOエフェクトとでも申しますか。まだまだ研究しなければなりませんが、萌えの秘密の一端がかいま見えた感じがします。

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2005/11/18

【猿漫】バカなあたしが次々に!

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さっそく、読者のみなさんから「バカなあたし」の萌えバージョンが続々送られてきて嬉しい限りです。

作者は、一番左から(オリジナル版)、豆たろうさん、SOUさん、永田電磁郎さんの4名。みなさんなぜかツインテールメガネメイド版ではなく、オリジナル版から描かれてますね。

以降、投稿する人や、前エントリのレスもこちらにお願いします。いろいろな「萌え」の形から、勉強したいと思いますので、腕に覚えのある方はよろしくどうぞ。

それから、早いうちに別掲示板を作ったほうがいいかもですね。ココログのコメント機能は貧弱すぎるので。(つづく)

◎このエントリへのコメント→★

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2005/11/17

【猿漫】可愛い女の子が描けません

bakanaatashi-01 いよいよ始まりました「サルまん・萌えプロジェクト」ですけど、相原くんは当分作業にかかれないようなので、しばらくは俺のほうで勝手に進めたいと思います。

一応、俺自身もカンを取り戻すため、久しぶりに可愛い女の子の絵を描いてみることにしました。ペンで紙に何か描くのは五年ぶりでしょうか。写真も何も見ないで描いたので多少デッサンが狂っているのはご愛敬ということでお願いします。右の小指は別に歯をほじっているのではなく、爪を噛んでいるのです。

描いているうちは結構萌えてたんですが、いざ仕上がってから見直すと、あまり可愛くないような気がしてきました。どうやったら今風の絵になるのか見当もつきません。

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2005/11/16

【猿漫】『サルまん』のここが古い!

erokome-01 『サルまん』復刊に当たり、今となってはもう古くさくなっている部分を点検してみました。でもやるんじゃなかった。ページをめくる度に古い箇所が続々と発見されております。たとえば左のウンチク部分とか。俺が担当したコラム(イラスト含む)ですが、エロコメの回ですね。

 そうそう、エロコメってのは「エッチ系ラブコメ」みたいな意味の造語で、サルまんで流行らせようとして考案したんですけど、イマイチ流行りませんでしたね。まーそれはともかく、ここで俺は「昔のエロ劇画」と「現在のエロコメ」マンガを対比しているんですが、「現在」の部分が決定的に古くなって目も当てられません。これだと、だいたい80年代初頭のエッチマンガの感覚ですかね。エロまでは行かないような。でもこれ描いた時期は90年初頭で、そもそも連載当時から古かった…んですけど、まだ遊人とか国友やすゆきさんなんかが全盛でしたからね、かろうじて許容範囲でした。この頃はまだしも。

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2005/11/15

【業務連絡】『サルまん』復活にご協力を

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 さて、この夏から水面下で進行しておりました『サルまん』復刊プロジェクトにつきまして、ここに謹んでご報告いたします。

 まず経緯から紹介しますと、92年にオリジナル版の3巻が出て早13年、97年には上下2巻の新装版が出ましたが、それから数えても8年が経過し、どちらもとっくに品切れ状態であるにも関わらずあくまで絶版ではないので他社から出すわけにもいかないという蛇の生殺し状態にあった『サルでも描けるまんが教室(愛称・サルまん)』でありますが、結構、「もう一度読みたい」という読者の声も根強くあったのです。

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